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【通貨】英ポンド週間見通し:弱含みか、ブレグジット修正案否決の可能性も


■弱含み、合意なしのEU離脱の可能性が再浮上

先週のポンド・円は弱含み。英国は欧州連合(EU)から合意なしの離脱を選択するとの見方が再び広がり、ポンド売りが一時優勢となった。しかしながら、カーニー英国中央銀行総裁は、「市場は利上げないシナリオに備えるべきではない」と述べたことから、将来的な金利引き上げの可能性が高まり、リスク回避のポンド売りは縮小した。取引レンジ:141円13銭-144円18銭。

■弱含みか、ブレグジット修正案否決の可能性も

今週のポンド・円は弱含みか。3月29日の欧州連合(EU)からの離脱に向け、メイ英首相は14日に予定される修正案の議会採決を踏まえ政府の方針を決定する見通し。焦点となっている英領北アイルランドの国境問題で解決策が議会に受け入れられない場合、合意なき離脱への警戒感は一層高まり、ポンド売り材料となる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・11日:10-12月期国内総生産(前年比予想:+1.4%)
・11日:12月商品貿易収支(予想:-118億ポンド)
・11日:12月鉱工業生産(前月比予想:+0.3%)

予想レンジ:139円00銭-144円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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