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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 岡山製紙、パイプドHD、アダストリア (27日大引け後 発表分)

岡山製紙 <日足> 「株探」多機能チャートより

 27日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 岡山製紙 <3892> [JQ]  ★上期経常を10期ぶり最高益に上方修正、通期も増額
 ◆20年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)を従来予想の4.9億円→7.6億円に56.3%上方修正。従来の14.0%減益予想から一転して34.4%増益を見込み、一気に10期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。悪天候などの影響で段ボール製品の販売数量が伸び悩み、売上高は計画未達だったものの、環境規制による中国向け輸出の減少で原料古紙価格が下落し、原材料費が想定を下回ったことが利益を押し上げた。
  上期業績の好調に伴い、通期の経常利益も従来予想の8.2億円→10.8億円に31.7%上方修正。増益率が2.0%増→34.3%増に拡大する見通しとなった。

 パイプドHD <3919>   ★3-11月期(3Q累計)経常が3.4倍増益で着地
 ◆20年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比3.4倍の9.2億円に急拡大して着地。業務効率化ニーズの高まりを追い風に、主力のデータ管理プラットフォーム「スパイラル」のアカウント数が増加したことが寄与。アフィリエイトASP一括管理サービスの好調や広告管理業務の内製化で広告事業の収益が大きく伸びたことも大幅増益に貢献した。

 アダストリア <2685>   ★今期経常を20%上方修正
 ◆20年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の118億円に急拡大して着地。「グローバルワーク」など前期苦戦した基幹ブランドが回復したほか、「ニコアンド」なども総じて好調に推移し、国内売上高が増収を確保したことが寄与。値引き販売の抑制が奏功したことに加え、広告宣伝費の減少なども大幅増益につながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の100億円→120億円に20.0%上方修正。増益率が36.1%増→63.4%増に拡大する見通しとなった。

 中北製 <6496> [東証2]  ★上期経常を34%上方修正、通期も増額
 ◆20年5月期上期(6-11月)の経常利益(非連結)を従来予想の5億円→6.7億円に33.7%上方修正。舶用関連で環境規制に伴うバラスト水処理装置の取り付け工事を受注し、メンテナンス関連の売り上げが想定より伸びたことが寄与。
  上期業績の好調に伴い、通期の経常利益も従来予想の10.1億円→11.8億円に16.8%上方修正。減益率が23.8%減→10.9%減に縮小する見通しとなった。

 ケーヨー <8168>   ★3-11月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過
 ◆20年2月期第3四半期累計(3-11月)の経常損益(非連結)は11.6億円の黒字(前年同期は1.1億円の赤字)に浮上して着地。商品入れ替えによる利益率向上や店舗作業の見直しによるコスト削減などが寄与し、採算が大きく改善した。
  通期計画の7億円をすでに67.0%も上回っており、業績上振れが期待される。

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