【市況】東京株式(前引け)=大幅続落、円高とアジア株安が下げを助長
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京市場は前日の米株急落を引き継ぎリスク回避の売り圧力が強まった。日経平均は朝方に大きく水準を切り下げてスタートした後も安値圏で売り物をこなす展開に終始し、前場中ごろには380円安近くまで下げ幅を広げる場面があった。米中摩擦への懸念から機関投資家が買いポジションを減らす動きが観測され、中国・上海株をはじめアジア株市場が総じて軟調に推移していることもあって押し目買いの動きは限定的だった。外国為替市場では1ドル=110円を下回る水準まで円高が進み、主力輸出株中心に買い手控え感を助長している。
個別ではトヨタ自動車<7203>が安く、武田薬品工業<4502>も売られた。コマツ<6301>、キーエンス<6861>が値を下げ、SUMCO<3436>も下落。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も下値を探った。ニチアス<5393>、スミダコーポレーション<6817>は大幅安。半面、ZOZO<3092>が大商いのなか上値追い。東海カーボン<5301>もしっかり。いであ<9768>は一時ストップ高に買われる人気となった。シュッピン<3179>も活況高。イーブックイニシアティブジャパン<3658>、シグマクシス<6088>が値を飛ばし、アイフル<8515>も物色人気に。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)