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【特集】平山 Research Memo(9):2023年6月期に売上高400億円、営業利益率4%を目標に掲げる

平山 <日足> 「株探」多機能チャートより

 



■成長戦略

1. 中期経営数値目標
平山ホールディングス<7781>は中期の経営数値目標として、2023年6月期に売上高400億円、営業利益率で4%を掲げた。営業利益としては16億円となり、2019年6月期実績と比較して約8倍に急拡大する計算だ。2023年6月期における事業セグメント別の売上高は、インソーシング・派遣事業で320億円、技術者派遣事業で40億円、海外事業で25億円、その他事業で15億円となっており、引き続きインソーシング・派遣事業がけん引役となる。また、セグメント利益率では、インソーシング・派遣事業が前期実績の6.8%から7.8%、同様に技術者派遣事業が1.6%から5.0%、海外事業が-0.6%から2.0%、その他事業が7.8%から7.0%を見込んでいる。

インソーシング・派遣事業ではFUN to FUNの収益性向上を見込んでいる。サービス業界向け(小売、宿泊施設、物流等)の事業展開を拡大し、売上規模の拡大による販管費率低減により収益性向上を図る。また、技術者派遣事業においても売上規模の拡大により収益性の向上を見込む。海外事業については当面は規模の拡大を追わず、安定した収益基盤の構築を目指す方針だ。また、その他事業に関してはIoTやAIなど先進技術を取り入れた付加価値の高いコンサルティングサービスを提供していく一方で、大松サービシーズ等の新たな子会社で事業投資も進めていくこともあり、利益率はほぼ横ばい水準で想定している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YM》

 提供:フィスコ

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