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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):フェリシモ、ブロッコリー、ライドオンE

フェリシモ <日足> 「株探」多機能チャートより
■フェリシモ <3396>  994円  +41 円 (+4.3%)  本日終値
 フェリシモ<3396>は続伸。3月31日の取引終了後、集計中の20年2月期連結業績について、営業利益が1億1600万円から3億400万円(前期比43.1%減)へ、純利益が1億8300万円から3億6500万円(同47.5%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。生活雑貨及び手作り雑貨分野の売り上げが計画を下回ったほか、外部ファッションサイトでのファッション商品の売り上げが計画を下回ったことなどから売上高は302億7600万円から286億700万円(同1.0%減)へ下振れた。ただ、梱包仕様の変更などにより出荷関連コスト比率が予定を下回ったことに加えて、新規事業分野の広告費が減少したことが利益を押し上げたとしている。

■ブロッコリー <2706>  1,219円  +47 円 (+4.0%)  本日終値
 ブロッコリー<2706>が大幅続伸。3月31日の取引終了後、集計中の20年2月期単独業績について、売上高が63億円から64億7900万円(前の期比8.4%増)へ、営業利益が4億円から6億8000万円(同15.9%減)へ、純利益が3億円から3億7800万円(同31.3%減)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。2月に開催したイベント会場でのグッズ売り上げが好調だったことや、「劇場版うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダム」関連グッズにかかるロイヤルティー精算が製作委員会から行われたことなどが寄与したという。

■ライドオンE <6082>  1,386円  +50 円 (+3.7%)  本日終値
 ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>が続伸。3月13日につけた年初来安値880円を底に切り返しに転じており、1500円台を視界に捉えてきた。新型コロナウイルスが感染拡大するなか、強まる外出自粛要請に家庭内で食事をとる世帯が増加するとの思惑が、宅配すし「銀のさら」などを展開する同社の株価を後押ししており、巣ごもり消費関連の一角としても注目度が高い。また、同じくフードデリバリー関連の出前館<2484>は、きょう上ヒゲで129円高の1189円まで買われ年初来高値をつけたものの、利益確定売りに値を消す展開。同社は、3月26日の取引終了後に筆頭株主のLINE<3938>との資本・業務提携を発表。これを受けて急速人気となり、前日まで3日連続のストップ高になっていた。

■TDSE <7046>  1,831円  +45 円 (+2.5%)  本日終値
 テクノスデータサイエンス・エンジニアリング<7046>が続伸。3月31日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を7900万円から1億1900万円(前期比39.0%減)へ、純利益を5300万円から8100万円(同44.5%減)へ上方修正しており、これが好感されたようだ。一部案件が延期または中止となったことで、売上高は14億2200万円から13億7300万円(同1.6%増)へ下方修正した。ただ、研究開発による社内蓄積データのライブラリ化の強化などによりプロジェクトを効率的に推進したことで、外注費をはじめとする経費を大幅に削減できたことなどが寄与した。

■シイエム・シイ <2185>  1,460円  +28 円 (+2.0%)  本日終値
 シイエムシイ<2185>が反発。きょう午前11時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.82%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から6月30日まで。併せて、名証2部上場記念配当2円を実施する形で、20年9月期の期末一括配当を従来計画の48円から50円(前期は40円)に増額修正したことを好感する買いも向かった。

■ネオス <3627>  520円  +7 円 (+1.4%)  本日終値
 ネオス<3627>は逆行高。同社は昨年、政府が小中学生に1人1台のパソコンを配布する方針を打ち出したことをきっかけに、教育ICT関連として急浮上した経緯がある。しかし、その後の新型コロナウイルス感染拡大による全体相場の急落にはあらがえず、3月13日には364円とリーマン・ショック時以来、約11年ぶりの水準まで売られたが、ここを底値に切り返している。きょう昼に、育伸社(東京都台東区)が提供する小学生向け教材「ほーぷ英語」に連動した学習アプリを開発したと発表しており、教育ICT関連株が再び注目されるなかにあって、上値指向を強めている。

■アイドマMC <9466>  364円  +1 円 (+0.3%)  本日終値
 アイドママーケティングコミュニケーション<9466>は3日ぶりに反発。3月31日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。発行済み株式数の5.0%に相当する68万株、または2億円を上限としており、取得期間は5月1日から9月30日まで。株主還元及び資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。

■エードット <7063>  1,660円  -490 円 (-22.8%)  本日終値
 31日に発表した「特別損失2.6億円が発生」が売り材料。
 20年6月期第3四半期に債権回収不能見込額に対する貸倒引当金繰入額として2.6億円を特別損失に計上する。

■ヤマシタHD <9265>  1,505円  -254 円 (-14.4%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 31日に決算を発表。「12-2月期(3Q)経常は赤字転落」が嫌気された。
 ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265> が3月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常利益は前年同期比82.5%増の5億2200万円に拡大し、通期計画の6億3900万円に対する進捗率は81.7%に達し、5年平均の31.4%も上回った。
  ⇒⇒ヤマシタHDの詳しい業績推移表を見る

■YE DIGITAL <2354>  367円  -45 円 (-10.9%)  本日終値
 31日に決算を発表。「前期経常は25%増益で上振れ着地、今期業績は非開示」が嫌気された。
 YE DIGITAL <2354> [東証2] が3月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年2月期の連結経常利益は前の期比25.3%増の5.8億円に伸び、従来予想の5.5億円を上回って着地。なお、21年2月期の業績見通しは開示しなかった。
  ⇒⇒YE DIGITALの詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 アイスタディ <2345>  1,340円  +300 円 (+28.9%) ストップ高   本日終値
 Welby <4438>  1,349円  +300 円 (+28.6%) ストップ高   本日終値
 ベクター <2656>  227円  +50 円 (+28.3%) ストップ高   本日終値
 シーズメン <3083>  249円  +50 円 (+25.1%) ストップ高   本日終値
 レオクラン <7681>  1,581円  +300 円 (+23.4%) ストップ高   本日終値
 など、19銘柄

●ストップ安銘柄
 オルトプラス <3672>  414円  -100 円 (-19.5%) ストップ安   本日終値
 中京医薬品 <4558>  574円  -100 円 (-14.8%) ストップ安   本日終値
 など、2銘柄

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