【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ラクオリア、マルカ、キューブシス
マルカ <日足> 「株探」多機能チャートより
マルカ <7594> が3日ぶりに反発し、年初来高値を更新した。20日大引け後、19年11月期の期末配当を従来計画の25円→28円(前期は25円)に増額修正したことが買い材料視された。足もとの好調な業績を踏まえ、株主への利益還元を増やす。今期最終利益は前期比40.5%増の27億円に拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しだ。権利付き最終日を27日に控え、配当取りを狙う買いなどが向かった。
■キューブシステム <2335> 805円 +13 円 (+1.6%) 本日終値
キューブシステム<2335>が反発。20日の取引終了後、同社が開発した“イベントなどの入場管理を顔情報で行う”サービス「顔チケ」の実証実験を行い、一定の成果を確認できたと発表しており、これが好感された。「顔チケ」は、トリプルアイズ(東京都千代田区)の画像認識プラットフォーム「AIZE」を活用したサービスで、実証実験では事前登録した153人のうち144人を判別し、94.1%という高い認識率となったという。また、人物の誤認識は発生せず、認識した場合の正答率は100%となり、正確性も実証することができたとしている。
■ラクオリア創薬 <4579> 1,377円 +15 円 (+1.1%) 本日終値
ラクオリア創薬<4579>が高い。きょうの正午、同社が韓国CJヘルスケアへ導出した胃食道逆流症治療薬「テゴプラザン」について、CJ社がタイの製薬大手ポンズ・ケミカル社とサブライセンス契約を締結したと発表。これに伴い、ラクオリアは一時金を受領することになったとしており、これが好感された。同契約により、CJ社はポンズ社に対し、製造販売承認後10年間、テゴプラザンを独占的に供給。ラクオリアは一時金並びにテゴプラザンにより得た収益に応じてロイヤルティーを受け取ることになる。なお、タイにおける承認取得時期は2022年と予想されている。
■東リ <7971> 301円 +3 円 (+1.0%) 本日終値
20日、東リ <7971> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.81%にあたる50万株(金額で1億4900万円)を上限に、11月21日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。
■ディア・ライフ <3245> 573円 +10 円 (+1.8%) 本日終値
20日に発表した「豊島区にマンション開発用地取得」が買い材料。
豊島区にマンション開発用地を取得。
■JFEシステムズ <4832> 3,150円 +40 円 (+1.3%) 本日終値
20日に発表した「アズビルにSAP社製システム導入」が買い材料。
アズビル <6845> にSAP社製の業績管理・グローバル連結決算システムと、SAPの承認を受けた自社製テンプレート「KPIMart」を導入。
■ソラスト <6197> 1,255円 +16 円 (+1.3%) 本日終値
20日に発表した「10月の介護サービス利用は増加」が買い材料。
10月の介護サービス利用状況は、訪問介護が前年同月比4.3%増、デイサービスが同44.2%増、施設系サービスは同44.2%増と増加基調が続いた。
■NTTDイン <3850> 4,215円 +45 円 (+1.1%) 本日終値
20日に発表した「BPM履修教材を専修大に無償提供」が買い材料。
BPM(ビジネスプロセス・マネジメント)の履修教材とBPM+RPAの講義をアカデミックプライス(無償)で提供開始。第一弾として専修大学に提供。
■JT <2914> 2,482円 +17 円 (+0.7%) 本日終値
20日に発表した「国内紙巻たばこは前年比18.5%増」が買い材料。
10月の国内紙巻たばこ売上収益は前年同月比18.5%増の365億円となった。
●ストップ高銘柄
NCホールディングス <6236> 646円 +100 円 (+18.3%) ストップ高 本日終値
など、2銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース