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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):コーテクHD、インソース、弁護士COM

コーテクHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■インソース <6200>  3,855円  +310 円 (+8.7%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 インソース<6200>が続急伸。27日大引け後に発表した20年9月期第1四半期(10-12月)の連結業績は売上高が16億2500万円(前年同期比25.6%増)、経常利益が4億1500万円(同32.2%増)といずれも急拡大しており、これを好感する買いが向かった。製造業やIT、建築関連向け講師派遣型研修の実施回数が増加したほか、セミナールームの増設効果などで公開講座も大きく伸びた。研修別では階層別研修やIT研修が好調だった。業績拡大を踏まえ、上期の経常利益予想を従来予想の5億6800万円から6億1000万円に上方修正した。

■スマレジ <4431>  3,500円  +155 円 (+4.6%)  本日終値
 スマレジ<4431>が地合い悪に抗して買い人気。全体波乱相場のなか、同社株は25日移動平均線をサポートラインとする頑強な値動きを続けているが、きょうは年初につけた高値を更新した。クラウドサービス事業を展開するが、同社はスマートフォンを使ったPOSレジアプリ「スマレジ」を主力に中小事業者の需要を捉えている。スマレジ「4.0」のバージョンアップで導入実績も増勢一途で中期成長期待が大きい。20年4月期業績は営業利益段階で前期比5割の伸びを見込む。

■メドピア <6095>  1,833円  +48 円 (+2.7%)  本日終値
 メドピア<6095>が3日ぶりに反発。同社はきょう、子会社のMediplatとPKSHA Technology<3993>が、メドピアの産業保健支援サービス「first call」での医師の回答文案作成をサポートする人工知能(AI)システムを共同開発すると発表。これが買い手掛かりとなったようだ。これは、PKSHAのアルゴリズムモジュール「PMLモジュール」を活用することで、ユーザーから日々寄せられる健康相談に対する医師の回答フローの効率化と回答精度の向上を目指すもの。20年春頃から「first call」への導入を予定している。

■クスリアオキ <3549>  6,520円  +130 円 (+2.0%)  本日終値
 クスリのアオキホールディングス<3549>は5日ぶり反発。27日大引け後に発表した1月度(12月21日~1月20日)の月次営業速報で、既存店売上高が前年同月比1.7%増と今期に入り8カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようだ。客単価は0.3%減と12月に続いて減少したものの、客数が同2.0%増に伸びたことが寄与した。なお、全店売上高は同11.7%増だった。

■タカラレーベン <8897>  487円  +9 円 (+1.9%)  本日終値
 タカラレーベン<8897>が4日ぶりに反発。27日大引け後に発表した20年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結業績は売上高が968億4300万円(前年同期比30.4%増)、経常利益が56億6700万円(同3.2倍)といずれも急拡大して着地したことが好感された。不動産販売事業で主力の新築分譲マンションの引き渡し戸数が1791戸(前年同期は1435戸)と大幅に増加した。また、不動産管理収入事業が2ケタ増収となったほか、発電事業では売電収入が大きく伸びた。

■コーテクHD <3635>  2,825円  +45 円 (+1.6%)  本日終値
 コーエーテクモホールディングス<3635>が3日ぶりに反発。売り先行でスタートしたものの、プラス圏に切り返した。27日大引け後に発表した20年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結最終利益が前年同期比14.8%増の97億1800万円と同期間として過去最高だったことが好感された。固定資産売却益15億5900万円を計上したほか、有価証券売却益が増加したことが利益を押し上げた。主力のエンターテインメント事業はロイヤルティー収入の増加でオンライン・モバイル分野が大きく伸長したものの、開発体制拡充で固定費が増加し、営業利益は減少した。第4四半期は大型タイトルの投入で収益拡大を見込む。

■弁護士ドットコム <6027>  4,450円  -1,000 円 (-18.4%) ストップ安   本日終値
 弁護士ドットコム<6027>は急落し、ストップ安の4450円に売り込まれた。27日の取引終了後、20年3月期第3四半期累計(19年4~12月)の単独決算を発表しており、売上高が前年同期比33.6%増の29億9400万円だったものの、営業利益が同35.2%減の2億2700万円と大幅減益、通期予想に対する進捗率も43.8%にとどまっていることが嫌気された。電子契約サービス「クラウドサイン」における広告宣伝費の増加などで利益を圧迫した。一方、税理士マーケティング支援サービスやクラウドサインを含む広告その他サービスが堅調だったものの、第3四半期までの費用増をカバーするまでに至らなかった。なお、20年3月期通期業績見通しは、売上高が前期比37.3%増の43億円、営業利益が同1.9%増の5億2000万円と従来通りを据え置いている。

■ナガワ <9663>  6,800円  -590 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率4位
 27日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が8%減益で着地・10-12月期も19%減益」が嫌気された。
 ナガワ <9663> が1月27日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比7.9%減の27.6億円に減り、通期計画の47億円に対する進捗率は58.7%にとどまり、5年平均の71.7%も下回った。
  ⇒⇒ナガワの詳しい業績推移表を見る

■KOA <6999>  1,246円  -99 円 (-7.4%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 27日に決算を発表。「非開示だった今期経常は79%減益、未定だった配当は36円実施」が嫌気された。
 KOA <6999> が1月27日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比76.2%減の11.9億円に大きく落ち込んだ。同時に、従来未定としていた今期の年間配当は36円(前期は36円)実施する方針とした。
  ⇒⇒KOAの詳しい業績推移表を見る

■コシダカHD <2157>  1,670円  -114 円 (-6.4%)  本日終値  東証1部 下落率10位
 27日に業績修正を発表。「今期経常を一転15%減益に下方修正、配当も4円減額」が嫌気された。
 コシダカホールディングス <2157> が1月27日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。20年8月期の連結経常利益を従来予想の110億円→81.2億円(前期は95.6億円)に26.5%下方修正し、一転して15.0%減益見通しとなった。
  ⇒⇒コシダカHDの詳しい業績推移表を見る

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