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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):JR九州、良品計画、三菱UFJ

JR九州 <日足> 「株探」多機能チャートより
■JR九州 <9142>  3,815円  +135 円 (+3.7%)  本日終値
 JR九州<9142>が3日続伸。5日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表しており、これを好感する買いが入った。320万株(発行済み株式数の2.0%)、100億円を上限としており、取得期間は11月6日から20年3月31日まで。今年6月の株主総会では同社の大株主である米ファンド、ファーツリー・パートナーズが自社株買いの実施を提案し否決された経緯があるが、今回新たに資本効率の向上に向け自社株買いを発表したことを市場は評価している。

■良品計画 <7453>  2,540円  +43 円 (+1.7%)  本日終値
 良品計画<7453>が続伸。5日の取引終了後に発表した10月度の月次概況で、直営既存店売上高が前年同月比6.2%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。衣服・雑貨で主力の「綿フランネルスタンドカラーシャツ」やウールシルクのニットが堅調に推移した。生活雑貨でベッド、ソファなど大型商品が前月の反動で売り上げが伸び悩んだものの、今シーズンから価格を見直した毛布や布団、キッチン用品、スタンドファイルボックスが伸び売り上げを下支えした。また、食品は月後半にテレビ番組で紹介されたカレーや低糖質シリーズの菓子が大きく売り上げを伸ばした。

■三菱UFJ <8306>  582.5円  +5.3 円 (+0.9%)  本日終値
 メガバンクが高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>がそろって値を上げた。5日の米債券市場で10年債利回りは前日比0.083%上昇の1.860%に上昇。米中通商協議の進展期待や米経済指標の改善を背景に、長期金利は上昇している。この金利上昇に伴う利ザヤ改善期待を受け、米株式市場ではJPモルガン・チェースやバンク・オブ・アメリカといった大手銀行株が上昇した。この日の東京市場でも債券利回りが上昇基調となるなか、メガバンクに見直し買いが流入している。

■カカクコム <2371>  2,550円  +23 円 (+0.9%)  本日終値
 カカクコム<2371>が続伸、株価は10月10日に急落したが、この時に開けたマドを埋める形で出直り歩調を鮮明としている。同社はきょう前場取引終了後に20年3月期第2四半期(4~9月)の決算を発表、売上高は前年同期比15%増の295億2900万円、営業利益は同16%増の135億6900万円といずれも2ケタの伸長を確保した。これが株高を後押しする形となっている。価格比較サイトの大手でバナー及び記事広告など旺盛な需要の取り込みが進み収益に反映された。

■日本エム・ディ・エム <7600>  1,976円  +7 円 (+0.4%)  本日終値
 日本エム・ディ・エム<7600>が4日続伸。5日の取引終了後、米ジョンソン・エンド・ジョンソングループのデピューシンセス・セールス社と、日本MDMの米子会社ODEV社製人工膝関節スペーサーモールド「Knee Articulating Spacer Mold」(KASM)に関して、相手先ブランド製品を提供する契約を締結したと発表しており、これが好感された。「KASM」は、人工膝関節置換術後に感染症が発生した場合、その治療に使われる製品。ODEVとデピューシンセス社は、18年10月に米国市場における「KASM」の販売提携契約を締結し、デピューシンセス社の販売網を活用した米医療従事者への販売を行っていたが、「KASM」の更なる販売拡大を目的に相手先ブランド製品を提供することにしたという。

■日本ライフライン <7575>  1,511円  -214 円 (-12.4%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 5日に決算を発表。「今期経常を一転微減益に下方修正」が嫌気された。
 日本ライフライン <7575> が11月5日大引け後(15:10)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比4.9%減の48.4億円に減った。併せて、通期の同利益を従来予想の111億円→107億円(前期は108億円)に3.4%下方修正し、一転して0.2%減益見通しとなった。
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■あすか製薬 <4514>  1,155円  -126 円 (-9.8%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 5日に決算を発表。「上期経常は19%減益で着地」が嫌気された。
 あすか製薬 <4514> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比19.4%減の8.6億円に減り、通期計画の21億円に対する進捗率は41.4%にとどまり、5年平均の61.1%も下回った。
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■ハウスドゥ <3457>  1,650円  -153 円 (-8.5%)  本日終値  東証1部 下落率5位
 ハウスドゥ<3457>が大幅安となっている。同社は5日取引終了後に、20年6月期第1四半期(7~9月)の連結決算を発表。営業利益は3700万円(前年同期比92.0%減)となり、上半期計画4億6700万円に対する進捗率は7.9%にとどまった。売上高は60億6100万円(同0.3%減)とほぼ想定通りとなったが、注力事業への人材及び広告宣伝投資のほか、小山建設グループを子会社化したことに伴う費用などにより、販管費が増加したことが利益面に影響した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■ユニプレス <5949>  1,681円  -142 円 (-7.8%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 5日に決算を発表。「今期経常を38%下方修正」が嫌気された。
 ユニプレス <5949> が11月5日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比62.5%減の37.6億円に大きく落ち込み、従来予想の64億円を下回って着地。併せて、通期の同利益を従来予想の160億円→100億円(前期は209億円)に37.5%下方修正し、減益率が23.8%減→52.4%減に拡大する見通しとなった。
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■TOA <6809>  1,164円  -96 円 (-7.6%)  本日終値  東証1部 下落率8位
 5日に決算を発表。「上期経常は一転6%減益で下振れ着地」が嫌気された。
 TOA <6809> が11月5日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.2%減の12.7億円に減り、従来の2.8%増益予想から一転して減益で着地。
  ⇒⇒TOAの詳しい業績推移表を見る

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