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【特集】この株が夏相場の主役! ワケあり爆騰候補生「選りすぐり7銘柄」 <株探トップ特集>

先行き警戒ムードも根強い東京市場だが、日経平均を語る前にここは個別株に目を向ける時。大相場の可能性を秘める銘柄群が目白押しで、自分の出番を待っている。

―閑散相場でも材料株は花盛り、「森より木」の東京市場で活躍必至の材料株を厳選―

 5日の東京株式市場は引き続き薄商いのなかで小動き。6月の米雇用統計発表を前に機関投資家は身動きができず、日経平均株価は前日終値をはさんで2万1600円台半ばから2万1700円台半ばの狭いレンジの往来に終始した。

 かたや米国株市場は強力なフォローウインドが吹いている。4日は独立記念日に伴い休場だったが、NYダウなど主要株価指数が揃って最高値を更新した後のティーブレイクで、投資家マインドは良好だ。7月末のFOMCをにらみ米早期利下げへの期待感が底流しており、一方で欧州では次期ECB総裁にフランスのラガルドIMF専務理事が指名されたこともハト派寄りの金融政策を担保するものとして、株式市場全般には福音となった。

●東京市場の先行きに警戒ムード根強いが…

 ただ、東京市場には手放しでは喜べない事情がある。米国株市場が拠りどころとしている「ゴルディロックス相場(適温相場)」は、そのベースとなる米長期金利の低下を背景として外国為替市場ではドル売り圧力がかかる。世界的な金融緩和機運が再び台頭しているとはいえ、国内に目を向ければ日銀が緩和政策を進める余地は小さい。これが日米金利差縮小の思惑からドル安・円高を誘い、主力株には向かい風になるとの見方が投資家の足かせとなっている。例えば日本の自動車メーカー各社の今期想定レートは概ね1ドル=110円であり、実勢の1ドル=107円台の推移もしくは更なる円高に遭遇した場合、収益下方修正リスクをいつどういう形で株価に織り込めるかは未知数だ。

 米中貿易摩擦の問題も貿易協議の再開で合意したとはいっても、依然として解決の糸口が見えたわけではなく、中国の景気減速懸念と相まって警戒ムードは拭えない。半導体材料の対韓輸出規制は日本企業も悪影響を受け、韓国側の報復措置の可能性を考慮すれば負の連鎖を生む可能性がある。

 弱気を主張しようと思えばネタには困らず、事実、大手メディアや著名評論家は下値リスクに言及する傾向が強い。

●押し寄せる材料株物色の波、サーフボード抱えてGO!

 しかし、相場は生き物だ。そうした事象をすべて飲み込んで日経平均は13週・26週線の上で売り物を吸収しているのも事実である。フランシス・ベーコンいわく「海のほかに何も見えない時、陸地がないと考えるのは決して優れた探検家ではない」。投資家はいま目に見えている情報で相場の方向性を判断するのではなく、あえて相場の流れに乗って全体を知るという発想が必要なのだ。

 実際、個別株の動きをみれば、全く世界観の異なる景色が広がっている。東証1部の売買代金が日々低迷していても、それはあくまで全体論であって投資のチャンスそのものが減殺されているわけでは決してない。あちらこちらで株価を動意させ上値を指向する材料株のオンパレード、まさに花盛りといってもよい。人工知能(AI)IoTの周辺でビジネスを展開する企業や次世代通信規格「5G」の国内整備で収益機会を得る企業、電線地中化脱プラスチック関連、あるいは外国人就労拡大や働き方改革に絡む人材サービス関連など、テーマ株物色の動きは活況を呈している。また、株式需給面の思惑では光通信 <9435> が株主になっている銘柄にマーケットの視線が向いている。

 今回は、こうした「森より木を重視する」投資スタンスで、総力を挙げて今の地合いに沿う銘柄を選別。夏相場をリードする主役級の材料株を7銘柄取り揃えた。

●上昇カウントダウン始まった爆騰候補7銘柄はコレだ

【社宅Sは本領発揮へ、構造的な成長局面に突入】

 日本社宅サービス <8945> は6月21日にマドを開けて急騰、その後も逡巡することなく下値を切り上げているが、ここでの上昇パフォーマンスはほんの名刺代わり、本領を発揮するのはこれからだろう。社宅契約事務の代行で業界トップの同社は業績好調だ。社宅管理の件数が増勢にあるほか、施設総合管理部門はM&Aによる業容拡大効果が出ている。政府主導の働き方改革や人手不足問題を背景とする社宅アウトソーシング市場の拡大、これが同社の収益環境に構造的追い風をもたらす。20年6月期を最終年度とする中期計画を遂行中、営業利益段階で12億7600万円(18年6月期実績8億700万円)を掲げる。6月27日付で東証2部から1部に市場変更となり、株式需給面でTOPIX連動型ファンドの買いなども見込めるが、これによる影響は上昇トレンドの誤差の範囲にとどまるレベルで、それだけ中期的上値余地は大きい。なお、光通信が実質筆頭株主。急騰性も高く、上場来高値1450円(分割後修正値)は通過点に過ぎない。<急騰性5・中期的上値余地4>

【大泉製は底離れ初動、5G関連で伝説の上げ足復活】

 大泉製作所 <6618> [東証M]が底値離脱に動き出した。同社株は2014年8月から9月にかけて200円近辺の株価を1900円近くまで約9倍に大化けさせた過去を持つ。ツボにはまった時の上げ足は強烈だ。車載用、エアコン用を主力に温度センサーを手掛け、材料の研究開発から量産技術の確立まで一貫した開発体制で培ったその高い技術力に定評がある。エレメントは5Gネットワークで使われる光通信半導体レーザーモジュール向けなどで今後の需要の取り込みが進む公算が大きくなった。20年3月期は営業利益が前期比13%減の6億4100万円予想と減益予想にあるが、来期は急回復し50%を超える伸び率で10億円に迫る収益高変化が視野に入る。株価は620~630円に位置する26週移動平均線を足場に上値追いを加速させる展開が想定。5Gの切り口が加わったことで、4ケタ大台復帰までにそれほど時を要すことはないだろう。<急騰性5・中期的上値余地4>

【ソフトマックスは電子カルテで大化け相場第1章】

 ソフトマックス <3671> [東証M]はここから上げ足を強めそうだ。株価の値動きは荒いものの25日移動平均線をサポートラインに強力な下値切り上げトレンドを構築している。電子カルテを主力に医療情報システムを展開。業績は18年12月期に営業57%増益、19年12月期は同59%増益の4億円予想と大幅な利益成長トレンドにある。電子カルテの普及率は17年時点でおよそ4割にとどまっており、ここからの市場開拓余地は大きい。今後高齢化社会が進むにしたがって、ITによる業務効率化やデータの活用が一段と重要性を増すことは必至で、電子カルテは不可欠。同社の活躍余地は高まる一方となる。株価は年初に312円(株式分割後修正値)でスタートしたが、株式分割後の6月28日に1296円の高値をつけており、実に7ヵ月弱で4倍となった。しかし、これはまだ大化け相場の第1章である可能性が高い。<急騰性5・中期的上値余地3>

【CEHDも次世代医療対応の電子カルテに期待大】

 CEホールディングス <4320> も電子カルテ関連の有望株として今後、大きく頭角を現す公算大。同社は中小病院向けを中心に電子カルテシステムを独自開発しており、有力子会社を通じて展開する「ミライズ・エーズィー」は次世代の医療ビジネスに適合し、医療分野からの情報を健康情報基盤へ連携させることも可能とする。クオリティーの高さで顧客ニーズを捉え、大型案件の獲得も進んでいる。将来的にも業績への貢献期待は大きい。18年9月期営業利益は前の期比3.2倍の5億2600万円と急増したが、19年9月期も5億8000万円予想と2ケタ成長を確保する見通し。光通信が大株主に入っており、大手IT企業との連携強化も図っている。13年5月に1280円(株式分割後修正値)の高値をつけているが、そこを上抜き実質的な青空圏に歩を進める可能性は十分だ。<急騰性3・中期的上値余地4>

【PXBは驚異の急騰力、キメラマウスで変身高も】

 フェニックスバイオ <6190> [東証M]は抜群の急騰力を有しており、900円近辺でもみ合う時価は絶好の買い場を提供している。広島大発のバイオベンチャーで実験用マウスの生産を手掛ける。キメラマウスを強みとしているが、同社ではマウスの肝臓の70%以上がヒトの肝細胞に置き換えられたヒト肝細胞キメラマウスを使った受託試験サービスを展開し、製薬会社向けに販売も行う。最近では固相化トランスフェクション関連商品を手掛けるバイオベンチャーのサイトパスファインダー(東京都千代田区)との業務提携を材料に6月26日にストップ高に買われる人気となった。その後はいったん調整を入れてはいるものの、900円近辺で売り物を枯らしており、上昇第2波への突入が期待される場面。今年4月上旬には連続ストップ高を交え3営業日で株価を74%上昇させた実績を持つ。<急騰性5・中期的上値余地3>

【ITbookHDは建築土木とIT融合で浮上】

 ITbookホールディングス <1447> [東証M]はジリジリと水準を切り上げ、中期波動の分水嶺である75日移動平均線とのマイナスカイ離をほぼ解消、ここから上げ足に弾みがつきそうだ。昨年10月、ITコンサルティングのITbookと地盤調査を手掛ける地盤HDとの経営統合で誕生。統合直後に673円の高値をつけたが、その後は調整を余儀なくされ、時価はそのちょうど半値水準にある。しかし、既に6月初旬に底入れを果たし、このまま350円近辺まで浮上すれば日足一目均衡表の雲抜けとなり視界が変わる。官公庁案件に強く、安倍政権が推し進める国土強靱化で商機を捉えそうだ。今は建築・土木とITの融合が一つの成長テーマとなっており、同社はまさにその境界線に位置する銘柄として存在感がある。政府がフォローする外国人労働者受け入れでも生活支援ビジネスを展開し業容拡大に努める。20年3月期営業利益は前期比6倍の3億8900万円を見込む。<急騰性3・中期的上値余地4>

【ピーエイはベトナム関連最右翼で再騰前夜に】

 ピーエイ <4766> [東証2]は200円台の株価に値ごろ感があり、その急騰習性も考慮してここは買いの好機。同社は求人サイト運営及び無料求人誌の発行を手掛け、人材派遣ビジネスを手掛ける。同社の最大の強みはベトナム人材へのアプローチで業界を先駆していることだ。4月から外国人労働者受け入れに絡み「改正出入国管理法」が施行され、これに伴い同社の活躍余地が高まっている。既にベトナム現地に法人2社を設立して積極的な人材育成・活用を進めており、先行者メリットを存分に発揮できるポジションにある。直近では中国向け越境EC支援で実績のあるベンチャー企業などと共同でベトナム越境EC支援事業を目的とするジョイントベンチャーを設立、既に事業をスタートさせている。また、ベトナム新規航空会社バンブーエアウェイズと機内誌「Look」の広告販売代理店契約を締結するなど展開を加速させ、株価的にも評価本番が近い。<急騰性4・中期的上値余地3>


夏相場を駆ける ワケあり爆騰候補生「選りすぐり7銘柄」
                    中期的
銘柄 <コード>       急騰性    上値余地
ITbookHD <1447>  ☆☆☆    ◆◆◆◆
ソフトマックス <3671>   ☆☆☆☆☆  ◆◆◆
CEHD <4320>      ☆☆☆    ◆◆◆◆
ピーエイ <4766>      ☆☆☆☆   ◆◆◆
PXB <6190>       ☆☆☆☆☆  ◆◆◆
大泉製 <6618>       ☆☆☆☆☆  ◆◆◆◆
社宅S <8945>       ☆☆☆☆☆  ◆◆◆◆

※急騰性は☆が多いほど強く、中期的上値余地は◆が多いほど大きい


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