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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?―

合同鉄 <日足> 「株探」多機能チャートより

■JMC <5704>  1,380円 (+300円、+27.8%) ストップ高

 JMC <5704> [東証M]がストップ高。14日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)が前年同期比3.3倍の2.2億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。鋳造事業で電気自動車(EV)化をはじめとする付加価値の高い試作・開発案件の受注が大きく伸びたことが寄与。産業用CTの販売と検査・測定サービスを提供するCT事業の収益拡大も大幅増益に貢献した。第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の3.7億円→4.1億円に11.6%上方修正。増益率が9.5%増→22.2%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■合同鉄 <5410>  1,995円 (+361円、+22.1%) 一時ストップ高

 東証1部の上昇率2位。合同製鉄 <5410> が続急騰、一時ストップ高。日本製鉄系の電炉メーカーでH形鋼や線材、異形棒鋼などで強みを持つ。同社が15日午後1時30分に発表した19年3月期決算で営業利益は前の期比2.5倍の43億4200万円と急拡大、20年3月期も38%増の60億円を見込んでおり、これがポジティブサプライズとなった。東京五輪関連特需や都市再開発関連など建設用鋼材が好調で同社の収益に強力な追い風をもたらしている。また、朝日工業 <5456> [JQ]の完全子会社化に伴い中期展望を開示、シナジーの発現により20年3月期以降は収益上乗せが見込まれる。

■ファイバーG <9450>  4,145円 (+690円、+20.0%) 一時ストップ高

 ファイバーゲート <9450> [東証M]が急反騰、一時ストップ高。14日大引け後、19年6月期の連結経常利益を従来予想の7億円→8.5億円に21.9%上方修正。増益率が37.3%増→67.3%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。主力のレジデンスWi-Fi事業で小規模賃貸住宅向けのサービス契約件数が想定以上に伸びることが寄与。フリーWi-Fi事業で通信機器の受注好調も上振れに貢献する。同時に発表した18年7月-19年3月期(第3四半期累計)の経常利益は前年同期比75.8%増の8.2億円だった。

■SECカーボン <5304>  9,300円 (+1,500円、+19.2%) ストップ高

 SECカーボン <5304> [東証2]がストップ高。14日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比15倍の171億円に急拡大して着地。続く20年3月期も前期比16.9%増の200億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期も世界的な電極需給の逼迫を背景に、黒鉛電極の価格上昇が続くうえ、アルミニウム製錬用カソードブロックの販売も伸びる。売上高は前期比23.9%増の470億円と大幅増収を見込む。なお、想定為替レートは1ドル=105円に設定した。業績好調に伴い、従来未定としていた前期の期末配当を100円(年間配当は200円)実施するとし、今期配当は上期のみ開示、前期比50円増の150円を計画することも好感された。

■じげん <3679>  644円 (+100円、+18.4%) ストップ高

 東証1部の上昇率6位。じげん <3679> がストップ高。求人や旅行、不動産関連など各種情報の一括検索を強みとするサイトを運営し、成果報酬型の課金で業績を伸ばしている。特に人手不足を背景に主力の求人サイトが好調で収益貢献しており、14日取引終了後に発表した19年3月期決算では、営業利益が前の期比23%増の40億7700万円と大幅な伸びを示した。更に20年3月期も前期比17%増の47億5000万円と2ケタ成長が続く見通しで、これを評価する形で投資資金が集結した。

■イマジカG <6879>  650円 (+100円、+18.2%) ストップ高

 IMAGICA GROUP <6879> がストップ高まで買われた。同社は14日取引終了後に、20年3月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを16億8000万円(前期比81.0%増)としていることが買い手掛かりとなったようだ。売上高は950億円(同5.0%増)を見込む。既存事業の収益力向上に取り組むとともに、新たなグローバル戦略の構築、新ビジネスモデルへの転換、新規事業の創出と展開などを推し進めるとしている。

■CAC <4725>  1,793円 (+272円、+17.9%)

 東証1部の上昇率9位。CAC Holdings <4725> が急反騰し、17年ぶりの高値圏に浮上した。14日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比5.0倍の7.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。顧客企業の旺盛なIT需要を背景に、サービス業向けや信託銀行向けを中心にシステム構築の受注が伸びたことが寄与。大型案件があったインド子会社の業績拡大に加え、販管費が減少したことも大幅増益に貢献した。第1四半期実績だけで通期計画の19億円に対する進捗率は37.4%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■アドベンチャ <6030>  4,645円 (+700円、+17.7%) ストップ高

 アドベンチャー <6030> [東証M] がストップ高。14日大引け後に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結税引き前利益が前年同期比2.1倍の9.5億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。テレビCMによる知名度向上などを背景に主力の格安航空券販売サイト「スカイチケット」の取扱高が拡大したことが寄与。チケット販売店など複数企業を買収した効果も業績を押し上げた。併せて、非開示としていた今期売上高は前期比2.6倍の480億円に拡大する見通しを示した。

■ジャストシステム <4686>  3,585円 (+535円、+17.5%)

 東証1部の上昇率10位。ジャストシステム <4686> が急騰、年初来高値を更新した。同社は文書作成ソフトの大手で通信教育事業にも積極展開し収益を伸ばしている。14日取引終了後に発表した19年3月期決算は売上高が前の期比25%増の286億4600万円、本業のもうけを示す営業利益は同51%増の75億9900万円と急拡大し過去最高を更新した。配当は前の期比2円増配の8円を実施する。また、20年3月期の業績予想は非開示ながら、配当については連続で2円増配となる10円を計画している。これを好感する形で投資資金の流入が加速した。

■サカタINX <4633>  1,065円 (+150円、+16.4%) ストップ高

 サカタインクス <4633> がストップ高。同社は14日取引終了後に、19年12月期第1四半期(1-3月)の連結決算を発表。営業利益は15億8900万円(前年同期比13.0%増)となり、上半期計画22億5000万円に対する進捗率は70.6%に達した。売上高は411億8900万円(同6.2%増)で着地。アジア及び米州を中心にパッケージ関連の印刷の拡販が進んだほか、販売価格の改定効果などが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■ビジョン <9416>  6,130円 (+830円、+15.7%)

 ビジョン <9416> が急反騰し、上場来高値を更新した。14日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比31.5%増の9.8億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のグローバルWiFi事業で法人を中心とした安定したリピート利用を下支えに、個人旅行の獲得が奏功し、WiFiレンタル件数が増加したことが寄与。新設法人・ベンチャー企業の獲得と継続取引の積み上げで情報通信サービス事業の収益が拡大したことも大幅増益に貢献した。上期計画の14.3億円に対する進捗率は68.1%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。併せて、発行済み株式数の1.8%にあたる29万2200株(金額で13億4412万円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施すると発表したことも好感された。

■アルヒ <7198>  1,801円 (+241円、+15.5%)

 アルヒ <7198> が急反騰。14日の取引終了後、50万株(発行済み株数の1.42%)、または8億円を上限として自社株買いを実施すると発表しており、これを好感した買いが入った。取得期間は5月15日から5月28日で、ストックオプション(新株予約権)の将来の行使に伴い交付する株式に備えることを含め、株主還元の一環として実施するとしている。また、同時に発表した20年3月期連結業績予想で、売上高272億5000万円(前期比14.3%増)、純利益48億5000万円(同12.5%増)と2ケタ増益を見込み、年間配当を前期比6円増の50円を予定していることも好材料視された。独自商品での「ARUHIスーパーフラット」や、銀行代理業務として販売する変動金利商品による新規の融資実行件数が引き続き堅調に推移する見通し。

■クレハ <4023>  6,590円 (+770円、+13.2%)

 クレハ <4023> が続急騰。14日大引け後に発表した19年3月期の連結税引き前利益は前の期比37.5%増の174億円に伸びて着地。続く20年3月期も前期比49.1%増の260億円に拡大し、35期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。前期はフッ化ビニリデン樹脂など付加価値の高い製品の販売が増加したことが利益を押し上げた。今期は機能製品事業でリチウムイオン二次電池用バインダー向けフッ化ビニリデン樹脂が伸びるうえ、自動車向けを中心にPPS樹脂の旺盛な需要を取り込む。併せて、今期の年間配当は前期比5円増の170円に増配する方針とした。また、発行済み株式数の3.7%にあたる75万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。

■サインポスト <3996>  3,070円 (+321円、+11.7%)

 サインポスト <3996> [東証M]が急反騰。14日、東証が同社を21日付で市場1部に市場変更すると発表したことが買い材料視された。発表を受け、TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■サイボウズ <4776>  1,122円 (+103円、+10.1%)

 サイボウズ <4776> が急反騰。10%上昇で1100円台を回復し年初来高値を更新。時価は2006年9月以来12年8ヵ月ぶりの高値圏に浮上している。企業のIT投資需要は引き続き高水準であり、働き方改革の国策も追い風に同社がパッケージソフトやクラウドサービスで展開するグループウェアが好調だ。特にクラウド関連のニーズが旺盛で収益を牽引している。14日取引終了後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の営業利益は前年同期比31.1%増の7億9200万円と急拡大、対通期進捗率も第1四半期時点で95%に達しており、これを受けて短期資金が攻勢を一段と強めている。

※15日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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