【材料】<動意株・9日>(大引け)=JSB、豆蔵HD、日宣など(その1)
JSB <日足> 「株探」多機能チャートより
豆蔵ホールディングス<3756>=動意。きょうは一時5.3%高に買われ25日移動平均線を足場に上放れる兆しにあり、6月11日の年初来高値1390円奪回も視界に入れている。同社はIT人材を派遣してシステムの設計開発などを手掛ける情報化コンサルティングビジネスを手掛ける。M&Aで取り込んだ監視カメラ事業が収益に貢献するほか生産ライン向けIoTサービスなども軌道に乗っている。ソフトウェアを迅速に提供することを目的に主流化しているアジャイル開発でも先駆しており、技術力の高さがマーケットでも認知されつつある。
日宣<6543>=後場ストップ高。同社はきょう、ピクセロット(イスラエル)のAIカメラを活用したスポーツ映像配信事業に関する共同実証実験を開始すると発表。これが株価を刺激しているようだ。共同実験に参加するのは同社のほか、朝日放送グループホールディングス<9405>、NTT<9432>傘下のNTT西日本、朝日新聞社(東京都中央区)、電通<4324>の5社。5G時代の到来で動画視聴環境が進展するなか、新たな配信ビジネスの創出につなげていくことなどが主な目的だとしている。
シャープ<6753>=小反発。この日、パソコン事業を手掛ける子会社Dynabookがサービス事業を拡大し、21年度中の国内株式市場への上場を目指すと発表しており、これが好感されている。 Dynabookは、国内サービス商品を「サービス」「デバイス」「プラットフォーム」の3つに体系化したうえで、サービス/ソリューション商品を強化し、事業領域を拡大するとしており、年度内には、豊富なメニューを絡めた「サブスクリプションメニュー」を展開予定という。また、クラウドサービスの導入で顧客のIT管理を支援する「Enterprise Mobility+Security導入支援サービス」を8月1日から開始するとしている。