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【市況】14日の米国市場ダイジェスト:NYダウ800ドル安、世界経済の鈍化懸念が広がる

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

■NY株式:NYダウ800ドル安、世界経済の鈍化懸念が広がる

米国株式相場は大幅下落。ダウ平均は800.49ドル安の25479.42、ナスダックは242.42ポイント安の7773.94で取引を終了した。中国の7月鉱工業生産が10年ぶりの低水準となったほか、ドイツの4-6月期GDP速報値がマイナス成長となり、売りが先行。長期金利が低下し、米国債イールドカーブ(長短金利差)が逆転したことで世界経済減速への警戒感が高まり、大幅下落となった。セクター別では全面安となり、特に銀行や自動車・自動車部品の下落が目立った。

米10年債利回りが1.6%を下回る水準まで低下し、シティ・グループ(C)、バンクオブアメリカ(BAC)、JPモルガン(JPM)など金融各社が軒並み下落。小売のメーシーズ(M)は、業績見通しを引き下げ急落。百貨店のコールズ(KSS)やノードストローム(JWN)も業績懸念から大幅下落。オンライン家具販売のウェイフェア(W)は、7.5億ドル相当の転換社債の発行を発表し急落となった。

ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(CSCO)はマーケット終了後に5-7月期決算を発表、売上高、一株利益ともに予想を上振れたものの、業績見通しが予想に届かず、時間外取引で下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC


■NY為替:

14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円11銭から105円66銭まで下落して106円00銭で引けた。米国の2年債と10年債の利回りが一時逆転したため米国経済が近く景気後退入りするとの警戒感が強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な利下げを織り込むドル売りが加速。世界経済の景気後退懸念に加えて、香港、インド・パキスタン、ロシア情勢の緊迫化など地政学的リスクの上昇でリスク回避の円買いも強まった。

ユーロ・ドルは、1.1191ドルから1.1131ドルまで下落して安値圏で引けた。ドイツの4-6月期国内総生産(GDP)がマイナス成長となったためECBの利下げ観測を受けたユーロ売りも強まった。ユーロ・円は、118円55銭から117円79銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2075ドルから1.2052ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9706フランから0.9746フランまで上昇した。


■NY原油:反落で55.23ドル、中国経済の成長鈍化で需要減少の思惑広がる

NY原油先物9月限は反落(NYMEX原油9月限終値:55.23 ↓1.87)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比-1.87ドルの55.23ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めた取引レンジは53.97ドル-56.85ドル。中国の7月鉱工業生産と小売売上高はいずれも市場予想を下回ったことから、中国経済の成長が大幅に減速するとの懸念が広がり、原油需要の減少が予想されたことから原油先物は一時54ドルを下回った。


■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 26.42ドル -1.30ドル(-4.69%)
モルガン・スタンレー(MS) 39.33ドル -1.36ドル(-3.34%)
ゴールドマン・サックス(GS)195.56ドル -8.55ドル(-4.19%)
インテル(INTC) 45.87ドル -0.97ドル(-2.07%)
アップル(AAPL) 202.75ドル -6.22ドル(-2.98%)
アルファベット(GOOG) 1164.29ドル -32.98ドル(-2.75%)
フェイスブック(FB) 179.71ドル -8.74ドル(-4.64%)
キャタピラー(CAT) 115.21ドル -3.80ドル(-3.19%)
アルコア(AA) 17.50ドル -1.61ドル(-8.42%)
ウォルマート(WMT) 106.20ドル -1.21ドル(-1.13%)
スプリント(S) 6.79ドル -0.01ドル(-0.15%)

《SF》

 提供:フィスコ

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