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【材料】<動意株・11日>(前引け)=武蔵精密、リアルワルド、電子材料

武蔵精密 <日足> 「株探」多機能チャートより
 武蔵精密工業<7220>=戻り足。9月に入り上値追い態勢に入り75日移動平均線を上回ってきた。ここ為替の円安基調を背景に自動車株が戻り歩調にあるが、ホンダ系自動車部品メーカーでPERが10倍未満で割安感のある同社にも物色の矛先が向いている。また、同社は人工知能(AI)分野に積極的に踏み込んでいる点が注目されている。既にイスラエル企業とAI技術分野で連携を図っているが、国内でもAIの社会実装ビジネスを展開するベンチャー企業などとディープラーニング分野で業務提携している。

 リアルワールド<3691>=一時ストップ高。同社は10日、子会社のカチコが出資先のvivito(東京都渋谷区)とジョイントベンチャー「vivito synC(ビビトーシンク)」を設立したと発表。動画事業の更なる成長と収益最大化を目指すとしており、期待感が高まるかたちとなっているようだ。1000人以上のプロクリエイターとのネットワークを保有し高いクリエイティブ力を持つvivitoと、1000万人以上のクラウドワーカーを活用した動画制作で実績のあるカチコのプランニング・セールス力を生かし、それぞれの強みを掛け合わせて動画事業における競争力を強化するとしている。

 日本電子材料<6855>=大幅高で3連騰。半導体検査器具(プローブカード)の専業大手メーカーだが、米中通商摩擦の長期化に伴う影響で足もとの業績は低調。ただ、メモリー市況は在庫調整の進展から20年3月期下期は改善に向かうとの見方が強く、半導体製造装置関連は総じて株価を切り上げている。そのなか、同社が手掛けるプローブカードの需要も下期から来期にかけて回復歩調が予想される。株価的に出遅れているが急騰習性があり、水準訂正狙いの買いを引き寄せている。
 
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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