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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):リバーHD、スターマイカ、デルタフライ

リバーHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■リバーホールディングス <5690>  570円  +46 円 (+8.8%)  本日終値
 リバーホールディングス <5690> [東証2]が急伸。30日大引け後、従来未定としていた20年6月期の期末一括配当は35円(前期は4円)実施する方針としたことが買い材料視された。普通配当25円に加え、東証2部上場記念配当10円を実施する。前日終値ベースの期末配当利回りは6.68%となり、配当取りを狙う買いなどが向かった。

■スターマイカ <2975>  1,471円  +79 円 (+5.7%)  本日終値
 スター・マイカ・ホールディングス<2975>が大幅反発。30日の取引終了後、上限を25万株(発行済み株数の1.37%)、または3億円を上限とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。取得期間は3月31日から21年3月30日まで。同時に発表した第1四半期(19年12月~20年2月)連結決算は、売上高84億1500万円、営業利益10億5900万円、最終利益5億1000万円となった。持ち株会社体制移行前のスター・マイカとの比較では、持ち株会社体制移行に伴い、前期第3四半期から連結決算に移行したため前年同期との比較はないものの、移行前のスター・マイカとの比較では、売上高13.9%減、営業利益17.6%減、最終利益32.8%減だった。主力のリノベマンション事業は増収増益だったものの、前年同四半期に計上したインベストメント事業の物件売却の反動減の影響を受けた。なお、20年11月期通期業績予想は、売上高352億5900万円(前期比9.6%増)、営業利益33億8700万円(同6.6%減)、最終利益18億4600万円(同8.7%減)の従来見通しを据え置いている。

■デルタフライ <4598>  781円  +37 円 (+5.0%)  本日終値
 Delta-Fly Pharma<4598>が急伸。午前9時ごろ、抗がん剤候補化合物「DFP-14323」に関して、国内第2相臨床試験の症例登録が完了したと発表しており、順調な進捗を好感した買いが入った。なお、同件による業績への影響は現時点ではないとしている。

■キャンバス <4575>  537円  +20 円 (+3.9%)  本日終値
 キャンバス<4575>が反発。30日の取引終了後、同社の抗がん剤候補化合物「CBP501」のフェーズ1b臨床試験のデータが、20年の米国臨床がん学会(ASCO)の年次総会で発表されることが決定したと発表しており、これが好感された。なお、同社では同件による業績への影響はないものの、目下の最優先課題としているCBP501提携獲得に向けて、好影響を及ぼすと見込んでいるという。

■ファイズHD <9325>  899円  +29 円 (+3.3%)  本日終値
 ファイズホールディングス<9325>が大幅続伸。米アマゾンを主要顧客にEC事業者向けの荷物の取り扱いを主力としており、巣ごもり消費関連の一角として継続的な物色人気を集めている。米国株市場では全体相場の乱高下が続いているが、アマゾンは新型コロナウイルスのマイナス影響を受けにくい銘柄として全体相場に先駆け3月中旬を境に上昇基調を続けている。

■ネクストジェン <3842>  1,485円  +46 円 (+3.2%)  本日終値
 ネクストジェン<3842>が上値追い加速。3月から次世代通信規格「5G」の国内商用サービスが開始されたが、そのなか同社は協和エクシオ<1951>と資本・業務提携し、企業や自治体が5Gを活用したネットワークを構築できるローカル5G分野などで事業拡大を図っていく方針。また、新型コロナの影響で注目度が増しているテレワーク分野では、スマートフォン内線ソリューションの提供を2月から始め、需要開拓を進めている。

■ケイブ <3760>  725円  +17 円 (+2.4%)  本日終値
 ケイブ<3760>が急伸。30日の取引終了後、テレビ朝日ホールディングス<9409>傘下のテレビ朝日及びでらゲー(東京都渋谷区)とスマートフォンゲーム製作委員会へ出資すると発表したことが好感された。製作委員会の設立は、リリース後の成功確率を高め、収益を極大化するのが狙い。製作するゲームの名称などは未定で、ケイブは3億600万円を出資。同社取締役の岡本吉起氏がプロデューサーを担当するほか、同社がパブリッシャーとなってゲームを運営するとしている。なお、同件が20年5月期業績に与える影響は軽微としている。

■オンコリス <4588>  1,312円  +17 円 (+1.3%)  本日終値
 オンコリスバイオファーマ<4588>が4日ぶりに反発。30日の取引終了後、同社の腫瘍溶解ウイルスの開発パートナーである岡山大学が、次世代テロメライシンOBP-702の開発に関して、日本医療研究開発機構(AMED)の助成を受けることが決定したと発表しており、これが好感された。なお、同社ではOBP-702に関して、22年までに臨床試験の開始を目指しているという。

■ビジ太田昭 <9658>  2,680円  +32 円 (+1.2%)  本日終値
 ビジネスブレイン太田昭和 <9658> が10日続伸。30日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→20億円に17.6%上方修正。増益率が2.8%増→21.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。コンサルティング・システム開発事業の値上げ効果や品質改善への取り組みで利益率が向上したことが寄与。マネージメントサービス(BPO)事業で生産性向上や費用構造の改善が進んだことも利益押し上げた。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の50円→55円(前期は40円)に増額修正した。併せて、6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表。これを受けて、株式流動性の向上や投資家層の拡大を好感する買いも向かった。

■ダイケン <5900>  620円  +7 円 (+1.1%)  本日終値
 ダイケン <5900> [JQ]が反発。30日大引け後、20年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.3億円→4.2億円に27.6%上方修正。増益率が22.7%増→56.5%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。主力の建築関連でエクステリア製品の販売が伸び悩み売上高は計画を下回ったものの、営業活動の効率化や輸送費の削減、一部製品の値上げ、利益率の高い製品の販売に注力したことが奏功し、採算は大きく改善した。

●ストップ高銘柄
 ヒトコムHD <4433>  923円  +150 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 ネオジャパン <3921>  1,030円  +150 円 (+17.1%) ストップ高   本日終値
 ハナツアーJ <6561>  550円  +80 円 (+17.0%) ストップ高   本日終値
 田中化学研究所 <4080>  554円  +80 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値
 フーバーブレイン <3927>  700円  +100 円 (+16.7%) ストップ高   本日終値
 など、14銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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