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【材料】<動意株・5日>(大引け)=シーズメン、エムビーエス、インパクトなど

シーズメン <日足> 「株探」多機能チャートより
 シーズメン<3083>=ストップ高。同社は4日の取引終了後、19年2月期から単独決算に移行するのに伴い業績見込みを発表しており、売上高38億1100万円(前の期比9.9%減)、営業利益2100万円(前の期2億5600万円の赤字)と営業損益が黒字転換見込みであることが好感されている。子会社の異動によりピートが連結から外れたことで売上高の規模は縮小したものの、既存店売上高が前の期比6.7%増となったことに加えて、不採算店舗撤退などによるコスト削減効果も寄与した。

 エムビーエス<1401>=一時ストップ高。同社は4日の取引終了後、特許を出願していた「コンクリートのコーティング構造、および、コンクリート表面のコーティング方法」について特許査定を受けたと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。同特許は、コンクリートのコーティング構造及びコンクリート表面のコーティング方法に関するもの。塗布された建造物のコンクリート部分の表面を外部から目視で観察可能であるほか、コンクリート部分に割れや変形が生じた際には、該当する部分に位置するマイクロカプセルから漏出した蛍光物質が励起光照射を受けて発光し、破断箇所が示されることから、コンクリート構造物の点検を目視で容易に行うことが可能となるという。なお、同件による19年5月期業績への影響はないとしている。

 インパクト<6067>=後場上げ幅を拡大。同社はこの日正午ごろ、市場環境分析や企業イメージ調査などを手掛けるRJCリサーチ(東京都新宿区)の全株式を4月17日付で取得し、子会社化することで基本合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。今回の株式取得は、RJCリサーチの提供する付加価値の高いサービスとインパクトグループの持つノウハウや経営資源を合わせることで、顧客へのサービスの向上及び両社の更なる発展を目指すのが狙い。取得価額は3億2000万円。なお、業績への影響は軽微としている。

 アダストリア<2685>=続急伸。同社は4日取引終了後、20年2月期の連結業績予想を発表、売上高は2250億円(前期比1.0%増)と小幅ながら増収を確保するとともに、営業利益は100億円(同39.1%増)、最終利益は60億円(同54.2%増)と大幅な伸びを見込んでいる。女性向け中心のカジュアル衣料を展開するが、商品ラインアップの見直しや不採算店舗閉鎖などによる効果が発現し、利益率が向上する見通し。これを評価する形で投資資金が流入した。なお、19年2月期連結決算は売上高2226億6400万円(前の期比0.1%減)とほぼ横ばいながら、営業利益は71億9000万円(同43.7%増)、最終利益38億9000万円(同4.5倍)と急回復した。

 レノバ<9519>=一時ストップ高。同社は4日の取引終了後、集計中の19年3月期連結業績について、売上高が136億円から140億円(前の期比19.3%増)へ、営業利益が43億円から50億円(同35.9%増)へ、純利益が13億5000万円から16億5000万円(同2.1倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。徳島津田バイオマス発電事業に出資参画をする共同スポンサーからの事業開発報酬の金額が、予想金額を上回ったことが要因。また、再生可能エネルギー発電事業における発電所も想定外の停止や事故などがなく、発電量が順調に推移したことも寄与した。

 ヒト・コミュニケーションズ・ホールディングス<4433>=一時ストップ高。同社は4日取引終了後、19年8月期の第2四半期(18年9月~19年2月)連結利益予想の増額修正と増配を発表したことが好感された。営業利益は14億7700万円から16億1300万円(前年同期比10.7%増)へ、最終利益は8億4400万円から9億円(同18.4%増)へ修正した。電子商取引(EC)やテレビ通販に絡むEC・TC支援事業で、受託するECサイトの販売実績が好調に推移した。また、経費の効率的な運用もあり、利益は従来予想を上回った。19年8月通期の業績予想は据え置いている。また、新たに持ち株会社化記念配当1円50銭を期末に実施。今期の年間配当は18円50銭(前期比3円50銭増)とすることも明らかにした。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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