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【材料】<注目銘柄>=ロゼッタ、機械翻訳事業が急成長期入り

ロゼッタ <日足> 「株探」多機能チャートより
 ロゼッタ<6182>は、第2四半期累計(4~9月)決算の発表で材料出尽くし感から売られたものの、好業績期待を背景に今後、株価再評価機運が高まりそうだ。

 18年2月期第4四半期から、MT(機械翻訳)事業が急成長期に入っている。牽引しているのは産業・ビジネス向けの人工知能(AI)自動翻訳ツール「T-4OO」で、目標としていた産業翻訳の主要5分野(医学、化学、法務、金融、IT分野)の翻訳精度95%(人間評価による同社比の指標)を実現したことをきっかけに受注を急速に拡大させている。

 「T-4OO」はオリックス<8591>などとの販売面での提携効果に加えて、各種業務支援AIツールとの連動型サービスの展開などで更なる成長が期待できる。20年2月期業績予想は、会社側では営業利益を過去最高だった19年2月期の3億3800万円以上としているが、「T-4OO」の急拡大から市場予想平均では7億5000万円前後を見込んでおり、大幅増益が見込まれる。

 また、精度99%の機械翻訳を20年初旬にリリースする予定で、この貢献もあって21年2月期は市場予想平均で同13億円強が予想されている。業績の急拡大による株価押し上げ効果が期待できよう。(温羅)

出所:MINKABU PRESS

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