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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、雇用・インフレ指標を注視へ


■軟調推移、合意なきEU離脱の可能性高まる

先週のポンド・円は軟調推移。ジョンソン英首相は、EUとの合意の有無にかかわらず10月末にEUから離脱する方針を堅持していることや、国内政治不安に対する市場の懸念は消えていないことから、リスク回避のポンド売りが広がった。ポンド・円は一時127円を下回る場面があった。取引レンジ:126円97銭-130円07銭。

■下げ渋りか、雇用・インフレ指標を注視へ

今週のポンド・円は下げ渋りか。英国の10月末の欧州連合(EU)離脱に向けた協議について双方が態度を硬化させており、合意なき離脱を警戒したポンド売りが続きそうだ。
ただし、英国の雇用やインフレの関連指標が市場予想を上回った場合、ポンド売りを抑制する要因となろう。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・13日:4-6月期ILO失業率(予想:3.8%)
・14日:7月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.8%)
・15日:7月小売売上高(前月比予想:-0.3%)

予想レンジ:126円00銭-129円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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