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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ビジョン、UUUM、竹内製作所

ビジョン <日足> 「株探」多機能チャートより
■ビジョン <9416>  4,980円  +80 円 (+1.6%)  本日終値
 ビジョン<9416>は4日続伸。この日、「グローバルWiFi」の鹿児島空港での受け渡しと返却、及び当日申し込みを開始したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。従来、鹿児島空港から海外渡航する利用者に対しては、主に宅配での受け取り及び返却ボックスでの返却だったが、出発時に直接空港での受け渡しや当日申し込みを開始することで、より便利に海外でのインターネット通信を利用できるようになる。また、IoTを活用した独自開発の無人受け取りロッカー「スマートピックアップ」による受け渡しも行うとしており、利便性の向上による利用者層の拡大が期待されている。

■コンコルディ <7186>  422円  +5 円 (+1.2%)  本日終値
 コンコルディア・フィナンシャルグループ<7186>が高い。きょう付けの日本経済新聞で「地銀首位の横浜銀行と同3位の千葉銀行が包括提携する」と報じられており、横浜銀行を傘下に持つコンコルディアFGには、報道を好材料視した買いが入った。記事によると、営業面で協力関係を深め、中小企業向けの事業承継や個人向けの遺言信託で幅広いサービスを提供できるようにするほか、運用商品の共同開発も検討するという。この報道に対してコンコルディアFGでは、「当社および横浜銀行が発表したものではない。業務提携を検討していることは事実だが、現時点で決定した事実はない」とコメントしている。

■UUUM <3990>  4,420円  +50 円 (+1.1%)  本日終値
 UUUM<3990>が高い。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「動画投稿サイトのユーチューブなどを、マーケティングに使う企業が増えている」と報じられており、なかで急成長している企業として同社が紹介されていることを好材料視しているようだ。記事によると、同社の専属で活動するのは300組強で、特に若年層に多くのファンを抱えており、これが企業をひき付けるとしている。若者への訴求力の高さが注目されており、業績への貢献が期待されている。

■竹内製作所 <6432>  1,768円  -201 円 (-10.2%)  本日終値  東証1部 下落率2位
 竹内製作所<6432>が急落。同社は建機中堅で、ミニショベルなどが主力。9日取引終了後に発表された20年2月期第1四半期(3~5月期)業績について、売上高が前年同期比10.0%増の295億3500万円だったが、営業利益が同18.9%減の38億8600万円と2ケタ減益となったことが嫌気された。拡販に向けた販売価格の設定や製造原価の上昇などが減益の主因となっている。なお、20年2月期通期の業績見通しは据え置いた。

■レオパレス21 <8848>  244円  -19 円 (-7.2%)  本日終値  東証1部 下落率3位
 レオパレス21<8848>は大幅3日続落。9日の取引終了後に発表した施工不良にかかる全棟調査進捗状況で、過去に施工したアパートのうち新たに2923棟で不備が見つかり、施工不備の物件は5月末時点の1万6766棟から1万9689棟に拡大したとしており、これを嫌気した売りが出た。同社は昨春に施工不良の問題が表面化して以降、全ての物件で不備の有無を調べているが、6月末までに全体の67%にあたる2万5992棟の調査を終了。うち76%で不良が見つかったことになる。

■イズミ <8273>  4,210円  -240 円 (-5.4%)  本日終値  東証1部 下落率6位
 9日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は19%減益で着地」が嫌気された。
 イズミ <8273> が7月9日大引け後(15:00)に決算を発表。20年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比19.3%減の65.8億円に減り、3-8月期(上期)計画の166億円に対する進捗率は39.7%にとどまり、5年平均の48.2%も下回った。
  ⇒⇒イズミの詳しい業績推移表を見る

■サンリオ <8136>  2,380円  -32 円 (-1.3%)  本日終値
 サンリオ<8136>は反落。この日の寄り前、欧州委員会から現地時間の9日、622万2000ユーロ(約7億9000万円)の課徴金の支払いを命じる決定の通知を受けたと発表しており、業績への影響を懸念した売りが出たようだ。欧州地域におけるライセンス契約に関するもので、20年3月期第1四半期に特別損失として計上するという。なお、20年3月期通期の業績への影響については精査中としている。

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