【特集】「eスポーツ」関連が19位にランクイン、東京五輪も追い風に市場拡大に拍車<注目テーマ>
TOPIX <日足> 「株探」多機能チャートより
1 5G
2 人工知能
3 サイバーセキュリティ
4 日経中国関連株50
5 キャッシュレス決済
6 TOPIXコア30
7 バイオテクノロジー関連
8 産業廃棄物処理
9 仮想通貨
10 脱プラスチック
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「eスポーツ」が19位となっている。
コンピューターゲームの対戦をスポーツ競技として捉える「eスポーツ」に成長期待が高まっている。カドカワ<9468>の子会社で、ゲーム総合誌「ファミ通」を出版するGzブレイン(東京都中央区)が推計して公表したデータによると、2018年の国内eスポーツ市場は、前年比13倍の48億3100万円という急成長ぶりをみせているという。更に、今後は東京オリンピック・パラリンピックに向けた企業のeスポーツ関連の予算拠出も予想され、2022年の同市場の規模は、99億3700万円にまで急拡大すると予測している。
ヤマダ電機<9831>は10日、eスポーツ大会の「YAMADA Cup eSports大会」の詳細を公開した。この大会は、バンダイナムコホールディングス<7832>傘下のバンダイナムコエンターテインメントのSteam版「鉄拳7」を使用して行う全国規模の大会。決勝大会は8月24日に「LABI1 LIFE SELECT 高崎(群馬県)」で実施され、優勝者には100万円分のギフト商品券が贈呈される。地区予選は、5月25日の関西予選からスタートし、予選大会を勝ち抜いた8人が決勝大会に進出する。
カプコン<9697>は、国内でも注目を高めるeスポーツ市場で、「ストリートファイター」を活用したリーグを国内外で開催し、プレーヤー層の裾野拡大を図るなど、同市場での取り組みを一層積極化していくという。
更に、オンキヨー<6628>グループのオンキヨー&パイオニアは、ゲーミング及びeスポーツ市場に向けた新ブランド「SHIDO(シドウ)」を立ち上げたと発表している。また、ピクセルカンパニーズ<2743>は昨年12月から新たにeスポーツ事業を開始している。
このほかの関連銘柄として、世界的プロスポーツチームが参加するeスポーツリーグ「LPE」を運営するアカツキ<3932>、子会社がeスポーツの世界大会を開いているサイバーエージェント<4751>、子会社がプロeスポーツチームとスポンサー契約を結んでいるMCJ<6670>にも注目したい。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)