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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

リプロセル <日足> 「株探」多機能チャートより

■リプロセル <4978>  396円 (+80円、+25.3%) ストップ高

 リプロセル <4978> [JQG]がストップ高。30日午前10時ごろ、 新型コロナウイルス用ワクチンの開発を目指す国際的研究コンソーシアムへの参加を発表しており、これが好感された。同コンソーシアムは、ベルギーのeTheRNA社が中心となって推進。ワクチンは医療従事者や感染者の家族など感染リスクの高い人々を初期のターゲットとし、鼻腔内への投与でワクチン効果を狙うという。また、コンソーシアムの技術を活用することで、将来、新型コロナウイルスが変異した場合にもワクチン効果が維持されるようにデザインする予定という。

■シンシア <7782>  361円 (+71円、+24.5%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。シンシア <7782> が急反騰。27日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の8.05%にあたる50万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から12月18日まで。

■トビラシステ <4441>  1,400円 (+234円、+20.1%) 一時ストップ高

 トビラシステムズ <4441> [東証M]が続急騰。スマートフォン向けのクラウドビジネスフォン「トビラフォンCloud」を30日正午から販売開始すると発表し、これが好感された。同サービスは、従来のPBX(構内交換機)をクラウド化し、インターネット上での通話が可能となるサービス。これまで社内でしか内線を回せなかった従来型のビジネスフォンに替わり、社内外どこにいても内線、保留、転送などを使用できることから、 テレワーク環境を支援するとしている。また、同社の迷惑情報フィルターが標準付帯していることから、不要なセールス電話などを拒否して業務効率を高めることができるのも特徴という。なお、業績への影響は軽微としている。

■アイスタディ <2345>  981円 (+150円、+18.1%) ストップ高

 アイスタディ <2345> [東証2]がストップ高。安倍晋三首相が28日の記者会見で、休校している学校の再開に向けて、「来週もう一度、専門家会議を開き意見を聞く」と発言した。休校期間が延長されることになれば、eラーニングを利用する機会が増えるとの思惑が働いているもようで、同社のほかにもチエル <3933> [JQ]、すららネット <3998> [東証M]なども買われた。

■藤久 <9966>  699円 (+100円、+16.7%) ストップ高

 東証1部の上昇率2位。藤久 <9966> がストップ高。同社が27日、新型コロナウイルスの影響で手芸キット商品などの3月売上高は昨年比2倍と発表したことが買い材料視された。。

■ニッピ <7932>  3,290円 (+453円、+16.0%) ストップ高

 ニッピ <7932> [JQ]がストップ高。27日取引終了後、東京都足立区千住に保有する土地の売却に伴い、固定資産譲渡益が発生する見通しとなったと発表しており、これを好材料視する買いが入った。本社所在地である東京都足立区千住の一部保有不動産を集合住宅用地として長谷工コーポレーション <1808> へ譲渡する。これに伴い、21年3月期に売却益52億9200万円を特別利益に計上する見込みとなった。5月15日発表予定の21年3月期業績予想に織り込む予定としている。

■ギークス <7060>  1,123円 (+150円、+15.4%) ストップ高

 ギークス <7060> [東証M]がストップ高。27日大引け後、東証が4月3日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■岡山製紙 <3892>  997円 (+99円、+11.0%)

 岡山製紙 <3892> [JQ]が続急騰。前週末27日の取引終了後、20年5月期の単独業績予想について、営業利益を10億3000万円から11億5000万円(前期比52.9%増)へ、純利益を7億6000万円から8億4000万円(同57.6%増)へ上方修正したことが好感された。売上高は100億円(同0.3%減)の従来見通しを据え置いたものの、国内の古紙流通量や価格が安定しているため、計画に比べて原料費が下がったことが利益を押し上げる見通し。また、板紙製品価格の改定が浸透していることや、主な燃料であるLNG価格が安定していることも寄与するとしている。

■日本光電 <6849>  4,335円 (+375円、+9.5%)

 医療用電子機器メーカーの日本光電工業 <6849> 、フクダ電子 <6960> [JQ]がともに急伸し、連日で上場来高値を更新した。29日、西村康稔経済再生担当相が新型コロナウイルス感染症対策として、人工呼吸器の増産を要請する方針を明らかにした。これを受けて、関連銘柄として思惑買いが向かっているようだ。このほか、在宅医療用人工呼吸器を提供している星医療酸器 <7634> [JQ]も全体急落相場に逆行する形で大幅高となり、過去最高値を塗り替えた。

■ニイタカ <4465>  2,997円 (+197円、+7.0%)

 ニイタカ <4465> が5日続伸。27日大引け後に発表した20年5月期第3四半期累計(19年6月-20年2月)の連結経常利益が前年同期比55.8%増の13億円に拡大して着地したことが買い材料視された。新型コロナウイルス感染症の影響で除菌・消毒用アルコールの特需が発生したうえ、食器洗浄機用洗浄剤や床用洗浄剤の販売も伸びた。原材料費の低下やコスト削減も大幅増益に貢献した。通期計画の12.3億円をすでに6.2%上回っており、業績上振れが期待する買いが向かった。

■富士フイルム <4901>  5,320円 (+300円、+6.0%)

 富士フイルムホールディングス <4901> が続急伸。今朝のNHKニュースで、「政府はインフルエンザ治療薬『アビガン』について、治験プロセスを経たうえで、新型コロナウイルスの治療薬としての正式な承認を目指すことにしており、有効な治療薬の開発に向けて研究を後押しする方針だ」と報じており、これを好感した買いが入った。また、「すい炎の治療薬『フサン』についても、臨床研究として事前に患者の同意を得たうえで投与が始まる予定だ」としていることから、コーア商事ホールディングス <9273> [東証2]や日医工 <4541> 、富士製薬工業 <4554> なども高い。

■クスリアオキ <3549>  8,810円 (+410円、+4.9%)

 クスリのアオキホールディングス <3549> が3日続伸。27日の取引終了後に発表した3月度(2月21日~3月20日)の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比17.2%増に伸び、11ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、消毒液などの販売が伸びたことが反映されたようだ。客数は前年同月比21.3%増に拡大した。一方、客単価が同3.4%減と2ヵ月ぶりにマイナスとなった。なお、全店売上高は同30%増だった。

■塩野義 <4507>  5,426円 (+150円、+2.8%)

 塩野義製薬 <4507> が続伸。同社が27日、米国でゾフルーザ顆粒剤の製造販売承認申請および2つの新薬承認追加申請が受理されたと発表したことが買い材料視された。。

■長谷川香料 <4958>  2,099円 (+56円、+2.7%)

 長谷川香料 <4958> が4日続伸。27日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.4%にあたる100万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されたようだ。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月30日から9月30日まで。併せて、保有する投資有価証券の一部を売却することに伴い、20年9月期に売却益8億円を特別利益に計上する見込みになったと発表。通期業績予想への影響は精査中とし、修正が必要な場合は速やかに公表するとしている。

■ユーザーロカ <3984>  2,374円 (+54円、+2.3%)

 ユーザーローカル <3984> が続伸。前週末27日の取引終了後、新型コロナウイルス対策としてテレワークを実施・検討中の企業を対象に、テレワーク対応に特化したAIチャットボットを無償提供すると発表しており、将来の顧客獲得につながるとの期待感から買われた。同チャットボットは、社員から寄せられる「在宅勤務中の勤務時間に変更はありますか?」「リモートワーク中の残業申請方法を知りたい」などの質問に対して自動応答するチャットボットを社内ポータルサイトやビジネスチャットに設置することで、テレワーク中の社員が不明点を即座に解決することが可能になるというもの。チャットボットが問い合わせに一次対応することで、管理部門の問い合わせ対応工数の削減も期待できるという。また同社は30日、LIXILグループ <5938> 傘下のLIXILに対し、社内ITヘルプデスク業務の効率化を目的にしたサポートチャットボットの提供を開始したと発表しており、これも好材料視された。

■片倉工業 <3001>  1,063円 (+16円、+1.5%)

 片倉工業 <3001> が6日続伸。27日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の7.1%にあたる250万株(金額で25億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から21年3月31日まで。

※30日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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