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【特集】北の達人 Research Memo(5):新たに5商品をリリースするとともに、集客体制の強化にも取り組む

北の達人 <日足> 「株探」多機能チャートより

■北の達人コーポレーション<2930>の活動実績

1. 新商品のリリース実績
2019年2月期は5商品をリリースした。具体的には、1)独自のWコーティング成分で洗うたびに衣類の繊維を包み込み、ペットの抜け毛が付きにくく、付いても取れやすく、を実現する洗濯洗剤「リモサボン」(2018年4月11日発売)、2)手肌に集中的にアプローチし、使ううちに“ふっくら”を実感する、エイジングハンドケアクリーム「ハンドピュレナ」(2018年6月14日発売)、3)ミストをひと吹きするだけで首の年齢サインに引き締めとハリをもたらす、首元のエイジングケアミスト「ネックエステミスト」(2019年1月23日発売)、4)男性の肌質に合わせて作られた、目の下用アイショットクリーム「メンズアイキララ」(2019年1月31日発売)、5)「カイテキオリゴ」シリーズの子ども向け専用商品「おこさま用カイテキオリゴ」(2019年2月26日発売)の5商品であり、すべて順調に立ち上がっているようだ。なお、1)は同社初の「雑貨」に分類される。また、過去の主力商品であった「二十年ほいっぷ」や肌潤糖シリーズについても、バージョンアップによるリニューアル販売を実施し、再強化を図っている。特に、肌潤糖シリーズは原価率が相対的に高かったことから広告投資を抑えざるを得ず、ここ数年、売上げは減少傾向にあったが、今回のバージョンアップにより大幅な原価低減が実現したため、広告投資の増加が可能となった。

2. 集客体制の強化
前期に引き続き、集客部門を増員(40名体制に倍増)し、集客体制の強化を図った。特に、BIツールを導入したことで、全体の広告出稿状況を俯瞰して確認することが可能となったほか、新たに商品別プロモーション戦略を統括するプロダクトマネジャーを設置したことにより、機会ロスの発生防止を実現。これらの取り組みが、第4四半期における新規獲得件数の拡大に拍車をかけたと言える。また、自社広告システムについては、前述のとおり、立ち上げに伴う運用上のミスにより、一部採算の合わない広告宣伝費が増えたことから一旦運用を停止したが、機能面をさらにブラッシュアップした上で段階的に稼働を開始しており、経験年数の浅い社員でも早期に利益を生み出せる体制の構築を進めている。さらにはRPAとの組み合わせにより、自社広告システムやBIツールのデータがすべて自動的に更新されるという効率的な運営体制も構築されつつある。今後は、これらの取り組みを通じて、これまで一部商品に限定されていた効果的な新規集客の実施が、全商品に拡がっていくことが期待される。

3. 機能性表示食品
2015年4月から施行された機能性表示食品制度の活用に向けた取り組みについては、直近では2019年5月に、「カイテキオリゴ」が5種類の便通改善成分を含む「機能性表示食品」として、届け出が消費者庁に受理された。臨床試験を行ったうえで機能性の科学的根拠を実証しており、2019年9月以降に「本品には、ラフィノース、ラクチュロース、フラクトオリゴ糖、イソマルトオリゴ糖、α-シクロデキストリンが含まれているので、便秘傾向者の便通を改善する(排便量・排便回数を増やす)機能があります。」との機能性表示を行う。複数のオリゴ糖を機能性関与成分とした「機能性表示食品」としては日本初。

このほか、2018年11月16日にも、ラフマ由来成分配合のタブレットタイプの「北の大地の夢しずく」が同様に受理されている※。

※2017年5月に受理された「紅珠漢」(低分子化ライチポリフェノール配合サプリメント)を含め、計3商品が「機能性表示食品」となっている。


4. 韓国連絡事務所の設置
2019年1月には、韓国の首都ソウルに韓国連絡事務所を設置した。韓国は化粧品に関して世界トップクラスの技術がある美容大国であり、同社としては、韓国内への製造委託の可否など、協業の可能性を検討する方針である。

5. 東京支社の開設
2019年4月には東京支社(中央区日本橋)を開設した。事業の拡大を受けて、営業部門・商品開発部門・管理部門等を中心に、高いスキルと豊富な知識や経験を持つ人材を確保するとともに、情報収集・発信機能等の強化を図るとしている。

また、同社の本社については、一等地である札幌市中央区へ3月に移転している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)

《ST》

 提供:フィスコ

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