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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):国際石開帝石、KLab、Fスターズ

Fスターズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■富士製薬工業 <4554>  1,448円  +78 円 (+5.7%)  本日終値
 富士製薬工業<4554>が高い。同社は20日、昨年12月に合意していた抗てんかん剤「ガバペン錠及び同シロップ」のファイザー(東京都渋谷区)からの国内での製造販売承認の承継について、販売移管日が今年10月1日に決まったと発表した。同社は昨年策定した長期ビジョン「FujiPharma2030」で、小児を中心とした希少疾患領域に事業を広げていくことを掲げており、この承継を足掛かりに事業を展開するとしている。

■国際石油開発帝石 <1605>  999.3円  +42.5 円 (+4.4%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>やJXTGホールディングス<5020>、コスモエネルギーホールディングス<5021>など資源エネルギー株が軒並み高。20日の米原油先物相場でWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近物は前日比2.89ドル高の1バレル56.65ドルと急伸。イランが米国の無人偵察機を撃墜したことを受け、中東情勢が緊迫化するとの懸念が浮上し原油先物市場に買い資金が流入した。これを受け日本の石油関連株にも見直し機運が膨らんでいる。

■太平洋工業 <7250>  1,526円  +56 円 (+3.8%)  本日終値
 太平洋工業<7250>が反発。東海東京調査センターが20日付で投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を1600円から1680円としたことが好材料視されたようだ。同センターでは、20年3月期連結業績予想について、売上高1550億円(前年比6.9%増、会社計画同じ)、営業利益103億円(同0.1%減、会社計画100億円)と前期並みの水準を確保すると予想。また、21年3月期並びに22年3月期は、堅調なトヨタ向けプレス製品の受注増加や、タイヤバルブでの中国市場における継続生産車種へのTPMS(タイヤ空気圧監視装置)の装着義務化による販売増加を見込み、営業利益118億円(同14.6%増)、125億円(同5.9%増)を予想している。

■KLab <3656>  878円  +15 円 (+1.7%)  本日終値
 KLab<3656>は3日続伸。この日、スマートフォン向け対戦型サッカーシミュレーションゲーム「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」の中国大陸版を28日に配信開始すると発表しており、これを好感した買いが入った。中国大陸版は、北京ガイア・インタラクティブ・エンターテインメント社がパブリッシング及び運営を担当する。「キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~」は17年6月、日本でリリースされ、同年12月にはグローバル版「Captain Tsubasa:Dream Team」を中国大陸と韓国を除く全世界に向けて配信を開始したが、今回の中国大陸版の配信開始で、世界規模での更なる盛り上がりが期待されている。

■住友理工 <5191>  828円  +13 円 (+1.6%)  本日終値
 住友理工<5191>が反発。東海東京調査センターが20日付で、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げたことが好材料視されたようだ。なお、目標株価は970円から960円へ若干引き下げている。同センターによると、期待外れだった19年3月期業績及び20年3月期ガイダンスを受けて株価は調整したが、株価バリュエーションに割安感が強くなったと指摘。足もとで自動車や一般産業向けの売り上げにまだ勢いは感じられないものの、海外拠点の減損処理や米国工場の生産性改善の進捗などを通じて、コスト負担が軽減されていくことで、利益面では回復に向かうと見込んでいる。

■フィックスターズ <3687>  2,048円  +25 円 (+1.2%)  本日終値
 フィックスターズ<3687>の上げ足が止まらない。値刻みは小幅ながら日々一貫した買いが流入、6月に入ってからの15営業日で前日比マイナスだった日はわずか2営業日のみと異彩の上昇波を構築している。連日の年初来高値更新だが、きょうは57円高の2080円まで上値を伸ばし、昨年3月13日の上場来高値にツラ合わせ(分割後修正株価で比較)した。顧客企業のシステムを高速化するビジネスを展開、金融業界や自動車業界を中心にリピートオーダー率がほぼ100%の実績を有する。アニール方式で量子コンピューターを商用化したカナダのDウェーブ社と提携関係にあることもポイント。安倍政権では「量子技術イノベーション戦略」を年内にも策定する方針が伝わっており、改めて同社株が脚光を浴びる可能性がある。

■丸紅 <8002>  728.5円  +7.8 円 (+1.1%)  本日終値
 丸紅<8002>がしっかり。同社はきょう、国内外のスタートアップに対して投資を行うコーポレートベンチャーキャピタル「丸紅ベンチャーズ」を設立したことを明らかにした。出資総額は50億円を予定し、投資地域は日本や米国、アジア、イスラエル、エストニアなど。起業後あまり時間の経っていない企業を中心に投資するとしている。

■アルヒ <7198>  1,947円  +15 円 (+0.8%)  本日終値
 アルヒ<7198>が4日続伸。同社は住宅ローン専門の金融機関で住宅検索サービスなども手掛けている。20日取引終了後、HEROZ<4382>と提携し、住宅ローンが投資用不動産に不正に利用される疑いのある申し込みを検知するシステムを構築すると発表。年内に運用開始する予定で、これを材料視する買いを呼び込んだ。

■フジクラ <5803>  385円  +1 円 (+0.3%)  本日終値
 フジクラ<5803>が3日続伸。20日の取引終了後、英国の最大手通信事業者ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ(BT)社に、空気圧送型細径高密度光ファイバリボンケーブルの本格採用が決定したと発表しており、これを好材料視した買いが入った。今回採用された、空気圧送型細径高密度光ファイバリボンケーブルは、BT社と空気圧送機メーカーのCBSプロダクツ社と連携して開発。従来型の空気圧送光ケーブルに比べて総施工時間を大幅に短縮することが可能で、かつ既存管路へのファイバ収容心数を大幅に増加可能であることから、BT社の経済的な光ファイバ網の構築に大きく貢献するとしている。

■JR九州 <9142>  3,320円  -155 円 (-4.5%)  本日終値
 九州旅客鉄道<9142>が後場急落。西日本新聞がこの日午後、「注目されていた米投資ファンド『ファーツリー・パートナーズ』によるJR九州への自社株買いの株主提案は、反対多数で否決された」と報じたことが嫌気されたようだ。ファーツリーは、今年3月時点で発行済み株式の6.1%を保有する大株主。記事によると「JR九州は自社株を取得し、資本効率を高めるべき」として、発行済み株式の10%に相当する1600万株の自社株買いなどを提案していたが、これに対してJR九州は「短期的な株主還元は事業リスクへの対応力を弱める」と反対していたという。

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