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【通貨】東京為替:ドル・円はもみ合い、夕方にかけて欧州通貨売り

米ドル/円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより

23日の東京市場でドル・円はもみ合い。米長期金利の上昇で朝方の高値付近に値を上げたが、欧州通貨売りの影響で夕方にかけて失速した。



ドル・円は110円30銭台で寄り付いた後、日経平均株価や上海総合指数の弱含みで円買いが先行し、ドルは一時110円10銭台に軟化。その後、米10
年債利回りの上昇でドルは朝方付けた高値を上抜け、110円36銭まで切り返した。



午後は日本株や中国株、欧米株式先物の軟調地合いで再び円買いに。夕方にかけてはポンドがドルや円に対して売られ、ユーロもそれに追随。クロス円の弱含みがドルを下押し。半面、ユーロ・ドルやポンド・ドルの下落がドル・円を下支えした。



なお、ユーロ・円は123円08銭から122円66銭まで値を下げた。また、ユーロ・ドルはじり安となり1.1157ドルから1.1133ドルまで弱含んだ。



・17時時点:ドル・円110円20-30銭、ユーロ・円122円70-80銭

・日経平均株価:始値21180.24円、高値21209.56円、安値21072.72円、終値21151.14円(前日比132.23円安)



【要人発言】

・中国商務省

「協議の継続を望むなら米国は誠意をみせるべき」

・雨宮日銀副総裁

「現在の強力な緩和策を粘り強く続けることが重要」

「出口の際の金利水準調整は、内外市場への影響に十分配慮」



【経済指標】

・独・1-3月期GDP改定値:前年比+0.6%(予想:+0.6%、速報値:+0.6%)
・独・5月製造業PMI速報値:44.3(予想:44.8、4月:44.4)
・独・5月サービス業PMI速報値:55.0(予想:55.4、4月:55.7)
・独・5月IFO企業景況感指数:97.9(予想:99.1、4月:99.2)
・ユーロ圏・5月製造業PMI速報値:47.7(予想:48.1、4月:47.9)
・ユーロ圏・5月サービス業PMI速報値:52.5(予想:53.0、4月:52.8)

【今日の欧米市場の予定】
・20:30 欧州中央銀行(ECB)の4/10理事会議事要旨
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:21.5万件、前回:21.2万件)
・22:00台 南ア中銀が政策金利発表(6.75%に据え置き予想)
・22:45 米・5月製造業PMI速報値(予想:52.7、4月:52.6)
・22:45 米・5月サービス業PMI速報値(53.5、4月:53.0)
・23:00 米・4月新築住宅販売件数(予想:67.5万戸、3月:69.2万戸)
・02:00 米ダラス、サンフランシスコ、アトランタ、リッチモンド各地区連銀総裁がパネル討論参加
・欧州議会選挙(23-26日、23日は英国やオランダ)

《MK》

 提供:フィスコ

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