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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):東エレク、ANAHD、富士フイルム

東エレク <日足> 「株探」多機能チャートより
■東京エレクトロン <8035>  21,170円  +975 円 (+4.8%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>が大幅高、前日に3000円超の上昇と記録的な上げをみせたが、きょうも上値指向を継続している。また、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>なども急伸する人気で、半導体製造装置関連株への買いが目立っている。前日の米国株市場ではNYダウが史上最大の上げ幅で上昇率は11.4%に達したが、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)もこれにほぼ並ぶ11.2%の上昇をみせている。半導体製造装置世界最大手のアプライドマテリアルズは12.4%高と値を飛ばしており、東京市場もこれに追随する動きとなっている。

■ANAホールディングス <9202>  2,915.5円  +115.5 円 (+4.1%)  本日終値
 ANAホールディングス<9202>が続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は24日、同社株のレーティングを「ニュートラル」、目標株価3400円でカバレッジを開始した。航空業界の投資論点は財務健全性と資金調達力とみている。21年3月期の営業利益は305億円(20年3月期会社予想1400億円)と予想しているが、仮に600億円の営業赤字となっても株主資本比率は30%台を維持可能と試算している。新型コロナウイルス終息後の投資論点は、3月29日からの羽田国際線増枠による利益成長の確度とみており、同社は需要減退局面では大幅減益となりやすいが、需要回復局面では相乗的な業績改善の度合いにより株価バリュエーションが変化すると指摘。22年3月期の同利益は1133億円(21年3月期推定比3.7倍)と試算している。

■富士フイルム <4901>  4,908円  +182 円 (+3.9%)  本日終値
 富士フイルムホールディングス<4901>が続伸。今月17日に中国政府が同社傘下の富士フイルム富山化学が開発した新型インフルエンザ治療薬「アビガン」の有効性を臨床研究で確認したと発表、これが株価強く刺激し18日にストップ高で5200円台まで買われる人気となっていたが、その後は利益確定売りに大きく調整を入れていた。きょうはリポソーム製剤の開発・製造受託サービスを開始することを発表しており、これが株価を改めて刺激する材料となっている。 

■インタライフ <1418>  194円  +42 円 (+27.6%)  本日終値
 インターライフホールディングス <1418> [JQ]が急騰。24日大引け後、20年2月期の連結経常利益を従来予想の1億6000万円→3億4000万円に2.1倍上方修正。増益率が6.0%増→2.3倍に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。売上高は計画を下回ったものの、工事事業で旺盛な首都圏の需要を取り込み受注が積み上がったうえ、採算の改善が進んだことが利益を押し上げた。

■グッドライフカンパニー <2970>  3,055円  +500 円 (+19.6%) ストップ高   本日終値
 不動産投資マネジメント事業を手掛けるグッドライフカンパニー<2970>がストップ高。同社はきょう、スペースエージェント(東京都渋谷区)から不動産投資家向けの収益物件・セミナー情報サービス「収益物件.com」アプリ及びそれに関連するコンテンツを取得したと発表。既存事業とのシナジーなどが期待されているようだ。また同社は24日に、沖縄県那覇市内にある2件の販売用不動産(いずれもマンション用地予定)を売却すると発表している。販売先や販売価格を含む取引内容の詳細は非公表としているが、販売価格は19年12月期の連結売上高(45億6800万円)の10%未満に相当するという。なお、売却に係る売り上げ計上については2月13日に公表した20年12月期通期の連結業績予想に織り込み済みだとしている。

■Hamee <3134>  929円  +150 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 Hamee <3134> がストップ高。24日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.70%にあたる27万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から5月31日まで。

■FRONTEO <2158>  217円  +30 円 (+16.0%)  本日終値
 FRONTEO<2158>が後場急伸。午後1時ごろ、同社が開発した創薬支援AIシステムの導入に関して、武田薬品工業<4502>とライセンス契約を締結したと発表しており、これが好感された。同創薬支援AIシステムは、同社独自の自然言語解析人工知能(AI)「Concept Encoder(コンセプト・エンコーダー)」による新規医薬品のターゲット候補の探索を行うシステム。生物や医学の論文を検索できるデータベース(DB)「PubMed」と創薬ターゲット発見のためのDB「Open Targets」に存在する最新のデータベースと論文を学習させてあり、そのなかから研究者が仮説や知りたい情報を入力するだけで、参照すべき論文や医薬研究データを瞬時に表示することができるという。なお、同件が今期以降の業績に与える影響は軽微としている。

■ビューティガレージ <3180>  1,357円  +187 円 (+16.0%)  本日終値
 ビューティガレージ <3180> が3連騰。24日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の1.58%にあたる10万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月25日から6月30日まで。

■アズジェント <4288>  1,128円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 アズジェント<4288>がストップ高。この日午前中、同社が販売する次世代エンドポイントマルウェア対策製品「DEEP INSTINCT」(開発元イスラエルのディープ・インスティンクト社)が、他社のアンチウイルス製品では検知できなかったランサムウェアを検知したと発表しており、今後の販売への影響に期待した買いが入ったようだ。

■共同ピーアール <2436>  758円  +100 円 (+15.2%) ストップ高   本日終値
 共同ピーアール <2436> [JQ]がストップ高。24日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の3.00%にあたる12万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は4月1日から5月31日まで。

●ストップ高銘柄
 GFA <8783>  100円  +30 円 (+42.9%) ストップ高   本日終値
 ピクセルカンパニーズ <2743>  117円  +30 円 (+34.5%) ストップ高   本日終値
 ウェルビー <6556>  1,389円  +300 円 (+27.6%) ストップ高   本日終値
 UTグループ <2146>  1,391円  +300 円 (+27.5%) ストップ高   本日終値
 関通 <9326>  1,450円  +300 円 (+26.1%) ストップ高   本日終値
 など、73銘柄

●ストップ安銘柄
 日経VI <2035>  1,110円  -400 円 (-26.5%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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