【材料】CREロジ---19年12月期は2ケタ増収増益、保有資産は9物件に増加
CREロジ <日足> 「株探」多機能チャートより
CREロジスティクスファンド投資法人<3487>は14日、2019年12月期(19年7月-12月)決算を発表した。営業収益は前期比11.9%増の15.80億円、営業利益が同15.2%増の8.28億円、経常利益が同15.0%増の6.87億円、当期純利益が同15.1%増の6.86億円となった。投資口1口当たりの分配金は2,647円、利益超過分配金は365円となり合計3,012円の分配金となった。
2019年12月期においては、2物件(ロジスクエア川越及びロジスクエア春日部)、取得価格合計63.90億円を追加取得し、当期末時点で同投資法人が保有する資産は9物件、取得価格総額541.15億円となっている。加えて、2020年2月3日に新たに4物件を取得しており、現時点の保有資産は13物件、取得総額736.75億円まで拡大している。
物流事業に係る事業環境として、サプライ・チェーン・マネジメントの高度化や通信販売・電子商取引の拡大とそれらに伴う宅配取扱個数の増加、3PL(サードパーティロジスティクス)事業者の利用の拡大等を背景として、物流不動産に対する需要は引き続き強く、今後も増加すると見込まれる。加えて、市場の拡大に伴い物流不動産の利用者のすそ野が広がっている結果として、大規模な物流不動産だけではなく、高いスペックを有しつつ、多様な施設機能や規模を有する物流不動産への需要も高まっており、更には昨今の人手不足の観点から庫内作業を請け負う人員の確保が困難となっていることから、雇用が容易な立地に存する物流不動産への需要が特に高まっている。このような状況下、同投資法人は、保有9物件について、シーアールイーと連携し、適切な管理運営のもと着実に運用を行い、当期末時点のポートフォリオ全体の稼働率は100.0%と良好な稼働状況を維持している。
2020年6月期の運用状況の予想については、営業収益が前期比28.1%増の20.24億円、営業利益が同36.8%増の11.33億円、経常利益が同37.9%増の9.47億円、当期純利益が同38.0%増の9.46億円を見込んでいる。1口当たり分配金(利益超過分配金を含む)は3,040円としている。
《SF》
提供:フィスコ