市場ニュース

戻る
 

【市況】15日の株式相場見通し=売り買い交錯か、米株高好感も目先利益確定売り圧力

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより
 15日の東京株式市場は、売り買い交錯で方向感の定まりにくい展開が想定される。前日の米国株市場でNYダウ、ナスダック総合指数ともに大幅上昇したことを受けリスク選好ムードだが、前日に日経平均は600円近い上昇をみせていることもあって、2万円大台を前に目先利益確定の動きも出ることが想定される。注目されたIMFの世界経済見通しでは2020年の成長率をマイナス3.0%に引き下げており、1930年代の世界大恐慌以来となる経済悪化で実勢悪に対する懸念も出やすい。引き続き全体相場のセンチメントは各国政府や中央銀行による政策期待との綱引きとなる。足もと外国為替市場でドル安・円高に振れていることはネガティブに作用する可能性がある。

 14日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比558ドル99セント高の2万3949ドル76セントと急反発。ナスダック総合株価指数は、同323.316ポイント高の8515.741だった。

 日程面では、きょうは取引終了後に3月の訪日外客数が発表。海外では4月のNY連銀製造業景況感指数、4月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数、3月の米小売売上高、3月の米鉱工業生産・設備稼働率、2月の米企業在庫など。また、G20財務大臣・中央銀行総裁会議(テレビ会議)が開催。韓国市場は休場。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均