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【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

テレ東HD <日足> 「株探」多機能チャートより

■テレ東HD <9413>  2,420円 (+219円、+10.0%)

 テレビ東京ホールディングス <9413> が急反騰。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比29.8%減の56.1億円になったが、20年3月期は前期比3.2%増の58億円に伸びる見通しとなった。10期連続増収になる。

■三菱地所 <8802>  2,033円 (+170.5円、+9.2%)

 三菱地所 <8802> が続急伸。14日の取引終了後、同社として初の自社株買いを発表したことが好感された。自己株式を除く発行済み株式総数の4.68%に相当する6500万株、1000億円をそれぞれの上限に5月15日~20年3月31日の期間内に取得する。市場からは「自社株買いの規模は市場の期待を大きく上回った」との見方が出ており、ポジティブサプライズとの声が上がっている。また、20年3月期連結業績は売上高が1兆3600億円(前期比7.7%増)、営業利益が2300億円(同0.4%増)と前期に続き最高益更新となる見込み。同時に19年3月期の配当は従来予想に比べ4円増の30円(前の期比4円増)とすることを公表、20年3月期の配当も前期比1円増の31円と6期連続増配を予定している。

■メニコン <7780>  3,395円 (+280円、+9.0%)

 コンタクトレンズ大手のメニコン <7780> が続急伸、上場来高値を更新した。14日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比26.6%増の56.4億円で着地。続く20年3月期も前期比14.9%増の64.8億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は定額制会員システム「メルスプラン」の会員数が130万人から133万人に増加する計画で、使い捨てレンズなどの販売が伸びる。また、販管費を抑制することも増益に貢献する。併せて、前期の年間配当を25円→28円(前の期は25円)に増額し、今期も28円を継続する方針としたことも評価材料となった。

■ALBERT <3906>  11,340円 (+910円、+8.7%)

 ALBERT <3906> [東証M]が続急伸。週明け13日に3000円安とストップ安に売り込まれ1万円大台を割り込んだが、そこからの切り返しも鮮烈だ。前週末10日発表した19年1-3月期決算で最終利益が前年同期比67%減の600万円と急減したことが嫌気されたが、これは将来的な事業拡大に向けた先行投資負担が反映されたもので、トップラインは同67%増の5億3000万円と大幅な伸びを継続している。人工知能(AI)を活用したビッグデータ解析の先駆的存在であり、データサイエンティストの育成でも強みを発揮する。有力なAI関連銘柄としての位置づけは不動で、同じAI関連の代表格であるブレインパッド <3655> が急速人気化していることも同社株の見直しにつながっているようだ。

■三愛石油 <8097>  909円 (+71円、+8.5%)

 三愛石油 <8097> が続急伸。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年3月期の連結最終利益は前の期比10.0%減の72.6億円になったが、従来予想の63億円を上回って着地。20年3月期は前期比14.3%増の83億円に拡大を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収になる。同時に、前期の年間配当を26円→27円(前の期は27円)に増額し、今期も前期比1円増の28円に増配する方針とした。

■丸井G <8252>  2,280円 (+171円、+8.1%)

 丸井グループ <8252> が急反発し、年初来高値を更新した。14日大引け後に発表した19年3月期の連結経常利益は前の期比13.2%増の397億円で着地。続く20年3月期も前期比9.3%増の435億円に伸びる見通しとなったことが買い材料視された。前期は小売部門でショッピングセンター型商業施設への転換が進み、「マルイ」の店舗収益が安定化したほか、金融部門ではショッピングクレジットが好調だった。今期は引き続き賃貸収入が伸びるうえ、ショッピングクレジットの拡大基調が継続する見通しだ。併せて、前期の年間配当を47円→49円に増額し、今期も前期比8円増の57円に増配する方針とした。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.79%にあたる390万株(金額で70億円)を上限に自社株買いを実施すると発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。

■ラクオリア創薬 <4579>  1,554円 (+109円、+7.5%)

 ラクオリア創薬 <4579> [JQG] が急反発。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は9500万円の赤字(前年同期は2億8500万円の赤字)に赤字幅が縮小した。

■明電舎 <6508>  1,545円 (+107円、+7.4%)

 明電舎 <6508> が急反発。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比1.4%増の101億円になり、20年3月期も前期比6.6%増の108億円に伸びる見通しとなった。3期連続増収、増益になる。

■丸大食品 <2288>  1,992円 (+135円、+7.3%)

 丸大食品 <2288> が急反発。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比3.4%減の27.2億円になったが、20年3月期は前期比43.2%増の39億円に拡大する見通しとなった。10期連続増収になる。

■宝ホールディングス <2531>  1,249円 (+76円、+6.5%)

 宝ホールディングス <2531> が急反発。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比14.1%増の183億円になり、20年3月期も前期比6.2%増の195億円に伸びを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。9期連続増収、7期連続増益になる。

■イー・ギャラ <8771>  1,282円 (+70円、+5.8%)

 イー・ギャランティ <8771> が5日続伸。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比10.9%増の25.5億円になり、20年3月期も前期比7.8%増の27.5億円に伸びを見込み、16期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。18期連続増収、増益になる。

■フィックスターズ <3687>  1,603円 (+86円、+5.7%)

 フィックスターズ <3687> が続急伸。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年9月期第2四半期累計(18年10月-19年3月)の連結経常利益は前年同期比39.4%増の6.7億円に拡大し、通期計画の12.2億円に対する進捗率は55.2%となり、5年平均の53.4%とほぼ同水準だった。

■エン・ジャパン <4849>  3,390円 (+170円、+5.3%)

 エン・ジャパン <4849> が急反発。同社は5月14日大引け後に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比21.6%増の118億円になり、20年3月期も前期比3.3%増の122億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。7期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を56.6円→62.8円(前の期は46.5円)に増額し、今期も前期比22.7円増の85.5円に増配する方針とした。

※15日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。

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