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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):三菱商、バーチャレク、ブレーキ

三菱商 <日足> 「株探」多機能チャートより
■三菱商事 <8058>  2,870.5円  -66 円 (-2.3%)  本日終値
 三菱商事<8058>、三井物産<8031>など総合商社株が下値を探る展開。ここにきて再び原油市況が軟化している。前日のWTI原油先物価格は84セント安の1バレル=56ドル78セントと続急落、2営業日で下げ幅は2ドル80セントに達した。前日の下げは直接的には米エネルギー情報局が17日に発表したガソリン在庫が増加したことが原油安の背景にあるが、世界的な景気減速に対する懸念を原油市況が織り込み始めたという見方もできる。そのなか大手商社株は原油など資源価格の下落が収益デメリットとなることから、売りを誘発する格好となっている。

■三菱UFJ <8306>  516.2円  -7.2 円 (-1.4%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など生保株が軟調。米景気減速への警戒感から前日に米10年債利回りが2.05%台に反落しており、これを背景に米国株市場ではゴールドマンサックスやJPモルガンなどの大手金融株が下落した。東京市場でも米国事業を展開するメガバンクや大手生保は長期金利低下による運用環境の悪化を嫌気する売りが優勢となった。

■トヨタ自動車 <7203>  6,975円  -52 円 (-0.7%)  本日終値
 トヨタ自動車<7203>、ホンダ<7267>などをはじめ自動車株が安い。米経済が停滞傾向にあるとの見方から前日に米長期金利が大きく水準を切り下げた。これを背景に外国為替市場ではドルが売られ、足もとは1ドル=107円70銭近辺の推移と円高に振れている。輸出採算の悪化懸念から自動車株には逆風となっている。PERなど株価指標面では割安感が際立つが、両銘柄とも8月2日に今第1四半期の決算発表を控えており、下値で買い向かう動きも限られている。

■東京エレクトロン <8035>  16,500円  -75 円 (-0.5%)  本日終値
 東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体装置関連が全般下げ相場のなかで異色の底堅さをみせている。市場では「前日決算を発表したオランダの半導体装置メーカー大手ASMLが好決算を発表、アムステルダム市場で5%強の上昇をみせたことから、その連想が働いている。米国株市場でも半導体銘柄で構成されるSOX指数はプラス圏で着地した。東京市場でも半導体関連株は機関投資家が買いポジションを大きく低下させていただけに見直し買いが入りやすい」(準大手証券ストラテジスト)と指摘している。

■日本アビオニクス <6946>  1,364円  +186 円 (+15.8%) 一時ストップ高   本日終値
 赤外線サーモグラフィを手掛ける日本アビオニクス<6946>が一時ストップ高まで買われた。厚生労働省はきょう、世界保健機関(WHO)がコンゴ民主共和国でのエボラ出血熱の発生状況について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当する旨を宣言したと発表。同省では、同国及びウガンダ共和国からの入国者に対し検疫を強化するとしており、これが買い手掛かりとなったようだ。関連銘柄では、同社のほか感染症対策機器を展開している日本エアーテック<6291>、感染症防護服を販売するアゼアス<3161>などが物色された。

■バーチャレク <6193>  1,129円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 バーチャレクス・ホールディングス<6193>が全般急落相場のなかストップ高に買われた。コールセンターの運営受託やシステム開発を手掛けるが、傘下に有力企業を抱えており、政府主導の教育ICTでは、子会社のタイムインターメディアが注目を集めている。同社は最適化問題のためのAIソリューション「進化計算ダーウィン」の提供を開始、これは、兆単位の天文学的な組み合わせパターンの中から効率よく多様性のある少数パターンを生成し最適な選択肢を導き出すというもので、先端IT技術による有力ソリューションとして脚光を浴びている。

■曙ブレーキ工業 <7238>  125円  +9 円 (+7.8%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 曙ブレーキ工業<7238>が急騰。NHKがこの日未明、「再建を加速するため、東京の企業再生ファンドから出資を受ける方針を固めた」と報じており、これを好材料視した買いが入った。報道によると、出資額は200億円規模で、今後はファンドの支援を得ながら、事業の立て直しを加速させるという。なお、報道に対して会社側では、「当社が発表したものではない。出資受け入れについては、概ね報道内容の通りだが、本日正式決定する予定だ」とコメントしている。

■三櫻工業 <6584>  469円  +32 円 (+7.3%) 一時ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 三桜工業<6584>が急反発。午前11時ごろ、熱源に置くだけで発電する新型熱電発電素子を東京工業大学と共同開発し、50℃の環境下で4カ月の連続発電に成功したと発表しており、これを好感した買いが入った。従来の熱電発電素子は、素子の両端に温度差を与えるために、素子の一方を積極的に放熱する必要があり、素子を組み込んだ発電システムが複雑になるという問題があったが、今回の開発によりこの問題を解決することができたという。同社では今後、新型熱電発電素子は、IoT・ウェアラブルデバイス用の電源や自動車・工場の廃熱発電、地熱発電などに対して、幅広く活用されることが期待できるとしており、今後、早期の実用化を目指すとしている。なお、開発成果の一部は19年6月20日に英国王立化学会が発効する学術誌「Journal of Materials Chemistry A」の電子版に掲載されたという。

■GMOリサーチ <3695>  2,010円  +95 円 (+5.0%)  本日終値
 GMOリサーチ<3695>に買い流入。同社はきょう、顧客体験向上クラウドサービスを展開しているEmotion Tech(東京都千代田区)と業務提携したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。Emotion Techは、独自の調査分析手法や機械学習を用いた解析技術によるカスタマーエクスペリエンスマネジメントの支援を行っている企業。GMOリサーチは自社で手掛ける日本国内1399万人超にインターネットリサーチが可能な消費者パネル「JAPAN Cloud Panel」と、Emotion Techの感情データ解析技術という両社の強みを生かし、自社と競合のサービスや商品に対して顧客がどれくらい信頼や好感、親近感などを感じているかというのを数値化して計測するための指標を提供するとしている。

■ジャストプランニング <4287>  547円  +23 円 (+4.4%)  本日終値
 ジャストプランニング<4287>が大幅高。17日の取引終了後、子会社プットメニューが「イオンスタイル甲子園」で、7月19日からモバイルオーダーシステム「Putmenu」の運用を開始すると発表し、これを好感した買いが入った。イオンリテール(千葉市美浜区)が運営するイオンスタイル甲子園は、阪神甲子園球場に徒歩約3分の至近距離に位置する総合スーパー。プロ野球開催日には多くの観戦者が来店し、観戦用の総菜や飲み物などを購入する客が多く、レジが試合開始前に集中している状況だった。今回、「Putmenu」と連携することで、来店客は自宅からや球場に向かう道中でスマホからイベント観戦セット(総菜・飲料など)の事前注文・決済を行い、店頭で待つことなく商品を受け取ることができるようになるという。

●ストップ高銘柄
 バーチャレク <6193>  1,129円  +150 円 (+15.3%) ストップ高   本日終値
 以上、1銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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