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【材料】資生堂が急落、新型肺炎によるインバウンドへの影響を懸念

資生堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
 資生堂<4911>が急落している。中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、訪日外国人観光客の消費減少につながるとの懸念からインバウンド関連が売られている。

 新型肺炎による患者数は26日時点で2000人を超え、死亡者数も56人に増加。更に中国本土のほか日本やアメリカを含む14の国と地域に感染が広がっている。中国政府は25日、国内の旅行会社に対して全ての団体旅行を中止するよう命じたとされており、中国人にとって人気のある旅行先である日本のインバウンド需要への大きな痛手となることは必至とみられている。

 この日は、同社やコーセー<4922>など化粧品大手のほか、マツモトキヨシホールディングス<3088>やウエルシアホールディングス<3141>、サンドラッグ<9989>などのドラッグストア、ラオックス<8202>、パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス<7532>などインバウンドに強い小売り、エイチ・アイ・エス<9603>、エアトリ<6191>、アドベンチャー<6030>、HANATOUR JAPAN<6561>など旅行会社が軒並み安。更に業績悪化観測が報じられたオリエンタルランド<4661>も大きく下げている。

出所:MINKABU PRESS

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