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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Ubicom、荏原実業、シグマクシス

Ubicom <日足> 「株探」多機能チャートより
■Ubicom <3937>  1,221円  +96 円 (+8.5%)  本日終値
 Ubicomホールディングス<3937>が後場一段高。この日午後、新型コロナウイルスの影響について発表しており、中国事業における売り上げはグループ全体の4%程度であり、好調な金融・公共,メディカル領域でカバーできるとしていることから、不安後退が買い安心感につながっているようだ。

■岩崎電気 <6924>  1,270円  +76 円 (+6.4%)  本日終値
 岩崎電気<6924>が反発。9日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。上限を7万5000株(発行済み株数の0.96%)、または1億円としており、取得期間は3月10日から12月31日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためとしている。

■荏原実業 <6328>  1,938円  +115 円 (+6.3%)  本日終値
 荏原実業 <6328> が3日ぶりに反発。9日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の3.79%にあたる25万株(金額で4億5575万円)を上限に、3月10日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■シグマクシス <6088>  1,374円  +80 円 (+6.2%)  本日終値
 シグマクシス<6088>が3日ぶりに反発。9日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、売上高を155億~160億円から158億円(前期比18.5%増)へ、経常利益を18億5000万~20億5000万円から20億5000万~22億5000万円(前期比55.1~70.2%増)へ修正しており、経常利益予想の上方修正を好感した買いが入った。ユナイテッドアローズ<7606>及び博報堂DYメディアパートナーズ(東京都港区)との合弁事業fitomのサービス終了に伴う損失の確定及び繰延税金資産の回収可能性について検討したことが要因としている。同時に、上限を30万株(発行済み株数の1.44%)、または3億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これも好材料視された。取得期間は3月10日から3月31日までで、機動的な資本政策の遂行を可能とするためとしている。

■SPK <7466>  2,400円  +120 円 (+5.3%)  本日終値
 SPK <7466> が反発。9日大引け後、3月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料視された。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■東京ボード工業 <7815>  524円  +14 円 (+2.8%)  本日終値
 東京ボード工業<7815>は大幅高で3日ぶりに反発。9日の取引終了後、東京都江東区の土地(工場敷地)を譲渡するのに伴い、20年3月期決算に固定資産売却益50億9100万円を特別利益として計上すると発表しており、これを好材料視した買いが入った。なお、20年3月期業績予想については、その他の要因を含めて現在精査中としている。

■トレファク <3093>  645円  +16 円 (+2.5%)  本日終値
 トレジャー・ファクトリー<3093>は朝安スタートののちプラスに転じ、3日ぶりに反発。9日の取引終了後に発表した2月度の月次売上概況で、既存店売上高が前年同月比5.3%増となり、5カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。春物が順調に立ち上がったことにより衣料が好調に推移したほか、新生活需要により生活家電、家具 などが好調に推移したという。なお、20年2月期通期では既存店売上高は前期比1.0%増だった。

■ハードオフ <2674>  676円  +16 円 (+2.4%)  本日終値
 ハードオフコーポレーション<2674>が後場プラスに転じ、6日ぶりに反発。午後2時ごろに発表した2月度店舗売上高で、直営店の既存店売上高が前年同月比3.9%増となり、6カ月ぶりにプラスに転じたことが好感された。ハードオフやホビーオフ、ブックオフ業態が好調だったという。なお、全店売上高は同4.1%増だった。

■NEXT 金ブル <2036>  14,190円  +230 円 (+1.7%)  本日終値
 NEXT NOTES 日経・TOCOM 金ダブル・ブル ETN<2036>が高い。9日のニューヨーク金先物相場は上昇し、ニューヨーク商品取引所(COMEX)で期近物は前週末比3.3ドル高の1675.7ドルで取引を終えた。一時、12年12月以来となる1700ドル台に上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大と原油価格急落によるリスクオフ姿勢の拡大で、投資資金が金に流入している。金ブルは、日経・東証取金指数の前日比変動率の2倍の値動きとなる日経・東証取金レバレッジ指数を連動対象としている。

●ストップ高銘柄
 WTエナジー <1685>  353円  +117 円 (+49.6%) ストップ高   本日終値
 ジェイホールディングス <2721>  328円  +80 円 (+32.3%) ストップ高   本日終値
 ジーンズメイト <7448>  242円  +50 円 (+26.0%) ストップ高   本日終値
 中央化学 <7895>  394円  +80 円 (+25.5%) ストップ高   本日終値
 バリュエンス <9270>  1,633円  +300 円 (+22.5%) ストップ高   本日終値
 など、13銘柄

●ストップ安銘柄
 インスペック <6656>  2,510円  -700 円 (-21.8%) ストップ安   本日終値
 第一商品 <8746>  314円  -80 円 (-20.3%) ストップ安   本日終値
 以上、2銘柄

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