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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 シュッピン、五洋建、ワークマン (6日大引け後 発表分)

シュッピン <日足> 「株探」多機能チャートより

 6日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 シュッピン <3179>   ★4-6月期(1Q)経常は53%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比53.4%増の5.2億円に拡大して着地。希少価値の高い高額品や人気ブランドなど品揃えの拡充が奏功し、時計事業の収益が拡大したことが寄与。買取価格の見直しや計画的な値引き施策の実施でカメラ事業の採算が急改善したことも大幅増益に貢献した。
  上期計画の7.3億円に対する進捗率は71.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 五洋建設 <1893>   ★4-6月期(1Q)経常は20%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比20.4%増の81.3億円に伸びて着地。国内、海外ともに豊富な手持ち工事が順調に進み、24.4%の大幅増収を達成したことが寄与。

 エスクリ <2196>   ★4-6月期(1Q)経常は32%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比31.9%増の4.9億円に拡大して着地。前期に出店した渋谷のブライダル施設が通期稼働したほか、既存店も堅調に推移したことが寄与。新規開業に伴う先行費用が減少したことも大幅増益の要因となった。不動産関連事業で前期に大型不動産を販売した反動があったものの、ブライダル事業の収益拡大で吸収した。

 アドソル日進 <3837>   ★4-6月期(1Q)経常は29%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比28.6%増の2.9億円に伸びて着地。電力・ガス分野で自由化後の保守対応や事業再編関連の受注が増加したほか、旅行関連のシステム開発なども伸び、2ケタ増収を達成したことが寄与。プロジェクト管理の徹底による不採算案件の抑制や生産性向上に取り組んだことも大幅増益に貢献した。

 りらいあ <4708>   ★4-6月期(1Q)経常は76%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比75.5%増の20.5億円に拡大して着地。流通や金融向けを中心にコンタクトセンター業務の受注が伸びたことが寄与。のれん償却費の減少に加え、採算管理を徹底したことなども大幅増益に貢献した。

 ブランジスタ <6176> [東証M]  ★今期経常を29%上方修正
 ◆19年9月期の連結経常利益を従来予想の3億5000万円→4億5000万円に28.6%上方修正。電子雑誌業務、ソリューション業務ともに利益率の高い商材の獲得が増えたことが寄与。人件費が想定を下回ることに加え、ブランジスタゲームの全保有株売却に伴い、販管費が減少することも利益を押し上げる。

 JVCケンウ <6632>   ★4-6月期(1Q)税引き前は86%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結税引き前利益は前年同期比85.6%増の16.3億円に拡大して着地。主力の自動車分野はOEM(相手先ブランドによる供給)における純正品の販売減少や中国景気の悪化を受けて収益が悪化したものの、会議システムやテレマティクスソリューション関連の販売拡大で補い、増収を確保した。販管費が減少したことなども大幅増益の要因となった。

 エレコム <6750>   ★4-6月期(1Q)経常は23%増益で着地
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比23.3%増の32億円に伸びて着地。Windows10への切り替え需要を取り込み、パソコン関連の販売が伸びたほか、スマートフォン・タブレット関連で付加価値の高い製品が好調だったことが寄与。

 ワークマン <7564> [JQ]  ★4-6月期(1Q)経常は53%増益、対通期計画72%進捗
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比52.5%増の50.7億円に拡大して着地。アウトドアやスポーツ分野のプライベートブランド商品の拡充や新業態「ワークマンプラス」の出店効果などで、ワークマン既存店の売上高、客数がともに大きく伸びたことが業績を押し上げた。
  上期計画の70.9億円に対する進捗率は71.5%に達しており、業績上振れが期待される。

 ミツウロコG <8131>   ★4-6月期(1Q)経常は3.4倍増益・上期計画を超過
 ◆20年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.4倍の20.1億円に急拡大して着地。営業基盤の拡大や他社との提携強化を通じ、法人、一般家庭向けの電力販売量が増加したことが寄与。燃料価格の下落でエネルギー事業の採算が急改善したことも利益拡大に貢献した。
  上期計画の8億円をすでに2.5倍も上回っており、業績上振れが期待される。

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