【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ケーズHD、スシローGH、セイノーHD
ケーズHD <日足> 「株探」多機能チャートより
8日に決算を発表。「上期経常が33%増益で着地・7-9月期も48%増益」が好感された。
ケーズホールディングス <8282> が11月8日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比33.4%増の245億円に拡大し、通期計画の396億円に対する進捗率は62.0%に達し、5年平均の46.8%も上回った。
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■レイズネクスト <6379> 1,186円 +83 円 (+7.5%) 本日終値
レイズネクスト<6379>が急反騰し一時、前週末比187円(17.0%)高の1290円に買われた。8日の取引終了後、20年3月期の連結業績予想について、営業利益を63億円から75億円(前期比2.4%減)へ、純利益を42億円から102億5000万円(同96.2%増)へ上方修正したことが好感された。定期修理工事の集中による人手不足や労務単価の上昇圧力、材料価格の上昇の影響などにより、厳しい環境を予想していたものの、直接工事費の原価低減や経費の継続的削減などに取り組んだことで、予想以上の利益を確保できたという。なお、売上高は1400億円(同43.8%増)の従来見通しを据え置いている。また、業績予想の修正に伴い、従来32円を予定していた期末一括配当を3円増額して35円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されているようだ。なお、第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高582億1600万円(前年同期比32.9%増)、営業利益42億200万円(同17.1%増)、純利益83億2700万円(同3.4倍)だった。
■ダイヘン <6622> 3,740円 +250 円 (+7.2%) 本日終値
8日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は30%増益」が好感された。
ダイヘン <6622> が11月8日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比11.2%減の32.5億円に減り、通期計画の88億円に対する進捗率は37.0%となり、5年平均の39.9%とほぼ同水準だった。
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■福井コン <9790> 3,340円 +215 円 (+6.9%) 本日終値
8日に決算を発表。「今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
福井コンピュータホールディングス <9790> が11月8日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比46.6%増の28.5億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の41.5億円→47.8億円(前期は41.4億円)に15.2%上方修正し、増益率が横ばい→15.2%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■スシローGH <3563> 8,020円 +510 円 (+6.8%) 本日終値
8日に決算を発表。「今期税引き前は9%増で4期連続最高益、前期配当を5円増額・今期も90円継続へ」が好感された。
スシローグローバルホールディングス <3563> が11月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年9月期の連結税引き前利益は前の期比24.8%増の143億円になり、20年9月期も前期比8.8%増の156億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を85円→90円(前の期は85円)に増額し、今期も90円を継続する方針とした。
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■日本化学工業 <4092> 3,410円 +215 円 (+6.7%) 本日終値
8日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は5%増益」が好感された。
日本化学工業 <4092> が11月8日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比8.5%減の16.9億円に減ったが、通期計画の31億円に対する進捗率は54.6%に達し、5年平均の47.0%も上回った。
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■上組 <9364> 2,656円 +159 円 (+6.4%) 本日終値
上組<9364>はマドを開けて大幅続伸。株価は一時10%以上を超える上昇となり、4月15日に付けた年初来高値を一気に更新した。同社は港湾総合運送大手で6大港の取扱高がトップ。8日取引終了後に発表した19年4~9月期決算では、売上高が前年同期比2.8%増の1405億4900万円、営業利益が同8.4%増の125億7100万円と従来予想の120億円を上振れて着地しており、これを評価する形で買いが流入した。今上期は新たに港湾運送事業会社の株式を取得したことや、鹿児島県志布志市に飼料用倉庫の増設を行ったことに加えて、カンボジアの港湾公社の株式を追加取得するなど、物流事業の内外における強化策が業績拡大に寄与した。
■セイノーHD <9076> 1,530円 +90 円 (+6.3%) 本日終値
8日に決算を発表。「今期経常を0.3%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
セイノーホールディングス <9076> が11月8日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.6%増の169億円に伸びた。併せて、通期の同利益を従来予想の346億円→347億円(前期は336億円)に0.3%上方修正し、増益率が2.9%増→3.2%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
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■淺沼組 <1852> 4,450円 +260 円 (+6.2%) 本日終値
8日に決算を発表。「上期経常が2.2倍増益で着地・7-9月期も66%増益」が好感された。
淺沼組 <1852> が11月8日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.2倍の32.8億円に急拡大し、通期計画の61.6億円に対する進捗率は53.2%に達し、5年平均の38.7%も上回った。
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■ナフコ <2790> 1,394円 +81 円 (+6.2%) 本日終値
ナフコ<2790>が大幅反発。前週末8日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)単独業績が、売上高1156億7700万円(前年同期比0.4%増)、営業利益53億8000万円(同10.7%増)、純利益32億8000万円(同28.4%増)と2ケタ営業増益となったことが好感された。上期は1店舗の新規出店(閉店3店舗)を行ったほか、3店舗の増床と1店舗の改装を実施した効果もあり、「資材・DIY・園芸用品」や「家具・ホームファッション用品」などが伸長。また販管費の抑制も図り、増益を確保した。なお、20年3月期通期業績予想は、売上高2249億9700万円(前期比0.8%増)、営業利益84億2600万円(同20.4%増)、純利益47億8100万円(同5.8%増)の従来見通しを据え置いている。同時に、20年3月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表しており、これも好材料視された。3月31日時点で1単元(100株)以上を保有する株主を対象に、保有株数に応じてギフト券を1000円分から5000円分贈呈する方針だ。
株探ニュース