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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:GMO-PG、国際石開帝石、ソフトバンクG

SBG <日足> 「株探」多機能チャートより
■GMO-PG <3769>  6,460円  +800 円 (+14.1%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位
 GMOペイメントゲートウェイ <3769> が続急騰。12日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の連結税引き前利益が前年同期比22.0%増の19.3億円に伸びて着地したことが買い材料視された。EC(電子商取引)市場の拡大を背景に、主力のカード決済代行が拡大したうえ、後払い型の決済サービスの取扱高も大きく伸び、35.2%の大幅増収を達成した。併せて、三井住友カードと次世代決済プラットフォーム事業で連携し、柔軟性・拡張性に優れた「ワンストップペイメントサービス」を共同で開発することを明らかにした。Visaを加えた3社で事業者向け次世代決済プラットフォーム事業の構築を目指す。

■イーレックス <9517>  796円  +93 円 (+13.2%)  11:30現在  東証1部 上昇率5位
 12日に決算を発表。「10-12月期(3Q)経常は15%増益」が好感された。
 イーレックス <9517> が2月12日大引け後(15:30)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比17.6%減の25.4億円に減り、通期計画の39.6億円に対する進捗率は64.3%にとどまり、4年平均の66.5%も下回った。
  ⇒⇒イーレックスの詳しい業績推移表を見る

■国際石油開発帝石 <1605>  1,134円  +130.5 円 (+13.0%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位
 国際石油開発帝石<1605>が急騰。同社は12日の取引終了後、19年3月期連結業績の修正を発表し、最終利益を従来予想の600億円から820億円(前期比2倍)に上方修正した。オーストラリアの液化天然ガス事業である「イクシスLNGプロジェクト」の生産が好調に推移したことが利益に貢献した。市場からは、この業績修正を「ポジティブ」と評価する見方が出ていた。

■大氣社 <1979>  3,160円  +358 円 (+12.8%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率7位
 大氣社 <1979> が一時ストップ高に買われた。12日大引け後に発表した19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益が前年同期比26.6%増の87.4億円に伸びて着地したことが買い材料視された。国内で産業向け空調工事などの完成工事高が増加し、環境システム事業の収益が拡大したことが寄与。通期計画の130億円に対する進捗率は、5年平均の58.8%を上回る67.3%に達した。また、受注工事高は国内、海外ともに前年同期比2ケタ増加しており、先行きへの期待感も高まっているようだ。

■堀場製作所 <6856>  6,200円  +700 円 (+12.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率8位
 堀場製作所 <6856> が続急騰。12日大引け後に発表した18年12月期の連結経常利益は前の期比6.4%増の283億円で着地。続く19年12月期は前期比0.6%増の285億円と3期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。今期は半導体製造装置向け機器が落ち込む一方、エンジン排ガス測定装置や医用・科学システム機器の販売が増加し、3.5%の増収を見込む。また、前期に発生した米国での一時的な費用や独社の買収費用がなくなる。併せて、前期の年間配当を120円→145円に増額したことも支援材料となった。今期配当は前期の記念配当20円を落とし、普通配当130円にする方針とした。

■JUKI <6440>  1,295円  +136 円 (+11.7%)  11:30現在
 JUKI<6440>が続急騰。12日の取引終了後に発表した18年12月期連結決算が、売上高1120億6400万円(前の期比8.1%増)、営業利益91億4800万円(同12.1%増)、純利益66億4000万円(同17.7%増)となり、従来予想の営業利益76億円を大きく上回って着地したことが好感されている。産業装置分野での事業領域拡大により、非マウンタ製品の売り上げが増加した効果に加えて、為替が想定レートより円安で推移したことなどで粗利益率が改善したことが売上高・利益を押し上げた。なお19年12月期予想は、想定為替レートを1ドル=105円として、売上高1140億円(前期比1.7%増)、営業利益73億円(同20.2%減)、純利益50億円(同24.7%減)を見込んでいる。

■GMOインターネット <9449>  1,762円  +175 円 (+11.0%)  11:30現在
 12日に発表した「2.17%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。
 発行済み株式数(自社株を除く)の2.17%にあたる250万株(金額で31億1000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月13日から12月30日まで。

■アンジェス <4563>  700円  +68 円 (+10.8%)  11:30現在
 アンジェス<4563>が急騰。12日の取引終了後、重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療薬について、イスラエルにおける独占的販売権許諾に関する基本合意書を現地企業のカマダ社と締結したと発表しており、これが好感されている。HGF遺伝子治療薬の開発は、昨年1月22日、厚生労働省に対し再生医療等製品の製造販売承認申請を行っており、現在当局による審査中となっている。今回の基本合意により、日本での製造販売承認取得及び同国内での承認獲得後にKamada社が重症虚血肢を対象としたHGF遺伝子治療薬を独占的に販売することになり、早ければ2020年の発売を見込んでいる。なお、今回の基本合意により、イスラエルにおいて薬事承認及び保険償還が承認された場合、アンジェスは一時金として最大125万ドルを受領することになるほか、発売後の累積売り上げ及び年間売り上げに応じた一時金として最大285万ドル及び製品供給による売り上げを得ることになる。

■OBARA GROUP <6877>  3,895円  +355 円 (+10.0%)  11:30現在
 OBARA GROUP <6877> が続急騰。12日大引け後に発表した19年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益が前年同期比12.6%増の29.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。主力の自動車業界向け溶接機器事業は欧米における競合案件の影響で減益となったものの、平面研磨装置関連事業の収益拡大でカバーし、2ケタ増収増益を達成した。エレクトロニクス関連素材の設備投資需要が堅調に推移するなか、平面研磨装置や消耗品の販売が大きく伸びた。

■ジャストシステム <4686>  2,584円  +219 円 (+9.3%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「4-12月期(3Q累計)経常が50%増益で着地・10-12月期も100%増益」が好感された。
 ジャストシステム <4686> が2月12日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比49.6%増の62.8億円に拡大した。
  ⇒⇒ジャストシステムの詳しい業績推移表を見る

■東和薬品 <4553>  8,850円  +740 円 (+9.1%)  11:30現在
 東和薬品 <4553> が高い。12日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の122億円→163億円に33.6%上方修正。増益率が4.1%増→39.1%増に拡大し、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。ジェネリック医薬品における近年追補品の販売好調や医薬品卸の売上増加が収益を押し上げる。研究開発費や広告宣伝費など販管費が想定を下回ることも上振れの要因となる。業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の95円→107.5円(前期は95円)に増額修正したことも支援材料となった。同時に、3月末現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いも向かった。

■石原産業 <4028>  1,209円  +90 円 (+8.0%)  11:30現在
 石原産業 <4028> が続急伸。12日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の73億円→99億円に35.6%上方修正。従来の13.2%減益予想から一転して17.7%増益見通しとなったことが買い材料視された。今期業績の上方修正は昨年11月に続き、2回目。研究開発費が想定を下回ることが上振れの要因となる。直近の農薬登録取得に向けたスケジュールや大阪大学と共同開発する医薬品治験の進捗状況などを踏まえて関連費用の支出時期を見直した。前日終値ベースの予想PERが9.3倍→6.1倍に低下し、割安感が強まったことも支援材料となった。

■ソフトバンクグループ <9984>  10,915円  +655 円 (+6.4%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が商いを伴い大幅高、全体リスクオン相場を牽引している。売買代金は東証1部上場銘柄のなかで断トツ。今月6日に発表した18年4~12月決算は営業利益段階で前年同期比62%増と急拡大、デリバティブ取引による利益捻出だったとはいえ、保有する米エヌビディア株下落の影響が懸念されていたなかで、市場コンセンサスを大きく上回る好決算がサプライズとなった。さらに、6000億円を上限とする大規模な自社株買いを発表、これによる既存株主の株式価値向上や需給改善効果への期待も株高を後押ししている。信用取組は信用倍率4.17倍と買い残が多いものの、貸株調達に伴う空売りもかなりの水準入っていたことが想定され、2月7日にマドを開けて買われた後は踏み上げ的な上昇トレンドを描いている。

■MonotaRO <3064>  2,475円  +145 円 (+6.2%)  11:30現在
 MonotaRO<3064>が大幅続伸している。12日の取引終了後に発表した1月度の月次業績で、売上高が前年同月比30.5%増の93億9300万円となったことが好感されている。同社は、工場用間接資材のネット通販を展開しているが、1月度は新規顧客獲得数が5万7200アカウントとなり、前月比1400アカウント増と順調に積み上がったことが売上高を押し上げた。

■リリカラ <9827>  207円  +50 円 (+31.8%) ストップ高買い気配   11:30現在
 リリカラ <9827> [JQ]がストップ高買い気配。12日大引け後に発表した18年12月期の経常利益(非連結)は前の期比3.3倍の1.3億円で着地。続く19年12月期も前期比4.7倍の6.3億円に急拡大する見通しとなったことが買い材料視された。今期はインテリア事業で昨年9月に実施した値上げが浸透するほか、原価低減や業務効率の徹底的な見直しも寄与し、採算が大きく改善する。併せて、今期の年間配当は6円で、9期ぶりに復配する方針としたことも買いに拍車を掛けた。

■ヴィスコ <6698>  1,778円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   11:30現在
 ヴィスコ・テクノロジーズ <6698> [東証2]がストップ高。12日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の3億3000万円→4億7000万円に42.4%上方修正。従来の20.9%減益予想から一転して12.7%増益見通しとなったことが買い材料視された。中国で電子部品業界向けを中心に画像処理検査装置の販売が伸びることが寄与。利益率の高い海外売上比率が上昇することも上振れの要因となる。

■アピックヤマダ <6300>  538円  +80 円 (+17.5%) ストップ高買い気配   11:30現在
 アピックヤマダ<6300>は値幅制限上限となる80円高の538円で張りついている。同社は金型技術に強みを持つ半導体製造装置メーカーだが、前日取引終了後、同じく半導体製造装置メーカーでボンディング装置専業の新川<6274>が、同社株に対しTOB(株式公開買い付け)を実施し、完全子会社化を目指すことを発表した。TOB価格は570円で株価はこの水準にサヤ寄せする展開。なお、きょうは新川も業容拡大期待からストップ高となっている。

●ストップ高銘柄
 新川 <6274>  453円  +80 円 (+21.5%) ストップ高   11:30現在
 ソフトマックス <3671>  1,753円  +300 円 (+20.6%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 レオパレス21 <8848>  255円  -80 円 (-23.9%) ストップ安   11:30現在
 ワールドHD <2429>  2,287円  -500 円 (-17.9%) ストップ安   11:30現在
 MTG <7806>  3,530円  -700 円 (-16.6%) ストップ安   11:30現在
 以上、3銘柄

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