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【注目】前週末13日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

クラボウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■クラボウ <3106>  2,673円 (+500円、+23.0%) ストップ高

 東証1部の上昇率トップ。クラボウ <3106> が連日のストップ高。同社は12日、 新型コロナウイルスの抗体を15分で検出し感染の有無を調べることができる検査試薬キットを16日から販売すると発表しており、これを手掛かり材料に投資資金が集中している。これは同社と提携する中国企業が開発した「イムノクロマト法」の原理に基づいたもの。日本国内ではPCR法による検査が一般的に行われているが、長時間を要するため、同社製品に対する高いニーズが予想される状況にある。

■エコモット <3987>  785円 (+100円、+14.6%) ストップ高

 エコモット <3987> [東証M]がストップ高。12日の取引終了後、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け、ウェアラブル装着が可能な赤外線サーモカメラにより、物理的接触を伴わずに発熱の疑いのある人物を検知可能なシステムを開発したと発表しており、これが好感された。同システムは、身体に装着したサーモカメラで通行中の人物を撮影し、ストリーミングしたサーモグラフィ(画像)をクラウドストレージに保存、もしくはリアルタイムで確認することが可能というもの。撮影と同時に体表面温度を測定することで、発熱が疑われる人物が検知された際には、検疫担当者のリストバンド型デバイスに対して、バイブレーションによる目立たない形でのフィードバックを行うという。これにより、周囲に配慮しながらの別室誘導など感染抑止のための措置がとりやすくなるとしており、オフィスビルや商業施設などへの感染者の侵入抑止に効果が見込まれるとしている。

■VIX短先物 <1552>  16,000円 (+2,020円、+14.5%) 一時ストップ高

 国際のETF VIX短期先物指数 <1552> [東証E]が3連騰、一時ストップ高。同ETFは「恐怖指数」と呼ばれる米VIX指数とリンクしており、米国市場の波乱時には上昇する特性を持つ。11日の米VIX指数は前日に比べ21.57(40.02%)ポイント高の75.47に急騰した。12日のNYダウ平均株価は過去最大の下げ幅を記録。トランプ米大統領は「英国を除く欧州からの渡航を30日間制限する」と発表。これに伴う経済活動の縮小懸念が高まった。

■ウエスコHD <6091>  343円 (+31円、+9.9%)

 ウエスコホールディングス <6091> [東証2]が急反発。同社は12日大引け後に決算を発表。20年7月期第2四半期累計(19年8月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比7.0倍の2.9億円に急拡大し、通期計画の8.3億円に対する進捗率は前年同期の5.1%を上回る35.5%に達した。

■スバル <9632>  6,580円 (+380円、+6.1%)

 東証1部の上昇率6位。スバル興業 <9632> が急反発。同社は12日、配当政策を変更し、1株あたり年間200円(従来は100円)をベースとすると発表したことが好材料視された。21年1月期(中間配当含む)から適用。

■シャノン <3976>  1,143円 (+47円、+4.3%)

 シャノン <3976> [東証M]が大幅反発。同社は12日大引け後に決算を発表。20年10月期第1四半期(19年11月-20年1月)の連結経常損益は3100万円の黒字(前年同期は4000万円の赤字)に浮上し、通期計画の4600万円に対する進捗率は67.4%となった。

■バルニバービ <3418>  674円 (+15円、+2.3%)

 バルニバービ <3418> [東証M]が9日ぶり反発。同社は12日大引け後に決算を発表。20年7月期第2四半期累計(19年8月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比36.5%増の2.6億円に拡大し、通期計画の6.3億円に対する進捗率は5年平均の36.8%を上回る41.6%に達した。

■アイモバイル <6535>  505円 (+11円、+2.2%)

 アイモバイル <6535> が反発。同社は12日大引け後に決算を発表。20年7月期第2四半期累計(19年8月-20年1月)の連結経常利益は前年同期比30.7%減の16.1億円に落ち込んだ。しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の6.9億円→17.5億円(前期は31.4億円)に2.5倍上方修正し、減益率が78.0%減→44.2%減に縮小する見通しとなった。

※13日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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