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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):カオナビ、北の達人、トビラシステ

北の達人 <日足> 「株探」多機能チャートより
■カオナビ <4435>  9,240円  +1,500 円 (+19.4%) ストップ高   本日終値
 カオナビ<4435>がストップ高。27日付の日本経済新聞朝刊で、柳橋仁機社長のコメントが紹介されており、これが好材料視されたようだ。米国で先行して普及している人材管理システムについて、「日本でも導入機運が高まってきた」とコメントしたとあり、サービス需要の拡大を期待した買いが入った。

■北の達人 <2930>  563円  +80 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率2位
 北の達人コーポレーション<2930>がストップ高。株価は5月の大型連休明け後に軟化していたが、目先75日移動平均線を足場に大きくリバウンドに転じてきた。同社は24日取引終了後、刺すヒアルロン酸化粧品「ヒアロディープパッチ」の累計販売数が約1000万枚の爆発的ヒットとなり、注文殺到で予約待ち人数が3万人超えとなっていることを開示、これが株価を強く刺激する材料となった。

■トビラシステムズ <4441>  10,100円  +880 円 (+9.5%)  本日終値
 トビラシステムズ<4441>が5日続伸。株価は1万円に乗せ上場来高値を更新した。同社は先月25日に東証マザーズに新規上場した直近IPO銘柄。上場初日は値がつかず、翌26日に公開価格2400円に対し2.3倍の5420円で初値をつけた。売買開始後も順調に値を上げ、この日、初の1万円乗せを達成した。同社は、スマートフォンや固定電話向けの「迷惑情報フィルタ事業」などのサービスを提供している。同サービスは「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」といった特殊詐欺の防止に有効なことなどが注目されている。

■ヨコオ <6800>  1,955円  +162 円 (+9.0%)  本日終値  東証1部 上昇率4位
 ヨコオ<6800>が大幅反発し年初来高値を更新。SMBC日興証券が24日付で、投資評価「1」を継続し、目標株価を2800円から3000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では19年3月期決算で、同社が育ててきた多方面での新事業・新サービスの具体化が確認できたと評価。また、20年3月期については、19年3月期で需要拡大がピークアウトするとみていた無線通信機器(スプリングコネクタ)について、電子タバコやワイヤレスイヤフォンの充電接続部などで用いられるようになり、アプリケーションの拡大によってより強固な収益基盤となったとして、営業利益予想を32億円から36億2000万円へ上方修正。更に、21年3月期も同39億円から41億3000万円へ引き上げている。

■フィックスターズ <3687>  1,795円  +75 円 (+4.4%)  本日終値
 フィックスターズ<3687>が上値追い加速、一時1800円台まで上値を伸ばし連日の年初来高値更新と気を吐いている。マルチコアプロセッサーの高速化ソフトを開発し、自動車や金融業界をはじめ幅広い業種で100%近いリピートオーダー率を確保、その実力はマーケットでも注目度が高い。量子コンピューターではアニール方式で量子コンピューターを商用化したカナダのDウェーブ社と提携関係にあり、各種アニーリングマシンを活用した量子コンピューター導入支援ビジネスを手掛けており、同関連株のシンボルストックとしての位置づけを不動のものとしている。

■スパークス・グループ <8739>  252円  +10 円 (+4.1%)  本日終値
 スパークス・グループ<8739>が続伸、5日・25日移動平均線のゴールデンクロスを示現し日足一目均衡表も雲の上に浮上、戻り足に弾みがついてきた。中小型株に定評のある資産運用会社で、トヨタ自動車<7203>との協業により未来創生ファンドを立ち上げ、AIやロボティクス分野へのスタートアップ投資にも力を入れている。また、量子コンピューターでは量子アニーリングの権威である東北大学の大関真之准教授らと共同で新会社シグマアイ(東京都港区)を設立、コンサルティングやライセンシングのほか量子技術分野を扱える人材育成にも注力の構えにあり、同関連株として新たな切り口を与えている。

■テンポスHD <2751>  2,277円  +60 円 (+2.7%)  本日終値
 テンポスホールディングス<2751>が反発。前週末24日の取引終了後、子会社あさくま<7678>が、東京証券取引所からジャスダック市場への新規上場を承認されたと発表しており、これを好感した買いが入った。あさくまは「ステーキのあさくま」を中心にレストランを展開。テンポスHDは発行済み株数の57.35%を保有している。なお、上場予定日は6月27日で、上場に際してテンポスHDの売り出しは予定されていない。

■サンフロンティア不動産 <8934>  1,036円  +19 円 (+1.9%)  本日終値
 サンフロンティア不動産<8934>は3日続伸。東海東京調査センターが24日付で、投資判断「アウトパフォーム」を継続し、目標株価を1600円から1700円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。19年3月期は、物件の販売単価上昇などにより、経常利益が前の期比19%増の128億1300万円となった。20年3月期予想経常利益は、会社計画では前期比9%増の140億円を見込むが、同センターでは販売用不動産の残高状況などから不動産再生事業の好調が継続すると見込んでおり、同18%増の150億円と予想。更に21年3月期については、同169億円を見込んでいる。

■国際石油開発帝石 <1605>  920円  +16 円 (+1.8%)  本日終値
 国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>などの資源開発関連や、JXTGホールディングス<5020>など石油関連株が高い。前週は原油市況の急落が話題となり、株式市場でも関連株に大きな影響を与えていたが、前週末のWTI原油先物価格は4日ぶりに反発、72セント高の1バレル=58ドル63セントとリバウンドに転じた。前週末の米国株市場ではシェブロンやエクソンモービルなどが買い戻されており、東京市場もこの動きに追随した。

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