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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):メルカリ、武田、KDDI

メルカリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■カプコン <9697>  3,355円  +165 円 (+5.2%)  本日終値
 カプコン<9697>は6日続伸し実質上場来高値を更新した。4日の取引終了後に20年3月期連結業績について、営業利益を200億円から220億円(前期比21.3%増)へ、純利益を140億円から155億円(同23.5%増)へ上方修正したことが好感された。パッケージ販売からダウンロード販売への転換を促進したことなどにより、売上高は850億円から800億円(同20.0%減)へ下方修正した。ただ、利益面では「モンスターハンター:ワールド」など好採算の既存タイトルが順調に推移していることに加え、3月に発売予定のパチスロ機「新鬼武者 DAWN OF DREAMS」の受注が好調なことも貢献する。なお、同時に発表した第3四半期累計(19年4~12月)の連結業績は、売上高529億800万円(前年同期比13.6%減)、営業利益184億4800万円(同37.1%増)、純利益130億6500万円(同42.3%増)だった。

■日清食HD <2897>  8,830円  +400 円 (+4.7%)  本日終値
 日清食品ホールディングス<2897>が後場一段高で上場来高値を更新。午後1時15分ごろに発表した第3四半期累計(19年4~12月)連結決算が売上高3480億4400万円(前年同期比3.4%増)、営業利益355億3300万円(同2.2%増)、純利益256億4800万円(同3.8%増)となり、特に10~12月期営業利益が29.2%営業増益となったことが好感された。即席めん事業で6月の価格改定が順調に浸透し日清食品、明星食品ともに増収となったことが業績を牽引した。原材料費や物流費の上昇に加えて、日清食品関西工場の稼働に伴う償却費の増加はあったものの、増収効果で吸収した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高4650億円(前期比3.1%増)、営業利益370億円(同27.7%増)、純利益260億円(同34.3%増)の従来見通しを据え置いている。

■メルカリ <4385>  2,129円  +79 円 (+3.9%)  本日終値
 メルカリ<4385>が5連騰。4日の取引終了後、NTTドコモ<9437>とキャッシュレスの推進などで業務提携すると正式発表しており、これが好感された。メルカリとNTTドコモは、15年4月のキャリア決済のパートナーシップに始まり、これまでに多くの取り組みを重ねてきたが、今回の提携は、スマートフォン決済領域での加盟店共通化などで、ポイントをシームレスに利用できる決済サービスを実現するのが狙い。NTTドコモの「dポイント」をフリマアプリの「メルカリ」で貯める・使うことができるようになるほか、新規事業の検討なども行うとしている。

■日本瓦斯 <8174>  3,595円  +125 円 (+3.6%)  本日終値
 日本瓦斯<8174>が急反発。株価は一時、前日に比べ9%を超える上昇となった。同社が4日取引終了後に発表した第3四半期累計(4~12月)の連結営業利益は55億1900万円(前年同期比95.6%増)と大幅増益となった。顧客数やガス販売量の増加などが寄与したほか、原料価格の低下によるマージン改善も利益を押し上げた。20年3月通期の予想営業利益は110億円で据え置かれたが、市場には120億円前後への増額修正期待が出ている。

■アイネス <9742>  1,726円  +58 円 (+3.5%)  本日終値
 アイネス<9742>が大幅高で4日続伸。連日の昨年来高値更新となっているが、時価は2000年のITバブル時以来、約20年ぶりの高値圏を走っている。安倍政権ではマイナンバーの普及に向け本腰を入れており、マイナンバーと金融機関の預金口座を連結する制度の義務化についても前向きで、21年の通常国会での共通番号制度関連法改正を視野に具体策をまとめる方向にある。自治体向けに強みを持つシステム開発大手である同社にとって収益環境に吹く追い風が強い。足もとの業績も絶好調、20年3月期営業利益は従来予想の20億円から30億円(前期比38%増)に大幅増額している。

■武田薬品工業 <4502>  4,328円  +100 円 (+2.4%)  本日終値
 武田薬品工業<4502>がカイ気配スタートで続伸、調整一巡から出直り色を強めている。同社は4日取引終了後、20年3月期業績見通しの修正を発表、最終利益は従来予想の2730億円の赤字から1620億円の赤字予想に修正した。主力製品の販売好調に加え、買収したアイルランド製薬大手シャイアーと進めた合理化努力が損益改善に反映される。なお、本業のもうけを示す営業損益は100億円の黒字化(従来予想は1100億円の赤字)を見込む。これを評価する形で買いを引き寄せる格好となった。

■KDDI <9433>  3,330円  +73 円 (+2.2%)  本日終値
 KDDI<9433>が高い。岩井コスモ証券は4日、同社株の投資判断「A」を継続するとともに、目標株価は3500円から3900円に引き上げた。第3四半期累計(4~12月)の連結営業利益は前年同期比2.6%増の8438億6900万円となり、第2四半期までの減益から増益に転換した。成長領域としているコマース・金融決済・エネルギーなどのライフデザイン領域(非通信領域)の利益が拡大した。20年3月通期の会社予想の連結営業利益1兆200億円(前期比0.6%増)は達成可能とみており、今期配当も前期比10円増の115円と18期連続増配の計画であることも評価している。21年3月期の同利益は今期推定比2.9%増の1兆500億円を予想。一株利益は279円と試算しており、足もとの株価から弾いた来期予想PERは12倍程度の水準にあることから割安感を指摘している。

■JBCCHD <9889>  2,014円  +43 円 (+2.2%)  本日終値
 JBCCホールディングス<9889>は続伸。1月下旬に日経平均の下げに連動する形で利食われたものの1800円台半ばに位置する75日移動平均線を足場にきれいに切り返し、時価は連続陽線で25日移動平均線もクリアし戻り足を鮮明としている。同社は日本IBM系のITインフラ構築大手で、設計段階から一貫してシステム開発を手掛けられる強みを生かし企業のIT投資需要を取り込んでいる。アジャイル開発と超高速開発の組み合わせによるシステム開発とクラウドネイティブ型のシステム開発を2本柱とする「NeW SI」に注力しており、クラウドサービス、情報セキュリティー、医療ICT分野などで好調に実績を重ねている。1月30日に発表した19年4~12月期は売上高が前年同期比2割増の509億4700万円、営業利益は同5割増となる30億3200万円と大幅な伸びを示した。20年3月期通期の営業利益は前期比25%増の33億円を見込んでいるが、進捗率を考慮すると上振れる可能性がある。

■エービーシー・マート <2670>  7,120円  +110 円 (+1.6%)  本日終値
 エービーシー・マート<2670>が続伸。4日の取引終了後に発表した1月度概況で、既存店売上高が前年同月比0.3%増と小幅ながら2カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好感された。正月が昨年と比べて1日短い曜日並びだったが、天候に恵まれたことや初売り商戦が成人の日まで継続したことなどが寄与した。商品別では春の新作スニーカーやアパレルの販売が好調だった。なお、全店売上高は同1.6%増だった。

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