【特集】「遺伝子治療」が11位にランク、ゲノム医療の保険適用で関心高まる<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 レアアース
2 5G
3 電線地中化
4 エッジコンピューティング
5 量子コンピューター
6 人工知能
7 レアメタル
8 脱プラスチック
9 TOPIXコア30
10 バイオテクノロジー関連
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「遺伝子治療」が11位となっている。
厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会は5月29日、中外製薬<4519>の次世代シーケンサーを用いた遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」と、シスメックス<6869>のがんゲノムプロファイリング検査用「OncoGuide NCCオンコパネルシステム」に公的医療保険を適用すると発表した。
「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」は、がん関連遺伝子のゲノムプロファイリングの機能として、患者の腫瘍組織を用いて、固形がんに関する324のがん関連遺伝子の変異状況を1回の検査で調べることが可能。「OncoGuide NCCオンコパネルシステム」は、全ての固形がんを対象とし、患者の腫瘍組織(細胞診検体も含む)から114のがん関連遺伝子に関するプロファイルを取得することを使用目的としている。
患者ごとに最適な治療法を探る「がんゲノム医療」が初めて保険の適用対象となったことで、効果的な薬を選ぶ医療が今後広がることが期待されるとともに、遺伝子治療への関心が高まっているようだ。
遺伝子治療の関連株としては、ジーエヌアイグループ<2160>、テラ<2191>、トランスジェニック<2342>、JCRファーマ<4552>、アンジェス<4563>、オンコセラピー・サイエンス<4564>、タカラバイオ<4974>などが挙げられる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)