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【市況】日経平均寄与度ランキング(前引け)~3日ぶりの大幅反発、ファーストリテとファナックで約91円押し上げ

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

18日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり214銘柄、値下がり8銘柄、変わらず3銘柄となった。

日経平均は大幅反発。372.53円高の21273.16円(出来高概算6億3000万株)で前場の取引を終えた。米中政府は15日、北京で行っていた閣僚級貿易協議を終え、今週ワシントンで通商協議を再開する方針を明らかにした。米中通商協議の継続が決定したことを受けて、15日の米国市場はNYダウが443ドル高と大幅に上昇。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は21210円と21000円を再び突破してきており、これにサヤ寄せする格好から、主力大型株中心にギャップアップでのスタートとなった。21200円を回復して始まった日経平均は、その後やや上げ幅を縮める局面もみられたが、前引けにかけて強含む格好となり、一時21292.06円まで上げ幅を拡大させている。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約91円押し上げた。米中通商協議の継続を背景として、ファナックなど中国関連の一角には物色が見られている。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは昭和シェル<5002>で5.55%高、同2位はブリヂストン<5108>で5.27%高だった。供給過剰懸念が後退したことなどを背景に、昭和シェルの他、出光興産<5019>、JXTG<5020>、コスモエネHD<5021>など石油関連の銘柄が全般強い値動きとなった。ブリヂストンは、発行済み株式数の7.6%に当たる5700万株、2000億円を上限とする自社株買いを発表しており、需給インパクトへの期待感が先行。

一方、値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はオリンパス<7733>となり、2銘柄で日経平均を約8円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはオリンパスで1.44%安、同2位は太陽誘電<6976>で1.21%安だった。


*11:30現在

日経平均株価  21273.16(+372.53)

値上がり銘柄数 214(寄与度+381.55)
値下がり銘柄数  8(寄与度-9.02)
変わらず銘柄数  3

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 50670 1950 +72.21
<6954> ファナック 19340 500 +18.52
<8028> ユニファミマ 12720 440 +16.29
<4543> テルモ 6709 137 +10.15
<4523> エーザイ 8809 263 +9.74
<5108> ブリヂストン 4416 221 +8.18
<6762> TDK 8850 220 +8.15
<6971> 京セラ 6250 110 +8.15
<6098> リクルートHD 2958.5 66.5 +7.39
<2801> キッコーマン 5480 190 +7.04
<4021> 日産化学 5570 180 +6.67
<9735> セコム 9302 171 +6.33
<6506> 安川電 3240 160 +5.93
<6367> ダイキン 12120 155 +5.74
<4507> 塩野義 6985 136 +5.04
<6988> 日東電 5990 127 +4.70
<6305> 日立建 2880 126 +4.67
<7269> スズキ 5751 122 +4.52
<4911> 資生堂 7233 122 +4.52
<4324> 電通 4830 105 +3.89

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 10285 -45 -5.00
<7733> オリンパス 4780 -70 -2.59
<6976> 太陽誘電 2373 -29 -1.07
<6758> ソニー 5041 -5 -0.19
<6326> クボタ 1536.5 -2 -0.07
<7762> シチズン時計 626 -1 -0.04
<9531> 東ガス 2990 -5 -0.04
<2768> 双日 417 -5 -0.02

《CN》

 提供:フィスコ

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