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【材料】イルグルム 2020年3月の全社売上高は、前年同月比8.3%の増加

 株式会社イルグルム(東証マザーズ上場、コード:<3690>、岩田進社長)は、4月8日に2020年3月の売上高を発表した。同月の全社売上高は、209百万円、前年同月比8.3%の増収となった。2018年10月以降、17ヶ月連続で2桁の増収を維持していたが、1桁後半の伸びにとどまった。

 但し、全社売上高の9割以上を占めるマーケティングプラットフォーム事業は、3月単月の売上高が、約201百万円、前年同月比17.3%の増収と好調を持続している。同事業のコアとなるアドエビスの単価の上昇に加え、事業買収したアドレポ事業やADPLAN事業が増収に寄与している。

 一方、商流プラットフォーム事業の3月の売上高は、約8百万円、前年同月比61.6%の減収となった。これは同事業内のノンコア事業の縮小を進めたもので、ほぼ想定通りと思われ、また全社売上高に占めるウエイトは小さい。
なお、今上期(2019年10月~2020年3月、累計)の全社売上高は、1,235百万円、前年同期比14.2%の増収、また通期の会社売上高計画27億円(前期比22.6%の増収を予想)に対する進捗率は、45.7%(前上期の通期に対する進捗率実績は、49.1%)。

 上期の業績予想は非公表である。コロナウイルスによる業績への影響は、営業面などでは一時的なマイナスはあるものの、ストック型のサブスクリプションが中心のビジネスモデルであるため、現状では軽微にとどまるものと思われる。なお、上期決算発表は、5月8日を予定している。

(出典)株式会社ウイルズ

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