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【材料】大幸薬品が買い気配、今期経常を41%上方修正・配当も10円増額、株式分割も発表

大幸薬品 <日足> 「株探」多機能チャートより
 大幸薬品 <4574> が買い気配でスタート。10日大引け後に発表した20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比69.8%増の30.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。

 感染管理事業が収益を牽引した。マーケティングの強化やインフルエンザ流行などを背景に、「クレベリン」の置き型や新商品であるスプレータイプの販売が大きく伸びた。

 併せて、通期の同利益を従来予想の19.5億円→27.5億円に41.0%上方修正し、増益率が3.4%増→45.9%増に拡大する見通しとなった。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の30円→40円(前期は35円)に大幅増額修正したことも評価材料となった。

 同日、3月末現在の株主を対象に、1→3の株式分割を実施すると発表。これを受けて、株式流動性の向上や投資家層の拡大を好感するも向かった。

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