市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:三井ハイテク、富士フイルム、東京製鉄

三井ハイテク <日足> 「株探」多機能チャートより
■ACCESS <4813>  873円  +150 円 (+20.8%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率2位
 13日に決算を発表。「今期経常は23%増益へ」が好感された。
 ACCESS <4813> が3月13日大引け後(15:00)に決算を発表。20年1月期の連結経常利益は前の期比15.4%減の4.3億円になったが、21年1月期は前期比23.3%増の5.3億円に拡大する見通しとなった。4期連続増収になる。
  ⇒⇒ACCESSの詳しい業績推移表を見る

■三井ハイテック <6966>  1,116円  +150 円 (+15.5%) ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率8位
 三井ハイテク <6966> がストップ高。14日大引け後に発表した20年1月期の連結経常損益は前の期比81.3%減の1.5億円に落ち込んだものの、続く21年1月期の同利益は前期比7.2倍の11億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期は車載用モーターコアの需要が伸びるほか、電子部品の受注が下期から回復し、13.8%の増収を見込む。車載用モーターコア工場への先行投資が増加する一方、生産性の向上や原価低減による利益改善を目指す。

■大豊建設 <1822>  1,983円  +157 円 (+8.6%)  11:30現在
 大豊建設 <1822> が急伸。14日大引け後、20年3月期の期末一括配当を従来計画の75円→100円(前期は75円)に大幅増額修正したことが買い材料視された。現状の財務状態と今後の成長投資を踏まえ、株主への利益還元を増やす。前日終値ベースの期末配当利回りが5.48%に上昇し、27日の権利付き最終日を前に配当取りを狙う買いなどが向かった。

■キッツ <6498>  529円  +39 円 (+8.0%)  11:30現在
 キッツ <6498> が急反発。13日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の3.45%にあたる320万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は3月16日から9月15日まで。

■NITTOKU <6145>  2,502円  +181 円 (+7.8%)  11:30現在
 NITTOKU<6145>が急反発している。前週末13日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を300億円から275億円(前期比13.6%減)へ、営業利益を36億円から24億円(同37.6%減)へ、純利益を26億円から18億円(同37.0%減)へ下方修正したが、目先の悪材料出尽くしとみた買いが入っているようだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた国内外の顧客の移動制限により、立ち会い検査や納品が行えない案件が発生していることが要因。また、第3四半期までの開発要素の多い案件の影響に加え、売上高の減少に伴い固定費の回収が進まなかったことも響いたとしている。

■正栄食品工業 <8079>  2,877円  +199 円 (+7.4%)  11:30現在
 正栄食品工業<8079>は大幅反発。前週末13日の取引終了後、第1四半期(19年11月~20年1月)連結決算を発表し、営業利益15億3800万円(前年同期比20.0%増)、最終利益11億8600万円(同31.8%増)と大幅増益となっており、これが好感されたようだ。主力事業の乾果実・ナッツ類が、国内外での販売が低調に推移したことで売上高は288億3400万円(同0.5%減)と減収となったものの、販売面で物流経費など費用の増加抑制を図ったことや、海外食材の輸入コストが改善したことで利益を確保した。なお、20年10月期通期業績予想は、売上高1080億円(前期比2.0%増)、営業利益44億円(同7.6%増)、純利益28億5000万円(同7.4%増)の従来見通しを据え置いた。

■ラクス <3923>  1,257円  +84 円 (+7.2%)  11:30現在
 13日に発表した「2月全社売上高は30.5%増」が買い材料。
 2月全社売上高は前年同月比30.5%増と大幅増収基調が続いた。

■SHOEI <7839>  3,655円  +225 円 (+6.6%)  11:30現在
 16日に発表した「SHOEI、自社株の消却を発表」が買い材料視された。
 自己株式の消却に関するお知らせ(会社法178条の規程に基づく自己株式の消却)
  ⇒⇒SHOEIの会社開示情報を見る

■東京製鐵 <5423>  600円  +35 円 (+6.2%)  11:30現在
 東京製鉄<5423>が大幅高で4日ぶりに反発している。前週末13日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。上限を1000万株(発行済み株数の7.77%)、または60億円としており、取得期間は3月16日から12月31日まで。機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■ブイ・テクノロジー <7717>  2,985円  +154 円 (+5.4%)  11:30現在
 ブイ・テクノロジー<7717>が4日ぶり急反発、一時3000円大台を回復した。前週末まで3日連続安で株価水準を一気に切り下げ、2016年5月以来3年10カ月ぶりに3000円ラインを割り込んだが、目先は買い戻しでリバウンドに転じている。外資系証券経由で貸株調達による空売りがかさんでいた。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で止まっていた中国の生産工場が順次再稼働する方向にあり、足もとショートカバーを誘発している。

■SBテクノロジー <4726>  1,781円  +85 円 (+5.0%)  11:30現在
 SBテクノロジー<4726>が4日ぶりに反発している。前週末13日の取引終了後、連結子会社サイバートラスト<4498>の東証マザーズへの新規上場が東京証券取引所から承認されたと発表しており、これが好感されている。なお、上場予定日は4月17日。SBテクは現在、サイバートラストの発行済み株数の71.92%にあたる263万2600株を保有しているが、上場に際して20万株の売り出しを予定しており、上場後の所有割合は63.84%となる予定。なお、売り出し後もサイバートラストは引き続きSBテクの連結子会社であるため、売り出しによる売却益相当額は貸借対照表の資本剰余金として計上される。

■カチタス <8919>  2,720円  +100 円 (+3.8%)  11:30現在
 カチタス <8919> が大幅高。13日大引け後、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■富士フイルム <4901>  4,462円  +163 円 (+3.8%)  11:30現在
 富士フイルムホールディングス<4901>が7日ぶりに反発している。この日の寄り前、自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を430万株(発行済み株数の1.07%)、または150億円としており、取得期間は3月16日から4月30日まで。株主還元の強化及び資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能とするためとしている。

■アドバンテスト <6857>  4,165円  +95 円 (+2.3%)  11:30現在
 アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>など揃って4日ぶりに反発、半導体製造装置関連株は買い優勢の動きとなっている。いずれも前週は全体波乱相場に流されて急落の憂き目に遭ったが、きょうは目先筋のショートカバーでリバウンドに転じている。前週末の米国株市場では半導体関連株が軒並み高く全体を牽引、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は11%近い急反騰をみせた。これを受けて東京市場でも売られ過ぎ水準にあった同関連セクターが上昇に転じている。もっとも実需の買いは弱く、戻り売りに上値の重い展開を強いられている。

■ダイキン工業 <6367>  12,005円  +145 円 (+1.2%)  11:30現在
 ダイキン工業<6367>が4日ぶりに反発。SMBC日興証券は13日、同社株の投資評価「1」を継続した。目標株価は1万8000円(従来1万8500円)とした。同証券では、第3四半期(19年4~12月)決算を経て、業績予想を修正しており20年3月期の連結営業利益を2892億円から2748億円、21年3月期の同利益を3200億円から3100億円に見直した。新型肺炎の問題を受けて、第4四半期(20年1~3月期)での中国での生産、販売減少を新たに織り込んだ。21年3月期にグローバルで空調の需要が減少する可能性もみている。ただ、中国を除くアジア市場での空調普及率の上昇、買収した米グッドマン社の新工場による生産性向上など、同社がもつ長期的な成長ストーリーに変化はないとみており、現在の状況は15年末のチャイナショック時と同様に、長期的には同社への投資機会となるとみている。

■高見サイ <6424>  960円  +150 円 (+18.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 高見沢サイバネティックス <6424> [JQ]がストップ高買い気配。14日大引け後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の6.1億円→11.3億円に85.2%上方修正し、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。交通システム機器で自動券売機などの出改札関連機器の更新や改造案件が想定より伸びる。原価率が良化したことも上振れの要因となる。併せて、創立50周年記念配当を実施する形で、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は10円)に大幅増額修正したことも好感された。

●ストップ高銘柄
 UBS 先進国株 <1394>  22,810円  +4,810 円 (+26.7%) ストップ高   11:30現在
 メディシノバ・インク <4875>  431円  +80 円 (+22.8%) ストップ高   11:30現在
 日本アビオニクス <6946>  945円  +150 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在
 など、16銘柄

●ストップ安銘柄
 梅の花 <7604>  1,546円  -400 円 (-20.6%) ストップ安   11:30現在
 NEXT 原油ブル <2038>  419円  -80 円 (-16.0%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、2銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均