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【特集】ワールドHD Research Memo(7):2019年12月期は不動産事業の落ち込みで増収減益を見込む


■今後の見通し

1. 2019年12月期業績見通し
ワールドホールディングス<2429>の2019年12月期の連結業績は、売上高で前期比8.8%増の155,452百万円、営業利益で同17.9%減の6,049百万円、経常利益で同19.7%減の5,910百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同21.0%減の3,672百万円と増収減益を見込んでいる。基幹事業である人材・教育ビジネスは前期に実施した人材育成投資や事業構造改革の効果が顕在化し、2ケタ増収増益と拡大基調が続くものの、不動産ビジネスにおいてバブル的な外部環境の反転も想定しながら安全重視の戦略を遂行していくこと、また、経営情報システムの改修など全社共通費用が前期比で6億円程度増加する見込みとなっていることが減益要因となる。

四半期ベースの業績計画について見ると、売上高は第3四半期まで前年同期並みの水準で推移し、第4四半期に前年同期比23%増と大きく伸びる見通しとなっている。2019年12月期は不動産事業において新築マンション等の販売が第4四半期に集中すること、また、人材・教育ビジネスも第2四半期までは半導体、電子部品向けを中心に受注が伸び悩むと見ているためだ。このため、営業利益について見ると第1四半期は101百万円の損失で計画しており、前年同期比で増益に転じるのは第4四半期となる。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《YM》

 提供:フィスコ

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