【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):DWTI、免疫生物研、トランシティ
DWセラピ研 <日足> 「株探」多機能チャートより
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>が急伸。27日の取引終了後、同社が創製した「K-115」(国内製品名:グラナテック点眼液)について、緑内障・高眼圧症を適応症として韓国での輸入薬許可(日本における製造販売承認に相当)を取得したと発表しており、これを好感した買いが入った。同剤は、ライセンスアウト先の興和(名古屋市中区)が14年12月から国内販売を開始しているが、海外販売に向けた検討がなされ、17年12月に興和が韓国で申請していた。今回の輸入許可取得により、同剤が韓国で販売開始されると、DWTIは興和から契約に基づく実施料を受け取ることになる。なお、同件に伴うマイルストーン受領の予定はなく、19年12月期業績予想の変更はないとしている。
■免疫生物研究所 <4570> 801円 +24 円 (+3.1%) 本日終値
免疫生物研究所<4570>が大幅高。同社は27日取引終了後、抗HIV抗体医薬品を共同研究しているCURED(横浜市)が実施する第三者割当増資を引き受けることを発表。これにより、CUREDは同社の持ち分法適用関連会社となる。強固なパートナーシップのもと、業容拡大効果に期待した買いを誘導している。
■日本トランスシティ <9310> 444円 +7 円 (+1.6%) 本日終値
倉庫大手の日本トランスシティ <9310> が高い。27日大引け後、株主優待制度を新設しており、株主還元の拡充を好感する買いが向かった。毎年3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、グループ取扱商品(ポークハム・飛騨牛ハンバーグセット、飛騨牛ビーフカレーセット、飛騨牛ビーフカレー・ビーフシチューセット、三鈴カントリー倶楽部のゴルフプレー優待券(5000円)のいずれか1つ)を贈呈する。優待制度は19年3月末の対象株主から開始する。
■日本アンテナ <6930> 1,325円 +20 円 (+1.5%) 本日終値
日本アンテナ<6930>など4K・8K放送関連銘柄に買いが流入。4K・8K放送が開始されちょうど3カ月が経過、家電量販店各社では4Kテレビの売り上げが昨年12月以降、好調な伸びを示していることが伝わっている。4Kテレビの価格低下もあって、今後は一段と売れ行きが増すことが予想されており、同テーマに絡む銘柄群にマーケットの視線が高まっている。日本アンテナは放送用アンテナのトップメーカーで特需をとらえている。また、平河ヒューテックはこれから普及が見込まれる8Kの大容量の情報に対応できる性能を有した超高速ケーブルを開発済みで、今後に期待が大きい。
■nms <2162> 509円 +7 円 (+1.4%) 本日終値
nmsホールディングス<2162>が8連騰と上げ足加速、25日と27日に続ききょうもマドを開けて買われる展開で水準を急速に切り上げている。株式市場では4月から施行される「働き方改革法案」や「改正出入国管理法」などを前に人材サービス関連会社に注目が集まっている。そのなか、外国人実習生の管理受託業務に注力する同社は、今後の業容拡大に対する期待が大きい。また、ソニーの米法人のメキシコ事業などを譲受したEMS事業は車載分野が牽引役となって収益拡大に貢献する見通し。新中期3カ年経営計画として22年3月期に営業利益40億円(今期予想は5億2000万円)を掲げている。
■片倉コープアグリ <4031> 1,212円 +55 円 (+4.8%) 本日終値
28日に発表した「片倉コープ、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
⇒⇒片倉コープアグリの会社開示情報を見る
■シイエム・シイ <2185> 1,969円 +58 円 (+3.0%) 本日終値
27日に発表した「マニュアル作成支援企業と資本提携」が買い材料。
マニュアル作成支援ASPサービスを手掛けるフィット(非上場)と資本業務提携。
●ストップ高銘柄
東洋合成工業 <4970> 1,463円 +300 円 (+25.8%) ストップ高 本日終値
山大 <7426> 950円 +150 円 (+18.8%) ストップ高 本日終値
霞ヶ関キャピタル <3498> 4,465円 +700 円 (+18.6%) ストップ高 本日終値
エムティジェネックス <9820> 9,600円 +1,500 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
サンユウ <5697> 526円 +80 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
など、9銘柄
●ストップ安銘柄
エンビプロ <5698> 775円 -150 円 (-16.2%) ストップ安 本日終値
など、1銘柄
株探ニュース