【市況】３日の米株式市場の概況、ダウ平均株価は４ドル高と小反発

　３日の米株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前日比４．７４ドル高の２万４８１９．７８ドルと小幅に反発した。

　ＮＹダウは、前週末３１日に大幅安となった反動で下値に買いが入り小幅に上昇した。ただ、この日発表された５月のＩＳＭ製造業景況感指数は市場予想を下回った。また米当局が大手ＩＴ企業に対して、反トラスト法違反の調査を準備しているとの報道を受け、アルファベット（グーグル）やアマゾン・ドット・コムが急落。これを受け、ナスダック指数は大幅安となった。ベライゾン・コミュニケーションズやコカ・コーラが高く、アムジェンやクラフト・ハインツが値を上げた。ドイツのインフィニティテクノロジーによる買収が発表された半導体のサイプレス・セミコンダクタが急騰した。半面、マイクロソフトやアップル、インテルなどＩＴ関連株が安い。

　ナスダック総合株価指数は、同１２０．１２９ポイント安の７３３３．０１９と大幅に続落。出来高概算は、ニューヨーク市場が９億８２２８万株、ナスダック市場は２５億７７７５万株となった。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）