市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ニーズウェル、トランザク、DLE

ニーズウェル <日足> 「株探」多機能チャートより
■ニーズウェル <3992>  837円  +46 円 (+5.8%)  本日終値
 ニーズウェル<3992>が大幅高で上値追いを加速させている。金融向けを主力にシステム開発を手掛け、人工知能(AI)や5Gインフラ整備の進捗に伴い、サイバーセキュリティー分野に注力姿勢をみせている。直近ではAIビジネスの本格的な取り組み開始と新組織「AIグループ」を新設することを発表し、改めてマーケットの注目を集めた。業績は13年9月期以来増収増益基調を継続。19年9月期はトップラインが2ケタ伸長を見込み、営業利益も前期比9%増の5億1800万円と好調が続く。今月17日に東証1部に市場変更され、TOPIX連動型ファンドなどの組み入れ需要など株式需給面でも追い風が意識されている。

■IDホールディングス <4709>  1,114円  +34 円 (+3.2%)  本日終値
 IDホールディングス<4709>が大幅高。午後0時20分ごろ、従来期末一括で40円を予定していた20年3月期の配当予想について、中間・期末各25円の年50円にすると発表しており、これを好感した買いが入った。株主への利益還元機会の充実を図るため、中間・期末の年2回配当を実施する方針に変更するとともに、10月20日に創立50周年を迎えることを記念して10円増配するとしている。なお、前年実績に対しては年10円の増配となる予定だ。

■トランザクション <7818>  916円  +25 円 (+2.8%)  本日終値
 トランザクション<7818>が6連騰と我が道を行く展開で年初来高値を更新。雑貨の製造販売を手掛けるが、20日取引終了後、東京ガールズコレクションなど運営するW TOKYO(東京都渋谷区)と資本・業務提携することを発表、これが株高を後押しした。東京ガールズコレクションが保有するコンテンツ力及び情報発信力とトランザクションの企画力やセールスプロモーション能力を融合させ新サービス創出と事業領域の拡大に努める方針。

■チエル <3933>  841円  +12 円 (+1.5%)  本日終値
 チエル<3933>が3連騰。20日の取引終了後に発表した22年3月期を最終年度とする中期経営計画で、最終年度に連結売上高40億円(19年3月期20億3000万円)、経常利益3億5000万円(同6100万円)を目指すとしたことが好材料視されたようだ。柱の教育ICT事業を3つの事業領域に分け、学習部門では授業のICT化支援に注力するほか、新たに設けた進路部門で最適な進路の選択に必要な情報を先生・生徒双方に提供するなどして事業拡大を図る方針だ。

■GDH <4437>  3,925円  +50 円 (+1.3%)  本日終値
 gooddaysホールディングス<4437>は大幅高。20日の取引終了後、子会社グッドルームがNTT東日本(東京都新宿区)と不動産業界のIT活用推進と生産性の飛躍的な改善を目的に、業務協定を締結したと発表した。グッドルームが提供する賃貸オンライン申し込みサービス「Conomy(コノミー)」とNTT東日本のRPAサービス「おまかせRPA」を連携させ、「入居者と管理会社間の申し込み手続きのペーパーレス化」と、「不動産管理会社の管理システムへの申し込み情報の自動連携」を共同で拡販するという。あわせて賃貸不動産管理会社の業務効率化を題材としたセミナーの定期共同開催なども行うとしている。

■シンクレイヤ <1724>  1,120円  -300 円 (-21.1%) ストップ安   本日終値
 シンクレイヤ<1724>はストップ安。20日の取引終了後、従来未定としていた19年12月期の連結業績予想について、売上高97億円、営業利益6億円、純利益4億6000万円を見込むとしたが、第1四半期の営業利益4億6000万円から第2四半期以降の業績伸び悩みが見込まれ、また株価は直近で上昇していただけに、利益確定売りが出たようだ。前期は決算期変更に伴う9カ月決算のため前期との比較はないが、新4K・8K衛星放送によるチャンネル数の増加や高度化するインターネットサービスなどに対応するため、ケーブルテレビ事業者が設備増強に継続して投資しており、これを受けて売上高が堅調に推移する見通しという。なお、配当予想は中間4円、期末6円の年10円を予定している。

■ディー・エル・イー <3686>  206円  -18 円 (-8.0%)  本日終値  東証1部 下落率トップ
 ディー・エル・イー<3686>が反落。20日の取引終了後、19年6月期の業績予想について、売上高を51億6900万円から38億1200万円(前期比31.4%減)へ、営業損益を1億5000万円の黒字から4600万円の赤字(前期9200万円の黒字)へ下方修正したことが嫌気された。連結子会社W TOKYOが株式譲渡により連結対象から外れることに加えて、IPプロデュース事業で新作コンテンツの展開時期の遅れやライセンス契約の不成立があったこと、さらにゲーム事業で新作ゲームのリリース時期の遅延や想定していたユーザー課金が獲得できなかったことが要因としている。なお最終損益は、W TOKYOの株式譲渡に伴う関係会社株式売却益の計上などで、6億300万円の赤字から6億6800万円の黒字(同4億1100万円の赤字)へ上方修正した。

■フィスコ <3807>  195円  -4 円 (-2.0%)  本日終値
 フィスコ<3807>が安い。昼過ぎの日本経済新聞電子版で「金融庁は21日、仮想通貨交換業のフィスコ仮想通貨取引所(大阪府岸和田市)に対し、資金決済法に基づく業務改善命令を出す方針を固めた」と報じられており、これを嫌気した売りが出た。記事によれば、マネーロンダリング(資金洗浄)対策などの内部管理体制に不備があると判断したという。

■横浜丸魚 <8045>  875円  +9 円 (+1.0%)  本日終値
 20日に発表した「株主優待制度を新設」が買い材料。
 株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、一律でクオカード1000円分を贈呈する。

●ストップ高銘柄
 ワイエスフード <3358>  298円  +80 円 (+36.7%) ストップ高   本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 シンクレイヤ <1724>  1,120円  -300 円 (-21.1%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均