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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ニトリHD、アドウェイズ、TATERU

ニトリHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニトリホールディングス <9843>  16,925円  -65 円 (-0.4%)  本日終値
 ニトリホールディングス<9843>は反落。前週末22日の取引終了後に発表した11月度(10月21日~11月20日)の国内売上高で、既存店売上高が前年同月比6.9%減と4カ月ぶりに前年実績を下回ったことが嫌気された。気温の低下とともに秋冬物の寝具・寝装品の売り上げが伸長したほか、キッチン用品や洗濯・清掃用品が堅調に推移したものの、消費税増税の駆け込み需要の反動が家具を中心に出た。なお、全店売上高は同4.5%減だった。

■アドウェイズ <2489>  425円  +80 円 (+23.2%) ストップ高   本日終値
 アドウェイズ<2489>はストップ高。同社はスマートフォン向け広告配信などに強みを持つアフィリエイト広告の大手で。足もとの業績は人的コストの上昇に加え、海外大型案件の一巡もあって苦戦している。そのなか、22日取引終了後、博報堂DYメディアパートナーズとアプリプロモーション領域で資本・業務提携することを発表。博報堂DYメディアパートナーズに対する第三者割り当てによる自己株式処分も併せて発表しており、これによる業容拡大期待が投資資金の流入を誘った。

■TATERU <1435>  243円  +34 円 (+16.3%)  本日終値  東証1部 上昇率トップ
 TATERU<1435>が大幅続伸。同社は22日取引終了後に、今後の成長に向け2019年から22年の経営方針を策定したと発表。同社は収益性を重視した事業ポートフォリオの明確化として、安定収益領域(PMプラットフォーム事業)、戦略的成長領域(スマートホテル事業)、リスクコントロール領域(アパート販売事業)の3領域に区分し、事業強化を図る方針。22年度の数値目標として連結営業利益10億円以上(今期見通しは79億1600万円の赤字)を掲げている。

■サイバーステップ <3810>  1,586円  +192 円 (+13.8%)  本日終値
 サイバーステップ<3810>が大幅高で、年初来高値を更新した。同社は22日、ゲームプラットフォームサービス「アイビス(Ivis)」(仮称)を来年春に開始すると発表。「アイビス」は、パソコンや家庭用ゲーム機向けに開発されたゲームがスマートフォンやタブレットなどのブラウザー上で快適にプレーできるゲームプラットフォーム。「アイビス」を用いることで全世界に向けてゲームを提供できるようになるとしている。

■ジーンテクノサイエンス <4584>  848円  +78 円 (+10.1%)  本日終値
 ジーンテクノサイエンス<4584>が大幅高。慶応大学医学部発のベンチャーであるHeartseed(東京都新宿区)は22日、国内外の新規投資家及び既存株主を引受先とした第三者割当増資を実施し、総額約28億円を調達したと発表。同社が引受先のひとつとなっており、これが材料視されたようだ。Heartseedは調達した資金を、他家iPS細胞由来純化心室筋特異的心筋細胞「HS-001」の企業治験の実施費用、海外展開費用、人材採用費、人件費などに充て、HS-001の再生医療等製品としての薬事承認と事業化の早期実現を目指すとしている。

■ハナツアーJ <6561>  1,213円  +93 円 (+8.3%)  本日終値
 HANATOUR JAPAN<6561>が急伸。韓国政府が22日、失効が目前に迫っていた日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)に関して、失効停止の方針を日本政府に伝えたことを受けて、旅行事業底打ちへの思惑から買われたようだ。

■エクスモーション <4394>  2,096円  +158 円 (+8.2%)  本日終値
 エクスモーション<4394>が大幅高、満を持して2000円大台を回復してきた。ホンダ<7267>と日立製作所<6501>が傘下の自動車部品4社を経営統合させる方向にあるが、自動車業界の技術革新トレンドである「CASE」を念頭に置いたもの。これは自動車業界全体の再編につながる動きでもあるが、その際、自動車向け中心に組み込みソフトの導入提案ビジネスを展開するエクスモーションに商機が巡る可能性が出ている。足もとの業績も好調、19年11月期営業利益は前期比22%増益の1億7700万円を予想するが上振れが有力視されている。

■ライドオンE <6082>  1,895円  +127 円 (+7.2%)  本日終値  東証1部 上昇率10位
 ライドオンエクスプレスホールディングス<6082>が大幅続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「外食チェーン大手が年末年始の休業を相次ぎ拡大する」と報じられたことを受けて、宅配需要拡大の思惑が働いているようだ。記事によると、すかいらーくホールディングス<3197>は全体の8割の店舗で12月31日の夕方から1月1日正午まで休業するほか、ロイヤルホールディングス<8179>は12月31日と1月1日を休業日にするという。同社では宅配寿司の「銀のさら」や宅配御膳「釜寅」、飲食店の出前代行サービス「fineDine」などを手掛けており、外食休業中の注文増が期待されている。

■TBグループ <6775>  344円  +23 円 (+7.2%)  本日終値
 TBグループ<6775>が急反発。週末に投資家説明会を実施し、なかでデジタルサイネージ部門の成長戦略として、NEC<6701>と連携し、5G基地局と街路灯を組み合わせたスマート街路灯を展開すると発表しており、これが好材料視されたようだ。

●ストップ高銘柄
 Lib Work <1431>  4,430円  +700 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 ウチダエスコ <4699>  3,485円  +503 円 (+16.9%) ストップ高   本日終値
 fonfun <2323>  561円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値
 など、4銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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