【材料】サイバーリンクス---3Qも2ケタ増収増益、ITクラウド事業が引き続き好調を維持
サイバーリン <日足> 「株探」多機能チャートより
サイバーリンクス<3683>は13日、2019年12月期第3四半期(19年1月-9月)決算を発表した。売上高が前年同期比15.3%増の80.43億円、営業利益が同22.6%増の4.58億円、経常利益が同22.5%増の4.69億円、四半期純利益が同21.2%増の2.94億円となった。
ITクラウド事業の売上高は前年同期比32.3%増の53.45億円、セグメント利益(経常利益)は同32.6%増の3.15億円となった。流通業向けクラウドサービス分野は、主力サービスである流通食品小売業向け基幹業務クラウドサービス「@rms基幹」や、卸売業向けのクラウド型EDIサービスなどの提供拡大により、定常収入が増加した。とりわけ「@rms基幹」は、当四半期において次期バージョンの導入があり、定常収入に加え、導入作業やカスタマイズにかかる売上も増加した。官公庁向けクラウドサービス分野は、防災行政無線デジタル化にかかる工事案件が大幅に増加した。
モバイルネットワーク事業の売上高は前年同期比8.1%減の26.97億円、セグメント利益(経常利益)は同3.8%増の3.15億円となった。NTTドコモ<9437>の料金プラン変更などを背景にスマートフォンの売れ筋が低価格モデルへシフトしてきているが、当第3四半期累計期間における端末一台あたりの販売単価は、端末の高機能化等により前年同期に比べやや上昇した。一方で、端末販売台数は減少した。
2019年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比6.9%増の103.54億円、営業利益が同19.9%増の6.05億円、経常利益が同18.7%増の6.10億円、当期純利益が同14.2%増の3.66億円とする期初計画を据え置いている。
《SF》
提供:フィスコ