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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):太陽誘電、オンコリス、ガンホー

高松グループ <日足> 「株探」多機能チャートより
■高松グループ <1762>  2,315円  +119 円 (+5.4%)  本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常は7%増益、3円増配へ」が好感された。
 高松コンストラクショングループ <1762> が5月13日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期の連結経常利益は前の期比9.3%減の124億円になったが、20年3月期は前期比7.0%増の133億円に伸びる見通しとなった。8期連続増収になる。
  ⇒⇒高松グループの詳しい業績推移表を見る

■太陽誘電 <6976>  2,268円  +113 円 (+5.2%)  本日終値
 太陽誘電<6976>は急伸。同社が13日取引終了後に発表した19年3月期決算は営業利益が前の期比74.3%増の352億3700万円と大幅な伸びを示し、20年3月期についても前期比7.8%増の380億円と続伸する見込み。年間配当も19年3月期が前の期比1円増配の21円、20年3月期も1円増配して22円を計画している。更に同日、発行済み株式数(自社株を除く)の2.0%にあたる250万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施することを発表、これも株価の評価材料となった。きょうは全般相場が大きく値を崩しており、前日の米国株市場でアップル株が急落したこともあって、東京市場でも電子部品株全般は売り圧力の強い展開となっている。同社株はそのなかで異彩を放った。

■オンコリス <4588>  2,298円  +107 円 (+4.9%)  本日終値
 オンコリスバイオファーマ<4588>が反発。13日の取引終了後、米コーネル大学で進めている、がんのウイルス療法テロメライシン(OBP-301)と抗PD-1抗体ペムブロリズマブ併用の米国フェーズ2医師主導治験で、第1例目の被験者への投与が開始されたと発表しており、順調な進捗を好感した買いが入った。同治験は、胃がん及び胃食道接合部がんを対象としたもので、有効性及び安全性の評価を行う。なお、テロメライシンと抗PD-1抗体ペムブロリズマブを併用した治験は、既に国立がん研究センター東病院を中心に、食道がんを含む各種固形がんを対象に実施しているという。

■ショーボンド <1414>  7,380円  +210 円 (+2.9%)  本日終値
 ショーボンドホールディングス<1414>がしっかり。13日の取引終了後、6月30日を基準日として1株を2株へ株式分割すると発表しており、これが好感された。投資単位当たりの金額を引き下げることで、株式の流動性の向上と投資家層の拡大を図るのを目的としている。また、同時に発表した第3四半期累計(18年7月~19年3月)連結決算は、売上高462億9100万円(前年同期比2.9%増)、営業利益98億7300万円(同7.3%増)、純利益67億7100万円(同8.3%増)だった。地方自治体及び高速道路各社からの大型工事の受注が順調に推移したほか、手持ち工事が順調に進捗したことで増収となった。また、好採算の変更工事により工事粗利率が向上し営業増益を確保した。なお、19年6月期通期業績予想は売上高615億円(前期比3.0%増)、営業利益114億円(同5.7%増)、純利益78億円(同6.8%増)の従来見通しを据え置いている。

■日本電信電話 <9432>  4,870円  +95 円 (+2.0%)  本日終値
 NTT<9432>、KDDI<9433>がいずれも4日続伸、ソフトバンク<9434>は5日続伸と通信メガキャリア3社が全体相場とは軌道を異に上値指向を強めた。主力輸出株は米中摩擦問題に伴う収益へのデメリットや為替の円高進行などに対する警戒感が強く売りに押される一方、内需系で成長期待は小さくても安定的な収益基盤を持つ情報通信セクター大手が投資資金の逃避先となっている。3銘柄とも配当利回りの高さが際立っており、NTTが3.9%、KDDIが3.7%、ソフトバンクは5.9%に達している。なお、ソフトバンクは1月7日につけた年初来高値1450円にツラ合わせした。

■未来工業 <7931>  2,171円  +42 円 (+2.0%)  本日終値
 13日、未来工業 <7931> が発行済み株式数(自社株を除く)の23.4%にあたる600万株(金額で127億7400万円)を上限に、5月14日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■ガンホー <3765>  347円  +6 円 (+1.8%)  本日終値
 ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> が高い。13日大引け後に発表した19年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益が前年同期比2.1倍の130億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。リリース7周年記念イベント効果で「パズル&ドラゴンズ」の課金収入が伸びたことが寄与。子会社GRAVITYが運営するスマートフォン向けゲーム「ラグナロックM」の世界展開が進んだことも業績拡大に貢献した。昨年10月に東南アジア、今年1月から北米・南米・オセアニアでサービスを開始している。

■コマツ <6301>  2,387円  +13 円 (+0.6%)  本日終値
 コマツ<6301>が下げ渋りプラス圏に切り返した。中国が米国に対し報復関税措置を発動し、米中両国の対立が一段と強まり、再び貿易戦争勃発の様相をみせている。これを嫌気して、建機セクターなど中国関連株には逆風が強いが、目先的には売り飽き気分も出ている。きょうは中国・上海株市場が朝方に下値を試した後下げ渋る動きをみせており、これを横目に両銘柄とも空売り筋の買い戻しが株価に浮揚力を与えている。

■アンジェス <4563>  688円  -150 円 (-17.9%) ストップ安   本日終値
 アンジェス<4563>がストップ安。前引け後、重傷虚血肢を対象とした遺伝子治療用製品の販売開始を延期すると発表しており、これが嫌気された。同製品は、田辺三菱製薬<4508>が販売を担当する。アンジェスによると、販売開始に向けて対応を進めてきたが、準備に時間を要していることから販売開始を延期することになったという。なお、19年12月期業績への影響は現在精査中としている。

■エスケーエレ <6677>  1,977円  +400 円 (+25.4%) ストップ高   本日終値
 エスケーエレクトロニクス <6677> [JQ]がストップ高。13日大引け後、19年9月期の連結経常利益を従来予想の47億円→57億円に21.3%上方修正。増益率が2.3%増→24.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料視された。中国向け第10.5世代と第11世代用フォトマスクの販売が想定より伸びることが寄与。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の17円→30円(前期は17円)に大幅増額修正したことも評価材料となった。

■総医研ホールディングス <2385>  633円  +100 円 (+18.8%) ストップ高   本日終値
 総医研ホールディングス <2385> [東証M]がストップ高。13日大引け後に発表した19年6月期第3四半期累計(18年7月-19年3月)の連結経常利益が前年同期比99.4%増の6.4億円に拡大して着地したことが買い材料視された。顔用マッサージ化粧品やクリームマスクを中心に越境EC関連商品の販売が伸びたことが寄与。機能性素材開発事業でラクトフェリン原料の販売価格が上昇したことなども大幅増益に貢献した。併せて、通期の同利益を従来予想の6億円→8億円に33.3%上方修正。増益率が76.5%増→2.4倍に拡大する見通しとなった。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の2円→4円(前期は2円)に大幅増額修正したことも支援材料となった。

●ストップ高銘柄
 グッドスピード <7676>  2,148円  +400 円 (+22.9%) ストップ高   本日終値
 淺沼組 <1852>  3,330円  +500 円 (+17.7%) ストップ高   本日終値
 ニチリョク <7578>  1,021円  +150 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値
 など、9銘柄

●ストップ安銘柄
 ビリングシステム <3623>  2,440円  -700 円 (-22.3%) ストップ安   本日終値
 ミズホメディー <4595>  1,862円  -500 円 (-21.2%) ストップ安   本日終値
 ロジザード <4391>  2,258円  -500 円 (-18.1%) ストップ安   本日終値
 ダブルスタンダード <3925>  4,560円  -1,000 円 (-18.0%) ストップ安   本日終値
 オロ <3983>  5,470円  -1,000 円 (-15.5%) ストップ安   本日終値
 など、7銘柄

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