【特集】「遠隔医療」が2位にランク、オンライン診療の初診解禁で普及加速<注目テーマ>
MRT <日足> 「株探」多機能チャートより
1 テレワーク
2 遠隔医療
3 マスク
4 人工呼吸器
5 コロナウイルス
6 巣ごもり
7 eラーニング
8 5G
9 教育ICT
10 医療機器
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「遠隔医療」が2位となっている。
新型コロナウイルス感染拡大の阻止に向け、きょうにも「緊急事態宣言」が発令される。これにより、一層の外出自粛が求められることになるなか、インターネットや電話を使い自宅や職場で診察を受けられる遠隔医療の重要性はますます高まっている。関連する銘柄は、3月の歴史的な大暴落のさなかでもいち早く上昇基調に転じており、これも更なる注目度の上昇につながっている。MRT<6034>やメドレー<4480>などはその代表格で3月下旬から4月にかけて急騰したものの、「初診からのオンライン診療は通院中や過去に受診歴がある場合のみといった限定的な容認になる」と伝わると、3日にはそれまでの反動もあり急落、関連株は軒並み安となった。しかし5日、今度は「政府は新型コロナ収束までに限り、初診でのオンライン診療を全面的に解禁する」と複数のメディアが報じると翌6日には一転、関連株に買いが集まりオプティム<3694>、メドピア<6095>などは急反発、MRTやメドレー、ケアネット<2150>はストップ高となった。
きょうはポート<7047>が、高血圧の診療を中心に初診からオンライン診療を始められるサービスの提供準備が完了したとの発表を受け、ストップ高カイ気配に買われている。そのほかエムスリー<2413>、ニプロ<8086>、ビー・エム・エル<4694>などが上昇している。一方、前日の急上昇もありMRTなどは反落、CEホールディングス<4320>やソフトマックス<3671>、JMDC<4483>、Welby<4438>なども下落している。
出所:MINKABU PRESS