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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 MCJ、スクエニHD、コロプラ (5日大引け後 発表分)

MCJ <日足> 「株探」多機能チャートより

 5日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 MCJ <6670> [東証2]  ★今期の経常最高益予想を27%上乗せ、配当も1.15円増額
 ◆20年3月期の連結経常利益を従来予想の100億円→128億円に27.1%上方修正。増益率が3.9%増→32.1%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。「Windows7」のサポート終了を背景にマーケット全体の需要が堅調に推移する中、テレビCMなども寄与し、高付加価値・特化型パソコンといった好採算品を中心に販売が伸びる。
  業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の20.87円→22.02円(前期は20.5円)に増額修正した。

 ぐるなび <2440>   ★今期経常を一転黒字に上方修正
 ◆20年3月期の連結経常損益を従来予想の20億円の赤字→14.4億円の黒字に上方修正。従来の赤字予想から一転して黒字に浮上し、11.7%増益見通しとなった。下期に予定していた構造改革や先行投資の本格的な実施を来期に先送りすることに加え、変更費の適切なコントロールによる採算改善なども利益を押し上げる。

 コロプラ <3668>   ★10-12月期(1Q)経常は38億円の黒字に急浮上
 ◆20年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常損益は38億円の黒字(前年同期は4.1億円の赤字)に浮上して着地。昨年9月に投入して大ヒットしたスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストウォーク」が収益を牽引。コスト構造の変化やコストコントロールによる費用減少も黒字浮上につながった。

 イビデン <4062>   ★今期最終を29%上方修正
 ◆20年3月期の連結最終利益を従来予想の70億円→90億円に28.6%上方修正。増益率が2.1倍→2.7倍に拡大する見通しとなった。設備投資に絡む固定資産除去損の計上額が想定を下回ることが上振れの要因となる。

 PALTEK <7587> [東証2]  ★前期経常を89%上方修正
 ◆19年12月期の連結経常利益を従来予想の1億5000万円→2億8400万円に89.3%上方修正。減益率が49.8%減→5.0%減に縮小する見通しとなった。医療機器向けにFPGAやメモリー製品の販売が伸びたことが寄与。円安進行で仕入値引ドル建債権の評価額が増加したことなども利益を押し上げた。

 ミツウロコG <8131>   ★4-12月期(3Q累計)経常が3倍増益で着地
 ◆20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.0倍の49.4億円に急拡大して着地。営業基盤の拡大や他社との提携強化で法人、一般家庭向けの電力販売量が大幅に増加したことが寄与。燃料価格の下落でエネルギー事業の採算が急改善したことも利益を押し上げた。
  通期計画の58億円に対する進捗率は85.2%に達しており、業績上振れが期待される。

 東京建物 <8804>   ★今期経常は3%増で3期連続最高益、4円増配へ
 ◆19年12月期の連結経常利益は前の期比6.1%増の446億円で着地。続く20年12月期も前期比3.1%増の460億円に伸び、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はマンション販売の減少や本社移転に伴うコスト増加を見込むものの、投資家向け物件の売却やビル賃貸収益の伸長で吸収し、4期連続で増収増益を達成する計画。
  併せて、前期の年間配当を38円→41円(前の期は35円)に増額し、今期も前期比4円増の45円に増配する方針とした。

 スクエニHD <9684>   ★4-12月期(3Q累計)経常は68%増益・通期計画を超過
 ◆20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比68.4%増の279億円に拡大して着地。スマートフォンゲーム「ドラゴンクエストウォーク」「ロマンシング サガ リ・ユニバース」が好調だったほか、ファイナルファンタジーとドラゴンクエストの拡張パッケージ発売でオンラインゲームの課金会員が大きく伸びたことが寄与。マンガアプリ「マンガUP!」や電子書籍の販売が大幅に増加したことも収益拡大に貢献した。
  通期計画の240億円をすでに16.6%も上回っており、業績上振れが期待される。

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